硫黄岳ウォーキング(最終回)

堰堤広場(1,940m)~美濃戸山荘(1,720m)~美濃戸口(1,490m)

【堰堤広場 12:20発】
 堰堤広場からは砂利道の林道歩きとなった。
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 車を数台見たので、ここまで車で入れれば楽だが・・・、と考えながら味気ない林道歩きを続けた。(林道にはこの先にゲートが有ったので、この車両は許可を得て入っていたのだろう。)
 道脇に赤い実を見つけた。ゴゼンタチバナの赤い実だった。本シリーズ(その4)で綴ったものは1個しか付いていなかったが、ここで見つけたものには4個も生っていた。
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 続けてフジアザミキバナヤマオダマキと現れて味気ない林道歩きにも楽しさが加わってくれた。
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 一部の葉が白化したマタタビの株を見つけた。近づいて見ると実が生っていた。マタタビの実は初めて見た。
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【美濃戸山荘 13:00着】
 林道を左に曲がると赤い屋根の美濃戸山荘が見えて来た。
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 ここは赤岳へ登る2つのルートの分岐点で、左へ進むと今まで降りてきた柳川北沢ルートであり、右へ進むと柳川南沢ルートになる。
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 足の筋肉が攣りそうになったので薬の塗布を兼ねて暫し休憩を取った。足が落ち着いたところで目の前の草が茂っている花壇を覗き込むと、初めての花が咲いていた。オオビランジだった。
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<オオビランジ(大ビランジ)>
  ナデシコ科、マンテマ属
<特徴>
  多年草、山地の崖や砂礫地に生える
  花は2出集散花序でややまばらに付く
  花径2~3cm、花弁は紅紫色
  葉は披針形~広披針形で長さ1.5~6cm、葉柄はない
  草丈20~60cm、茎は直立するか、垂れ下がる

 美ヶ原でも見た、花弁をクルリとカールさせたクサボタンも咲いていた。
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【美濃戸山荘 13:10発】
 足の筋肉も落ち着いたので美濃戸山荘を出発した。柳川を渡るとゲートがあり、赤岳山荘とやまのこ村の2つの山小屋が続けて現れた。
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 どちらの小屋にも大きな駐車場(各70台駐車可)が有り、かなり駐車していた。ここまで降りてくる途中で多くの登山者に三々五々すれ違ったが、ここに駐車して登山していたと納得した。

 車道歩きが続いた。道の両脇にはススキの穂が綺麗に出始めていた。
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 沢沿いの岸辺に赤い実が沢山生っていた。瓢箪の様に2個の実がくっついているのでヒョウタンボクの赤い実だった。この実は何度か見ているが春に咲く花は見たことが無い。
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<ヒョウタンボク(瓢箪木)>
  スイカズラ科、スイカズラ属
<特徴>
  落葉低木、山地に生える
  4~5月頃葉脇に白い5裂した花を二つ咲かせる
  花径15mm程度、花色は白から黄色に変わる
  実は液果で夏に赤く熟し瓢箪状になる、実は有毒
  葉は対生し表面は光沢がない、楕円で長さ5cm程度
  樹高2mまで

 ヒョウタンボクの下にネジバナの様な花が咲いていた。
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 ネジバナの別名モジズリを名前に付けたミヤマモジズリだった。
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<ミヤマモジズリ (深山文字摺)>
  ラン科、ミヤマモジズリ属
  名前の由来:深山に生えるモジズリ(ネジバナの別名)
<特徴>
  多年草、深山や亜高山の草地や林縁などに生える
  草丈は10~20cm、茎は稜が目立ち、基部に2枚の葉が付く
  7~8月に淡紅紫色の花が、螺旋状に多数咲く


【美濃戸口 14:00着】
 本沢温泉をAM6時30分にスタートした硫黄岳横断は、ほぼ予定通りのPM2時に美濃戸口の登山口へ無事到着した。
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 美濃戸口バス停の前の八ヶ岳山荘でバスを待つ間に生ビールで乾杯した。何とも美味かった。
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 帰りのJR中央線・小淵沢駅付近で車窓から見えた八ヶ岳に、この日の無事の登山を感謝しながら、また満足感に浸りながら沼津への帰途についた。
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