ダルマ夕日

夕焼けショーのクライマックス

 今日は少し日にちが経過してしまったが、昨年の12月29日に沼津市の千本浜海岸で見る事が出来たダルマ夕日を綴る。ダルマ夕日とは11月から2月ごろ、夕日が海に没する時に見られる蜃気楼現象だ。先ずは、そのダルマ夕日の姿を見てもらおう。

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 ダルマ夕日は、気温が低く大気と海水の温度差が大きい日に現れる。太陽が水平線上に沈みかけた時、海面から上がる水蒸気の層を通る光が屈折してもう一つの太陽が海面に映し出され、二つの太陽が接すると、まるで海から「だるま」が顔をのぞかせているように見えることから「だるま夕日」と呼ばれている。
 だるまはやがてお椀を伏せたような形となり、あっという間に水平線に隠れてしまう。わずか数十秒間のドラマだ。

 この日は晴天で、風もなく夕暮れ時に千本浜海岸の防潮堤から見た駿河湾は、水平線には雲が無く上空には適度の雲が配置されていてダルマ夕日には絶好の舞台だった。その中でこの日の夕焼けショーは既に始まっていた。
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                     (16:31 撮影)

 ズームで夕日を覗いてみると、今にも海中に沈む所だった。黒く写っている海の上に見えるものは夕日の前を通過して行く漁船で、これから始まる夕焼けショーのクライマックスドラマの幕を引いている様だった。
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                     (16:36 撮影)

 上画像から20秒後に、海面に蜃気楼の太陽が映り始めてクライマックスドラマが始まった。
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                     (16:37 撮影)

 空の太陽が下がるに連れて、海面からも蜃気楼の太陽が立ち上がって来た。
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                     (16:37 撮影)

 そして蜃気楼の太陽が出始めてから25秒後に上下の太陽が接触してダルマ夕日がスタートした。
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                     (16:37 撮影)

 ダルマ夕日がスタートして10秒後、ダルマの首が太くなってきた。この段階がダルマ夕日として一番形の良いものと考えて、下の画像を今日のTOP画像に飾った。
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                     (16:37 撮影)

 ダルマ夕日がスタートして30秒後には、空の太陽は海中へ没し始めたと思われる。首のくびれが減って、蜃気楼の太陽はドーナツ状になり、全体として引っくり返した瓶の様になり、ダルマ夕日とは言い難くなってきた。
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                     (16:38 撮影)

 ダルマ夕日がスタートして60秒後には、首のくびれは更に無くなった。
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                     (16:38 撮影)

 ダルマ夕日がスタートして90秒後に首のくびれが無くなってお椀を伏せた様な形に変わった。この段階ではダルマ夕日とは言えない。ダルマ夕日の終わりを告げるかの様に、漁船が通り過ぎた。
 この後もクライマックスドラマの後半が進んで行った。
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                     (16:38 撮影)

 この後、太陽は鏡餅の様な半円になり、
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                     (16:39 撮影)

 海に浮かぶ大きなラクビーボールの様になり、
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                     (16:40 撮影)

 更に小さなラクビーボールに変わり、
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                     (16:40 撮影)

 最後は完全に海中へ没してこの日のクライマックスを飾るドラマが終了した。そして、海上を大きな船が終わりを告げる幕を引いているかの様に進んできた。
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                     (16:40 撮影)

 ダルマ夕日の観察と撮影は初めてであった。クライマックスドラマが終わって、防潮堤の上に座って、暫しその後も続いていた夕焼けショウーを満足感に浸って眺めていた。
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