茶臼山ウォーキング(前編)            

茶臼山登山口~茶臼山山頂

 1週間前の4月16日に甲府盆地の東縁にある茶臼山(ちゃうすやま)へ行って来た。山の案内にある春はピンクの絨毯の彼方に南アルプスが望めるとの謳い文句に誘われたのだった。
 今年の桃の花は早いとの情報もあったが、山麓近くのピンクの絨毯は望めるかなと、かすかな期待を持って出かけたのだが、車の中で見た茶臼山麓の桃の花は峠を越えていた。今回の最大の目的はもろくも崩れ去ってしまった。
 林道を車で登山口の有る水分(みずわけ)集落まで登り下車すると、小川の向に満開の桃畑が見えた。 
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 ピンクの絨毯には遠く及ばないがピンクの帯ぐらいはカメラに納められたので、今回の目的は最小限叶えられたと考える事とした。

【茶臼山登山口 9:40発】
 気持を取り直して登山に取りかかった。
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 登山道はいきなり急斜面の中の道だった。斜面をジグザクに進むのでまだ楽だった。
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 歩きながら左右を見て行くとタチツボスミレが沢山咲いていた。
 暫くしてピンク色のスミレを発見した。夜明けの空の色・曙色に譬えられたアケボノスミレ(曙菫)だ。このアケボノスミレは葉が出る前に花が咲き、出たての葉は内側に丸まっている。
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 上右の画像はタチツボスミレと並んで咲いている所を撮影した。タチツボスミレには緑の葉が沢山生えているが、アケボノスミレには葉が見えていない。

<アケボノスミレ(曙菫)>
  スミレ科、スミレ属
  名前の由来:夜明けの空の色を曙色に譬えた
<特徴>
  草丈5~10cmの多年草
  花は直径2~2.5cmと大きく、紅紫色で濃淡あり
  花の白いものもある
  葉は長さ3~4cmの先が尖った心形
  葉が出る前に花が咲き、出たての葉は内側に丸まっている

 小さな木にピンクの可愛い花が吊る下がっていた。陣馬山で見たウグイスカグラの花だ。
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 黄色の小さな花が枝先きに一塊になって咲いている。ダンコウバイ(檀香梅)の花だ。
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 クスノキ科で早春に黄色の花を咲かせる仲間にクロモジやアブラチャンが有る。クロモジは花と葉が同時に展開するが、ダンコウバイとアブラチャンは葉の展開前に散状花序を出すので区別できる。更に、アブラチャンの花序には花柄が有るが,ダンコウバイには花柄がないので区別できる。

<ダンコウバイ(檀香梅)>
  クスノキ科、クロモジ属  
<特徴>
  3mまでの株立落葉低木、雌雄異株
  早春(3~4月頃)に咲く
  葉の展開前に散状花序を出し、大きさは1.5cm位
  茎を折ると楠類の良い香りがする
  ダンコウバイの花序には花柄がない
  葉は楕円形で葉先が浅く三つに割れるが割れない葉も混在する
  実は秋に黒く熟す、秋は黄葉する   

 モミジイチゴの白い花も咲いていた。
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 モミジイチゴに似ているが花弁が少し細いキイチゴを見つけたので一応撮影しておいた。帰宅して調べるとニガイチゴ(苦苺)だった。上のモミジイチゴは花を下向きに付けるが、ニガイチゴは花を上向きに付けるので区別できる。
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<ニガイチゴ(苦苺)>
  バラ科、キイチゴ属
  名前の由来:果実は赤く美味しそうに見えるが、種子を噛むと苦い
<特徴>
  樹高1~2mの落葉低木
  よく枝分かれして棘が多い。 
  葉は単葉で互生、枝につける葉身は広卵形で葉縁は浅く3裂する
  直径2~2.5cmの白い花を上向きに普通1個開く 
  果実は球形で直径1cmほど、赤く熟す

 急斜面の道から平坦の明るい尾根道に出た。
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 暫く尾根道を進むと左側に雑木林越しにミツバツツジが群生していた。
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 小さな作業小屋が有ったが現在は使用されていない様だった。
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 【茶臼山山頂 11:04到着】
 山の案内には山頂から少し下った所に展望の良い場所があると記されていたので気にしながら歩いていたが山頂(標高 948m)に着いてしまった。
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 山頂は樹木に囲まれて展望が無いので昼食を取る為にも、又ピンクの絨毯の跡でも見ようと展望の良い所まで戻る事とした。しかし、ミツバツツジの咲いていた所まで戻ってみたが、やはり見晴が良い場所は無かった。山の案内を見直すと、視界が一気に開ける伐採地とある。どうも伐採した後に植林した木々が成長して眺望が得られなくなったと推測した。
 山頂に戻り、大龍王の石碑を撮影してから、次の茶臼平へ向った。昼食は茶臼平で取る事とした。
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 明日に続く。

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