香貫山の植物  キンギンナスビ   

<キンギンナスビの実>

 香貫山の登山道脇にハッとする赤い実が生っていた。この時期に赤い実を付けた植物は未だ、あまり見かけない。何の実かな・・・?
 名前は大分後で判明したのだが、ナス科のキンギンナスビ(金銀茄子)だった。
画像
                   (キンギンナスビの熟した実)

 隣には緑色の筋の入った実も生っていた。小さな、小さなスイカの様だった。花は咲いていず、実の撮影のみをして置いた。
画像
                    (キンギンナスビの若い実)

 実からでは植物の名前を調べるのは難しい。この実が何であるのか解らずに数日が過ぎた。

<キンギンナスビの花>
 実を撮影してから6日後に、この実を撮影した株の枝先に白い花が咲いていた。ナス科の花に似ている。
画像
                   (ナス科の花の特徴をしている)

 葉や茎に沢山の棘が生えている。棘が多いのは、本日の番外編に綴ったワルナスビに良く似ている。しかし、ワルナスビの様な薄紫の花ではなく白色だ。ナス科で調べても名前が解らなかった。ワルナスビに似ているので、仮に「オオワルナスビ」と命名しておいた。
画像
                  (ワルナスビに似て葉や茎に棘がある)

 ワルナスビに付いて色々調べて行くうちに、類似品種としてキンギンナスビの名前が有り、それを調べてやっと名前が判明したのだった。
 名前の由来は「実は初めは白色で緑の筋があり、熟して赤くなる」からキンギンナスビとある。スイカズラ(吸葛)の別名がキンギンカ(金銀花)で、この由来は「初め白色の花がだんだんと黄色くなるので金色と銀色の花が混じって咲くように見える」であった。これに習ったのであろうが、キンギンナスビの場合は少し誇張気味かなと感じる。と言うのは、実の最初の色は白と言うよりは薄い緑色であり、熟した時の色は黄色と言うよりは朱色だからだ。むしろトマトの実の色の変化に似ている。

<キンギンナスビ(金銀茄子)>
  ナス科、ナス属
  名前の由来:未熟の果実は白色、熟れると黄赤色になる
<特徴>
  南アメリカ原産の多年草
  草丈は80cm程度、茎や葉脈上に鋭い刺がある
  葉は長さ15cm程度の卵形で羽状に中裂する
  春~夏に開花
  
《番外編》 ワルナスビ
 7月上旬に沼津御用邸を訪れた時、御用邸近くの松林で薄紫の花を見つけた。花を見ただけでナス科と解ったので、帰宅してナス科の花を調べたらワルナスビと容易に判定できた。
画像画像




                     (ワルナスビの花)

 そしてワルナスビの件はそのままになっていた。上の仮称オオワルナスビの名前を調べる為に、ワルナスビの花や実を調べ直していてキンギンナスビの名前が判別したのだが、ワルナスビの実を撮影していない事に気付いた。御用邸のハギの状況を調べる時にこの実も確認する事とした。
 現地で探してみると、どの株も枯れていて黄色の実だけが並んでいた。これがワルナスビの実だろうと考え撮影してきたものが以下の画像だ。
画像
                        (ワルナスビの実)

 今日は都合によりウォーキングは中止。

"香貫山の植物  キンギンナスビ   " へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント