香貫山の植物  ネズミモチとトウネズミモチ     

 今、香貫山の登山道は芳香に包まれている。イボタノキが終わってネズミモチ(鼠黐)が咲き始めたのだ。香貫山の登山道にはネズミモチの木が多く有る。その中でも、展望台の下には白い花を一杯付けた大きな木が並んでいる為一番強い香が漂っている。
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           (芳香を放っている展望台下のトウネズミモチ)

 資料でネズミモチを調べると、良く似ている中国原産のトウネズミモチ(唐鼠黐)も有ると言う。判別の決め手は、葉の裏から透かして見て葉脈が透けて見えるものはトウネズミモチで透けて見えないものはネズミモチとある。
 早速上の画像の葉を調べると、葉脈が透けて見えるのでトウネズミモチだった。
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          (葉脈が透けているのでトウネズミモチ)

 参考にネズミモチの葉を透かして見ると、葉脈は透けて見えない。
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          (ネズミモチの葉は葉脈が透けて見えない)

 トウネズミモチの開花はネズミモチより1ヶ月程遅いとあるが今、両方咲いている?しかし、トウネズミモチにはまだ蕾の状態のものが多く有るので平均的にはトウネズミモチの方が遅いのだろう。それにしても1ヶ月もの差は無いと思うが・・・?
 花や花序そして葉の大きさはトウネズミモチの方が大きいとあるが、個体差も有って判定に悩む。開花状態がほぼ同じ様な木からそれぞれ一花序づつを失礼してきて、並べて写真を撮った。
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          (左がネズミモチ、右がトウネズミモチの花序)

 花序も葉もほぼ同じ大きさに見える。花序を拡大して撮る。
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              (ネズミモチの花序)
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             (トウネズミモチの花序)

 花の大きさもほぼ同じ様だ。ネズミモチノ方が花弁がクルクルと丸く反り返っているのが多い様だが、どちらも咲き進むと花弁が丸く反リ返るので決め手ではない。
 次に、花を拡大して撮る。
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               (ネズミモチの花)
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              (トウネズミモチの花)

 ネズミモチノ方がオシベが長く花弁より出ている様に見える。しかし単独で見るとその差が解らない。やはり、判別の決め手は葉を裏から透かして見ることが一番簡単で確実だ。
 比較論ばかりになってしまったので最後にネズミモチの大きな木を載せる。この木は林の中にあり、風が通り抜けないのでこの木の周りには良い匂いが満ちている。
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              (大きなネズミモチの木)

 ネズミモチの名前の由来は果実がネズミのふんに似ていて葉がモチノキに似ているからだとある。トウネズミモチは唐から来たからトウが付く。いずれもモチと名がついているが「モチノキ科」ではなく「モクセイ科」だ。あのキンモクセイと同じ科なので良い匂いがするのが肯ける。イボタ属なのでイボタノキの匂いと同じだ。しかし残念ながら、キンモクセイのあの芳香には遠く及ばない。

        ---2007年10月2日のブログより転載開始---
《番外編》 ネズミモチの実とトウネズミモチの実
 ネズミモチとトウネズミモチに付いては6月4日に綴った。どちらの木にも緑の実が生って来た。以下にそれを載せる。
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                         (ネズミモチの実)
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                         (トウネズミモチの実)

 どちらも熟すと黒くなると資料に有る。継続して観察をする。
        ---2007年10月2日のブログより転載終了---
        ---2007年12月24日のブログより転載開始---

<ネズミモチの実とトウネズミモチの実>
 ネズミモチとトウネズミモチに付いては6月4日に綴った。又、緑色の実に付いては10月2日に綴り、それを6月4日に転載した。それぞれ共に黒く熟したので以下に載せる。
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              (ネズミモチの実  12月15日撮影)

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             (トウネズミモチの実  12月15日撮影)

 共に黒くて良く似ている。ネズミモチの方が表面に艶が無く、くすんでいる。
        ---2007年12月24日のブログより転載終了---

<ネズミモチ(鼠黐)>
  モクセイ科イボタノキ属
  別名:タマツバキ(珠椿),ネズミノフン(鼠の糞),ネズミノコマクラ(鼠の小枕)
  名前の由来:果実がネズミのふんに似ていて葉がモチノキに似ている

<特徴>
  6~7月頃開花
  新芽の先に円錐状の白い房花を咲かせる
  花房径は10cm位  花は4弁 花径6mm程度
  香りが良い  
  黒い8mm程度の楕円の実が多数なり、鼠のフンに似ている
  樹高8mまでの常緑の低中木
  
<トウネズミモチ(唐鼠黐)>
  モクセイ科、イボタノキ属

<特徴>
  中国原産の常緑小高木
  ネズミモチ(鼠黐)より葉も花序も全体の姿も大きい
  ネズミモチより 1 ヶ月ほど遅く花をつける
  一番の決め手は,トウネズミモチの葉は葉脈が透けて見える

 今日のウォーキングは香貫山で歩数は7,537歩。

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