乾徳山ウォーキング(最終回)

扇平(1,850m)~乾徳山山頂(2.031m)~道満尾根~乾徳山登山口バス停(830m)

【扇平 12:05発】
 扇平のススキの原から再び樹林帯に入る。登山道は大きな岩がゴロゴロした道になった。
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 次第に大きな岩の間を進むようになり、
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 巨大な岩が割れて細身の人がやっと通れる様な岩(割れ目の先は絶壁)を横目で見ながら進み、
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 V字形の岩場を進み、
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 絶壁の岩斜面をトラバースして進み、
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 第一の鎖が張られた岩場を登り、
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 狭い岩場の上に到達したら次は狭い岩の間を梯子で下り、
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                (上画像は梯子を下り終えてから撮影)
 再び大きなV字形岩場を進んで、
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 周囲が見通せる所に出た。しかし、ガスが掛かっていて下界も遠くの山々も見通せなかった。
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 岩場の隅にイソギクに似た黄色の花が咲いていた。調べると、新・花の百名山で乾徳山の花として選ばれているイワインチンだった。
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<イワインチン(岩茵陳)>
  キク科、キク属
  名前の由来:岩場に生える茵陳(ヨモギの漢名)
<特徴>
  多年草、高山の岩場に生える
  花期は8~9月、茎の上部に黄色の頭花を散房状に付ける
  頭花は径3~4mmで筒状花のみから構成される
  果実は蒴果となり、短毛が生える
  葉は密に互生し、葉身は羽状に深裂しヨモギに似ている
  裂片は線形になり、幅は1~1.5mm、葉の裏面は銀白色
  草丈は10~20cm

 横には白い野菊の(シロヨメナ(ヤマシロギク)も綺麗に咲いていた。
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 ガスが切れてくると岩の先に下界の森林が薄っすらと見えたが、それ以上には霧が晴れなかった。
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 そして、山頂への最後の岩場、第二の鎖の岩場の天狗岩に到着した。見た目にはほぼ垂直に切り立った絶壁に見えた。
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 我々の前には親子のグループが絶壁登りに取り掛かっている最中で、参考に暫し眺めていた。
 上の画像で赤いリュックは中学生の女の子で、続いて小学生の女の子が続き、男の子と父親が互いにロープで繋がって登って行った。岩の狭い割れ目に靴の先を入れて登るのが良さそうだと理解した。
 しかし、いざ登りにかかるとなかなか靴先を岩の割れ目に入れられない。悪戦苦闘して中間地点の鎖に掴らなくても立てる所に着いた。上を見上げるとまだまだ絶壁が続いていた。
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【乾徳山山頂 13:20着】
 何とか登り切ると巨岩の積み重なった狭い山頂だった。
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 山頂標識の横には小さな祠も祭られていた。
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 残念ながら360度の見晴らしが得られると聞いていたが、ガスが掛かっていて富士山を初めとする山々を見る事が出来なかった。
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 そんな中で、岩場の隅にホツツジが可愛いピンクの花を咲かせいて心慰めてくれた。
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【乾徳山山頂 13:30発】
 後から登ってくる登山者に狭い山頂を明け渡すため、そこそこに下山を開始した。帰りは鎖の岩場でなく、急な梯子の裏道を使って降りた。
 乾徳山名物の天狗岩を征服した達成感と満足感に浸りながら、しかし未だ危険な岩場が続くので緊張感の中で下山を続けた。

【道満尾根登山口 16:05着】
 扇平~国師ヶ原までは同じ道を下り、国師ヶ原からは道満尾根を下って道満尾根登山口に到着した。
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 道満尾根は植生林の中の急な登山道で見晴らしも、草花も無かったので省略する。
【乾徳山登山口バス停 16:20着】
 登山口からは車道を歩いてスタート地点の乾徳山登山口バス停まで戻って、この日の山行を無事終えた。

この記事へのコメント

2010年09月27日 13:08
富士山、ほかを見るのも一つの目的だったと思いますがガスに包まれて叶わなかったのですね。イワインチンなど残り少ない山野草に会えて良かったですね。これからの山行きは晴れれば富士山の新雪が見られて最高でしょうね。
2010年09月27日 23:39
岩又岩の山頂ですね、条件の良いときに一度渡来してみたくなりました。
寅太
2010年09月28日 08:45
これではもうウォーキングではありませんね。
霧が晴れていたら足が震えたことと思います。
それにしても険しい山ですね。
でも花を撮る余裕があります。
話は脱線しますが、このブログを運営しているNECですが、思わぬことを知りました。
新潟テレビ21で「河井継之助と外山脩造 志のリレー」を放映しました。
外山脩造は継之助の志を継いで、阪神やアサヒビールを造ったのはかなり知られていますが、NECにも関係しているようです。
外山脩造がアメリカ視察で岩垂邦彦に会い、スカウトしたんだそうです。
そこから岩垂のNEC創業が始まるんだそうです。
つまり河井継之助がいなかったら、このブログサイトもないということです。
いや~驚きました。
2010年09月29日 16:46
信徳さん、今日は。
今回の乾徳山の目的は天狗岩の登山と富士山の遠景を見ることでした。前者は無事に目的を達成できましたが、後者は叶いませんでした。又、何時に日にか達成できることを願っています。イワインチンの花を見れたのはプラスアルファの成果でした。そうですね、これからは雪を戴いた富士山が見れますね。山野草が減りますので綺麗な富士山が見えると嬉しいです。
2010年09月29日 16:49
OSAMIさん、今日は。
乾徳山の山頂付近は大きな岩があり、変化に富んでいて登り甲斐がありますね。是非トライしてみて下さい。
2010年09月29日 16:57
寅太さん、今日は。
そうですね、乾徳山の最後はロッククライミングとまでは言えませんが、岩場の登山ですね。変化があって面白かったです。イワインチンの咲いている所は岩場でも平坦な所で撮影する余裕が有りました。険しい岩場では両手が離せませんので写真は撮れません。
ビッグローブの生い立ちに明治維新の要人が絡んでいたとはビックリですね。NECを初め電気メーカーは韓国や中国のメーカーに負けないように頑張って欲しいですね。
2010年10月04日 11:29
デコウォーカさん、こんにちは
乾徳山は、大きな岩がゴロゴロしている山で、足場が悪いようですね。
ロッククライミングを、想像してしまいました。(笑)
「イワインチン」、金平糖のようなお花ですね。
「ホツツジ」のお花も、可愛らしい。
高山植物を見る機会のない私にとっては、どのお花も珍しいものばかりで、いつも拝見させていただくのを、楽しみにしています。(ありがとうございます。)
2010年10月04日 14:21
kirariさん、今日は。
乾徳山は変化に富んだ山でした。中腹までは植生林や自然のままの雑木林ですが、中腹で突然草原に変化し、山頂部は岩場に変化します。最後はロッククライミングを経験した気分でしたよ(笑)。当たり前ですが、高山でしか見れない花は登山者でしか見れません。従って、登山のもう一つの楽しみは平地では見れない花に接する事が出来た時ですね。今回はイワインチンがそれでした。これからもその様な花が見つけられると嬉しいですね。
山の英ちゃん
2010年10月04日 18:56
乾徳山 にも登られたのですね

頑張っていますね。
箱根の返事
お願いします。
2010年10月05日 20:48
山の英ちゃん、今晩は。
念願の乾徳山に行って来ました。最後の天狗岩をよじ登るのは大変だったですが、登り切った時の達成感は何とも言えませんでした。箱根登山は宜しくお願い致します。