霧ケ峰ウォーキング(その7)

沢渡分岐(1,780m)~沢渡(1,660m)~車山肩(1,810m)

 蝶々深山からの帰り道、沢渡分岐に着く手前で車山湿原を望む。湿原よりも少し高い位置になるので広く見渡せた。相変わらず見事なお花畑の景色だった。
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 画像右側から左側に木道の上を歩いている登山者は、これから我々の進む沢渡分岐から沢渡への道を逆に歩いてきた人達だ。本シリーズの(その5)で綴ったお花畑はこの木道から向うを見たものだったが、木道の手前にもお花畑が広がっていた。ズームで撮影してみると黄色の花が混じっている。
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【沢渡分岐 13:40発】
 沢渡分岐をスタートして上画像の登山者の歩いていた木道の手前部分を望む。
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 アカバナシモツケの手前に咲いている黄色の花は何だろうか?ズームで撮影した。
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 アキノキリンソウに似ているが花の付き方がアキノキリンソウは縦長に付いているが、横に広がっている。調べると、霧ケ峰で発見されたキリガミネアキノキリンソウ(霧ケ峰秋の麒麟草)だった。

<キリガミネアキノキリンソウ(霧ケ峰秋の麒麟草)>
  キク科、アキノキリンソウ属
  名前の由来:霧ケ峰で発見された
<特徴>
  多年草、高山の湿地に生える
  草丈20~60cm
  母種のミヤマアキノキリンソウはやや乾いた草原などに生えるが、この花は高層湿原の中に生える
  花は8月~10月に咲く

 木道の左側には相変わらずアカバナシモツケやチダケサシの綺麗な群生が続いた。
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 車山湿原の端に来たのだろうか、植生が変化して珍しい花が咲いていた。ヤツデの花に似ているのでウコギ科の植物かなと考えながら撮影した。
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 やはりウコギ科のウドの花だった。今回、霧ケ峰で沢山見てきたシシウドはセリ科なので同じウドが付くが異なる科に属している。
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<ウド(独活)>
  ウコギ科、タラノキ属
<特徴>
  多年草、日当たりの良い山の荒れ地に生えている
  8~9月に咲く 放射状の丸い白い花
  秋には黒い実になる
  草丈2mまで

 車山湿原が終わり登山道は沢沿いの斜面の道に変わった。ここでもシシウドが出迎えてくれていた。
 
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 草叢の中に黄色の大型の花が咲いていた。
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 葉が大きくて丸型なのでマルバタケブキの花だった。
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 道は林の中へと進んだ。
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【沢渡 14:20着】
 笹の中の水でぬかるんだ道を滑らないように注意深く歩き沢渡に到着した。ここで暫く休憩した。道標の周りの枯れた花はオニシモツケだろうか?
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 5分ほど休んで車山肩jへと向かった。登り道で疲れた体では結構きつかった。草叢の中から黄色の大型の綺麗な花が咲いていた。キンバイソウだ。
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 隣には数株だったがヤナギランも咲いていた。車山では蕾だったが、ここでは咲き始めの段階だった。
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 大分登った所で左側が大きく切り開かれて八島ヶ原湿原や遠くの山々が見通せた。手前に見える谷沿いの林の真ん中を沢渡分岐から沢渡へと歩いてきたのだった。
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【車山肩 15:00着】
 意外ときつかった登りを終えて車山肩に到着し、車山湿原を見下ろした。
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 上画像で陽の当たっている部分の低地域が車山湿原で、何となく赤くアカバナシモツケの群生地部が見える。

 明日に続く。 

この記事へのコメント

寅太
2010年08月13日 20:37
最初の画像は草原の登山者は花と戯れている光景ですね。
キリガミネアキノキリンソウは珍しいものを見させていただきました。
ウドの大木は閃光花火のようです。
マルバタケブキ、キンバイソウも珍しい花ですね。
2010年08月13日 21:39
花の咲き乱れる高原の風景が本当に素晴らしいです、清清しい雰囲気を楽しませて頂きました。
2010年08月14日 09:24
広々とした霧ヶ峰高原の中に一日中遊んでいたい気持ちがしてきます。遠くの富士山は見えなくてもこれだけ晴れていたら文句は言えません。草花も一番多い時期だったと思います。素敵な霧ヶ峰高原です。
2010年08月14日 17:45
デコウォーカさん、こんにちは
夏の高原、気持ち良さそうですね。
緑に囲まれた花々を見ていると、まるで下界で見る、春の景色のようですね。(笑)
「アカバナシモツケ」の鮮やかなピンク色の群生に
「キリガミネアキノキリンソウ」の黄色のコラボ、綺麗ですね~。可愛らしい色合いは、気分も楽しくしてくれますね。
「マルバタケブキ」は、ちょっとツワブキの花に似ていますね。 ピンク色のヤナギランも、可愛らしいお花ですね。
今回も、いろんな山野草と、高原の景色を堪能させていただきました。(ありがとうございます)
2010年08月14日 21:39
寅太さん、今晩は。
一枚目の画像中の左の2人は花の観察中ですね。その右の2人は歩行中です。2枚目の画像では花の観察中の2人を追い越しています。勿論、2枚目の画像は1枚目の直後に撮影しています。
私はウドの花は初めて見ました。ウドと解っていればウドの大木の程度を確認できたのですが、残念です。
2010年08月14日 21:42
OSAMIさん、今晩は。
今回の霧ケ峰ウォーキングは涼しさと花の豊富さに満足できました。やはり信州の高原は良いですね。
2010年08月14日 21:45
信徳さん、今晩は。
そうですね、この上に富士山まで見えたら、贅沢ですかね。しかし、私の感じでは翌日は富士山が見えたのではと思っています。詳細はこれからアップします。
2010年08月14日 21:49
kirariさん、今晩は。
霧ケ峰のニッコウキスゲの群生は有名ですが、このアカバナシモツケの群生は知りませんでした。ニッコウキスゲに負けず劣らずなのではないかと推測しています。そうですね、マルバタケブキは花も葉もツワブキに似ていますね。ピンクのヤナギランの見せ場は、これからアップしますので、是非とも見て下さい。