雲取山ウォーキング(その5)

雲取山避難小屋(2,000m)~雲取山山頂(2,017m)~雲取山荘(1,830m)

【雲取山避難小屋 14:55発】
 雲取山避難小屋から雲取山山頂へは約100m真北方向へ進む。
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【雲取山山頂 15:00着】
 奥多摩湖をスタートして休憩時間を含めて5時間30分で雲取山山頂(標高 2,017m)にたどり着いた。
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 上の画像中の山頂標識には東京都と記されている。これ以外に埼玉県と記された山頂標識もあった。
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 雲取山は東京都、埼玉県、山梨県の県境にあるので東京都と埼玉県の標識があるのは理解出来るが、雲取山は山梨県の百名山の一つにもなっているのに山梨県のあの見慣れた山頂標識が無いのは頷けなかった。
 早速、富士山を探したが霞の為に見えなかった。山頂方位盤が有ったので富士山が見える方向(南西方向)にカメラを向けて撮影した。埼玉県の立てた標識のすぐ右側の位置だった。翌朝にもう一度ここを通るので、その時に期待する事とした。
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 西方向をパノラマで撮影した。地図を見ると、手前に大きく見えているのは飛龍山でその先には大菩薩嶺や南アルプスが位置しているが判別出来なかった。
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 東方向には関東平野の彼方に東京湾が見えると言うが、やはり霞んで見えなかった。山頂には数人の先客が休息していて、その人達から西武ドーム球場が見えていると教えて頂いた。西日を反射して微かにそれと思われるものは見えていた。

【雲取山山頂 15:25発】
 風も無く、暖かい陽を受けた山頂で、半時間ほど先客達と歓談して過ごした。喉も渇いていたので、雲取山荘へと向かった。
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 山荘への道に入って周りの景色が又、一変した。山頂の南側は広い防火帯と落葉のカラマツ林であったが、北側は常緑の針葉樹林であった。
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 少し進むと大きな樹にシラビソと標識が括りつけられていたので針葉樹はシラビソだと判明した。
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 登山道の左に「富田仙人レリーフ前 10M下側」と記された標識が現れた。
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 林の中の岩壁にレリーフらしき物が見えた。
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 ネットで調べたら、富田仙人とは富田治三郎氏のことで、石尾根縦走路から分岐している富田林道の先駆者でもあり、雲取山の素晴らしさに感動して山を歩く時はいつも鎌を腰に携え「鎌仙人」と人々から慕われたと言う。その仙人の功績を称えたレリーフだった。

 急坂を下っていくと、林床に白い小さな花が咲いていた。毛無山で出合ったバイカオウレンだった。
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 林床は湿っていてコスギゴケが密生していて、その中からもバイカオウレンが健気に咲いてた。バックの白い点々はコスギゴケの胞子嚢の様だ。
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 登山道に沿って網が張られていた。覗き込むと暗い森林の中にバイカオウレンが点々と白く見えていた。
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 鹿の食害から守る為に網が張られているのだろう。網の近くにバイカオウレンが一塊になって綺麗に咲いていた。網の間からカメラを差し入れて接写した。
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 雲取山荘が見えて来た所で新たなレリーフがあった。
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 このレリーフは英文学者・登山家である田部重治氏のものであった。氏は、日本の登山家として日本アルプス、秩父山地を歩き、1919年(大正8年)『日本アルプスと秩父巡礼』を刊行、1930年(昭和5年)、『山と渓谷』として出版される。日本アルプスを偉大な山として、秩父山地を緑の渓谷美としてその魅力を表現した、と言う。

【雲取山荘 15:55着】
 バイカオウレンの撮影に時間を食ってしまい、予定より10分くらい遅く雲取山荘に到着した。
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 小屋の前に水洗場があり、「雲取げんきみず」と名付けられた冷たい水が贅沢に流れていた。その水で手と顔を洗い、10才若返る為の水飲みは後にして喉はうがいだけに止めて置いた。この豊富な水のお陰でこの山荘のトイレは山小屋では珍しい水洗だった。
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 山荘はグループ毎に個室が割り当てられた。部屋の中央に炬燵が置かれていた。炬燵を囲んでビールで乾杯した。喉にしみわたり何とも美味かった。

【夕食 18:00】
 夕食は食堂で18時から。月曜日にもかかわらず約50人はいただろうか。
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 夕食終の団欒中に日没の時間となり食堂の窓越しに綺麗な日没風景が見えていた。夕焼けも綺麗で、翌日の天気予報も良かった。
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 明日に続く。

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この記事へのコメント

2010年05月28日 20:56
一日頑張った甲斐が有りましたね。バイカオウレンが迎えてくれました。夕焼けも素敵で明日に期待ですね。水洗トイレには驚いたでしょう。下水が無いから深い穴を掘って浸透させているのかな?
2010年05月29日 00:15
富士山が隠れていたのは残念でしたが、素晴らしい風景と綺麗な夕焼けですね、バイカオウレンの群生が素晴らしいです。
2010年05月29日 14:18
信徳さん、今日は。
山頂付近には草花が無いと思っていた矢先にバイカオウレンが出現して嬉しかったです。この日の夕焼けは見事でしたので、翌日の天気は問題ないと確信しました。山頂付近の山小屋のトイレが水洗にはビックリしました。トイレの汚物処理はどのようにしているのかまでは解っていません。
2010年05月29日 14:23
OSAMIさん、今日は。
天気は良かったのですが、午後遅かったので霞んでしまって富士山は見えませんでした。翌朝はシッカリと見えました。これからそれをアップします。山頂付近では草花は未だ見れないと諦めていた矢先のバイカオウレンの出現でしたから、ビックリすると同時に嬉しかったです。
hanatetsu
2010年05月29日 14:40
一日歩いて疲れた後のバイカオウレンとビールは、最高だったでしょう。
ところで、シラビソの表記の下の金網?らしきものは、鹿除けなんでしょうか?
2010年05月29日 17:01
そうですね、一日歩いて疲れている所で可愛いバイカオウレンに出会って癒されましたし、冷たいビール(缶ビールでしたが)は美味かったです。鹿がシラビソの皮を食べるかどうか解りませんが、金網は鹿対策としか思えません。
2010年05月29日 19:18
こんばんは。
林の中で咲いていたバイカオウレン、白い花が可憐です。
山で可愛い花に出会えると嬉しいですね。金網は、鹿対策なのでしょうね。
雲取げんきみず、10歳若返るそうですね、私も飲んでみたいです(笑)
お天気に恵まれて、素晴らしい夕焼けもご覧になれて良かったですね。
寅太
2010年05月29日 21:06
バイカオウレンはこんなところに生えているんですね。
寄せ植えでも人気のある山野草で、花で楽しめて、その後の種の形が又いいんです。
10歳若返るのであれば、来年も来たくなります。
家紋にズバリ「輪違い」があるんですね。さすがにAudiの四輪は見つかりません。
2010年05月29日 21:51
杏さん、今晩は。
山頂付近では半ば諦めていた草花が突然に、しかも可愛いバイカオウレンが群生していたのにはビックリしましたし、嬉しかったです。金網は鹿の食害対策だと思います。そうですね、杏さんにも雲取げんきみずをお土産にあげたかったですね。しかし、雲取げんきみずをペットボトルに2本持ち帰りましたが、下山中に全て飲んでしまいました。スミマセンでした(笑)。今回の山行は天気に恵まれて、夕焼けもご来光も拝めました。
2010年05月29日 21:57
寅太さん、今晩は。
半ば諦めていた山頂付近でこんな可愛いバイカオウレンに、しかも群生に出会えて嬉しかったです。花後の実が良いのなら是非とも見てみたいですね。あと数回雲取山に行くと若者に変身して帰って来れますね。行きませんか?
ヨーロッパに行くと四輪の輪違いの家紋が有るかも知れませんね。