御正体山ウォーキング(最終回)          

御正体山山頂(1,682m)~白井平(800m)

 御正体山の山頂は樹木に囲まれていて周りの眺望は得られなかった。昼食後、山頂広場を見て回った。
 御正体山は、かっては信仰の対象で、山頂には天候を司る御正体大権現の祠が置かれていた。
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 山頂手前で見た小さな祠も別の神様が祭られているのかも知れない。御正体山の名前の由来は、昔この山に籠もって修業した妙心、妙善、巨戒の三人の僧にちなんで三僧体(みそうたい)山と言われたのが、いつしか御正体山になったと言う。
 広場の一角に山梨県の山で良く見かける「やまなしの森林100選」の看板も立っていた。
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 別の看板には「この地域は針葉樹と広葉樹の混交林の代表的な地域で、自然保存地区に指定されている」と記されている。「やまなしの森林100選」になっている理由でもあるのだろう。
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 紅葉した潅木があった。近づいて見ると長い棘があり、葉の形からメギの木だった。メギの赤い実は天城山で、花は三筋山で見ているが、ここでは残念ながら花は当然だが赤い実は付いていなかった。
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【御正体山山頂 12:15発】
 山頂の探索を終えて、御正橋バス停(白井平)への標識に従って登山道を下った。
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 この標識は比較的新しく、同じ形式の標識は杓子山でも見ている。山梨県の山の標識は良く整備されているが、実施時期によって仕様が変化しているように思われる。送電鉄塔付近にあった明るい綺麗な道標が最近の仕様だと思うが、それらが立ち並ぶことを願いたいものだ。
 下山道の尾根道は暫くは急だった。所々で立ち止まって目を上に向けると、綺麗に紅葉し始めた木々があった。
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 登山道脇にはリンドウとハバヤマボクチが咲いていた。
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             (リンドウ)               (ハバヤマボクチ)

【白井平分岐 12:55着】
 長い急坂を終えると白井平分岐に到着した。ここの道標は殆ど読めなかった。看板の仕様も一番古いタイプだろう。今回のルートでは、この分岐を通り越しては大変なことになる。早く新仕様の道標に変えて貰いたいものだ。
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 ここで休憩しながら、この先の白井平への道を見ると、この先も引き続き急坂だった。
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 下り始めて30分くらいは急な道で慎重に歩いた。少し傾斜が緩やかになり、沢沿いの道になった辺りから草花が目に付いて来た。
 シラヤマギクは香貫山でも見ているが、ここのシラヤマギクの葉は少し大きく感じた。
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 姫神山で出合ったオオバショウマにも再会出来た。
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 葉の先が大きく裂けていて、花後の萼を残している植物があった。同行者にギンバイソウだと教えて戴いた。
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                    (ギンバイソウ)

<ギンバイソウ(銀梅草)>
  ユキノシタ科、ギンバイソウ属
<特徴>
  多年草、山地の樹下の湿気の多い場所に生える
  7~8月に白い梅の花のような花を下向きに集団で咲かせる
  花の径20mm程度、花弁は5枚
  葉は対生し楕円形だが、葉先が二つ以上に割れる葉もある
  草丈50cm以下
--------(2014年7月15日、浅間嶺で見たギンバイソウの花を追加---------
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--------------------(追加終了)---------------------------------------

 二つの沢が合流して、その先を進むと杉林の中の道になり歩き易くなった。道端に白い綺麗な花が咲いていた。シラネセンキュウだった。
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                      (シラネセンキュウ)

<シラネセンキュウ(白根せんきゅう)>
  セリ科、シシウド属
<特徴>
  多年草、川沿い湿気の多い肥沃地に生える
  9~10月咲き、集団の花径20cm位で大きい
  シシウドに似ているが花は約1ヶ月遅れて咲き葉も芹ににて細かく割れる
  草丈1.5mまで

【白井平 14:22着】
 林の中の登山道から一般道を歩いてこの日の終点の白井平・御正橋バス停に到着した。

 紅葉には未だ早く、眺望にも恵まれなかったが意外に多くの草花に出合えた山行だった。

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この記事へのコメント

hanatetsu
2009年10月08日 14:13
台風は如何でしたか。何か被害にあいませんでしたか。
テレビを見ていますと静岡は、強い風と猛烈な雨のようでしたので心配でした。
ハバヤマボクチ、初見です。
メギの紅葉した表現の難しい葉の赤は、大好きな色です。
2009年10月08日 15:15
うっすらと紅葉が始まり出したようですがまだまだ先のようですね。台風で紅葉がガチャガチャにされてなければ良いのですが。
2009年10月08日 17:45
三僧体が御正体山とは知りませんでした、展望のきかない山頂というのも少し寂しいですよね。
2009年10月08日 18:42
こんばんは。
そちらは台風はいかがでしたでしょうか。
こちらでも、昨夜は強い風雨でした。
メギの木が紅葉を始めて綺麗ですす、リンドウの青紫の花が可愛いです。
ハバヤマボクチ、オオバショウマ、ギンバイソウと初めて見せていただく花です。シラネセンキュウは、シシウドに良く似ていますね。山中で真白い大きな花は綺麗です。昨日私も載せましたが、葉や全体を撮らないと解りませんでした。
寅太
2009年10月08日 21:13
ハバヤマボクチもオオバショウマも面白そうですが、珍しいのはギンバイソウですね。三僧体山では頭も上がらないようで、首をうなだれています。
この標識が一番危なく、遭難しそうです。
分岐だとはわかりますが、間違わないで進みましょう。交通安全の札が貼ってあるのも、余計に不安にします。
今度、高尾に行ったら、富士山は左に大室山、右に御正体山の間からのぞいていますので、三人の僧を思い出しながら拝んできます。
2009年10月09日 07:24
お早う御座います
御正体山山頂に祭ってある天候を司る御正体大権現の祠が山の安全を守っているかのようですね。山頂も雑木に覆われ見通しは良くなかったようですが素晴らしい風景や花たちを楽しませて頂きました。銀梅草は始めて見せて頂きました。
2009年10月09日 15:34
hanatetsuさん、今日は。
当方は台風の被害はありませんでした。心配していただきありがとうございます。
メギの紅葉は初めて見ました。赤い実と一緒に見れれば良かったのに、と思っています。
2009年10月09日 15:41
信徳さん、今日は。
いよいよ紅葉シーズンの始まりです。綺麗な紅葉はこれからですから、今回の台風で被害が出なければ良いがな、と思っています。
2009年10月09日 15:45
OSAMIさん、今日は。
御正体山の由来は面白いです。信仰の山だったので実話でしょうね。苦労して登った山頂から何も見えないのはガッカリしますよね。ここの場合は富士山の方向だけでも樹木を切り開いてくれれば良いのに、と思っています。
2009年10月09日 15:57
杏さん、今日は。
台風は強い風と雨でしたが、当方にはたいした被害も無く終わり、ほっとしています。メギの紅葉も良いですが、やはり赤い実を見てみたかったです。ギンバイソウは私も初めてでしたが、どんな花が咲くのか来年には見てみたいものです。シラネセンキュウはシシウドに似ていますが、葉は異なりますね。葉も写しておかないと、後で名前を調べるのに苦労しますね。
2009年10月09日 16:08
寅太さん、今日は。
ギンバイソウの花が咲いていれば良かったのですが、花は来年に持越しでした。図鑑を見ると花は信仰の山でなくともうな垂れて咲くようです。恥ずかしがりやかも知れません(笑)。これだけ何も見えない標識は珍しいです。マジックを持っていれば書き込んでやりたくなりました。
そうでしたね、高尾から見る富士山は大室山が一つの目印だったですね。御正体山も目印に加えて見て下さい。御正体山の山頂が見晴らしが良ければ富士山と高尾を探したと思いますが、残念ながら出来ませんでした。
2009年10月09日 16:13
chiharuさん、今日は。
御正体山の山頂が見晴らしが良ければ、富士山の絶好の展望ポイントだと思うのですが、残念ながら見えませんでした。祠が祭られている所ですから、鬱蒼としていた方が信仰の山には似合っているのかも知れません。ギンバイソウの花を見てみたかったです。