唐松岳ウォーキング(その8)           

唐松岳頂上山荘(2,620m)~唐松岳山頂(2,696m)~唐松岳頂上山荘

 唐松岳山頂は南から吹き付ける風によって霧が次々と掛かっていた。気温も低く、前回の白馬山荘から杓子岳を往復した時と同じだった。前回の経験を活かして、厚手のシャツを着込み、更に雨具を上下身に着けた。勿論、頭もすっぽりとフードで覆ったし、手袋もナイロンの防水タイプを使用した。

【唐松岳頂上山荘 16:20発】
 スタートする前に山荘の窓から見た唐松岳山頂は相変わらず霧の中だった。
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 完全防備の為、強い風に吹かれても寒くは無く、むしろ急坂を歩いてゆくと汗ばんで来た。登山道が北側の斜面に入ると風も無く、一休みした。

【唐松岳山頂 16:32到着】
 最後の急登は風に倒されないようにして歩いて遂に唐松岳山頂(標高 2,696m)に到着した。
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 山頂は霧に包まれていて眺望は全く無かった。仕方が無いので山頂標識とケルンを方向を変えて撮影した。
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 山頂は大きな岩が重なっているので移動もままならなかった。うろうろ撮影できるものが無いか探していると、一瞬霧が無くなって遠くの山が見えた。暫く、待機しているとまたまた霧が切れて一瞬だけ遠くの山々が見えた。必死にシャッターを押した。
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 写ったのは日没方向で剣岳が見える方角だった。

 同行者が北アルプスの槍ヶ岳が見えたと言う方角にカメラを向けて霧が晴れるのを待った。待つこと数分、今度は比較的すっきりと霧が晴れた。
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 直ぐにズームで同じ方角を撮影した。
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 次にカメラをズームから通常モードに戻して剣岳方向に向けてシャッターを押した。
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 更に、ズームにして撮影しようとしたら、霧が掛かってしまった。

 誰かが、後にブロッケン現象が見えるよ、と言ったので今度は太陽を背にして霧の中をじっと見つめた。確かに、霧の中に虹の様な色の付いた輪が自分の頭の影の部分に架かっていた。
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 上の画像が一番色濃く輪が架かった画像だが、見えるでしょうか?

【唐松岳山頂 16:43発】
 霧が晴れそうもないので、太陽の沈む方向を撮影して下山することとした。日没までにはまだ時間がかかりそうだった。
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 斜面の北側で風や霧が静かになった所まで降りると、唐松岳頂上山荘が見えて来た。
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 更に下ると、霧が無くなって西日が当たって赤色が鮮やかな山荘が綺麗に見えた。山荘に登って来た道は山荘の右手に後から回り込んで来た(黄色の↓部)。吹流しの見えていた丘は黄色の丸印部だ。山荘の裏には山があるので登ってくる途中から山荘は見えない。
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 水平の尾根道で左右(南北)の谷底を覗いて見た。北側は登山道の直下に雪渓も残っていたし、谷底の川も見えていた。
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 南側はハイマツが生えた白色の岩場で谷底までは見えていなかった。後立山連峰の山々の山肌は、この緑のハイマツと白い岩が綺麗な模様となって見えている。
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 南側の谷から目線を上げると北アルプスの槍ヶ岳が見える方向だ。
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【唐松岳頂上山荘 17:05着】
 山荘前に戻り、剣岳方向を見た。そろそろ太陽が山の向こうに沈もうとしていた。
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 唐松岳山頂の霧は減ってきたが相変わらず掛かっていた。夕日が茜色に霧を色付けていた。
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 この後、山荘に入り夕食に備えて完全武装を解いた。

 本日の最後は、夕食を終えた食堂で団欒中、窓ガラス越しに撮影した夕焼けを以下に載せる。
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 この日は充実した一日であったと感謝しながら眠りに着いた。
 明日に続く。 

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この記事へのコメント

2009年10月17日 07:36
霧の唐松岳は残念だったと思いますけれど、霧がないと見る事の出来ないブロッケン現象に出合えて良かったですね。
hanatetsu
2009年10月17日 08:52
ブロッケン現象に出会えて最高でしたでしょう。
唐松岳頂上山荘の霧に包まれた画像と、その下の晴れた画像の対比が山の怖さを物語っているようです!

2009年10月17日 09:35
霧、雲海、青空、夕日と贅沢四昧でしたね。素敵な光景ばかりです。
2009年10月17日 11:58
こんにちは。
山の天気は変わりやすいと聞いていますが、凄いですね~。
霧の唐松岳山頂でブロッケン現象をご覧になられて感動されたでしょうね。実際にご覧になられた時は言葉にならなかったのでは・・。
初めて見せていただきましたが幻想的で素晴らしいす。虹のような輪が綺麗に撮られています。山々に掛かる霧がサーと消えて青い山々が見えて一瞬の風景、そして一瞬の出来事だったのでしょうか・・。昨日の逆光で撮られた黒いVの字の真ん中程の吹流しも見えますね。どの画像も山ならではの素晴らしい画像です。最後のパノラマの夕日も綺麗ですね。
寅太
2009年10月17日 21:37
風の中を頂上に到着したのに、霧で残念でした。
でもブロッケン現象とかいう自分に後光が差すのを見たのですから、こちらの方が良かったのかも。
わずかの時間で視界が次々に変わります。最後は綺麗な夕焼けです。明日は晴れですね。
2009年10月19日 07:41
OSAMIさん、お早うございます。
ブロッケン現象は話には聞いていましたが、実物に出合ったのは初めてでした。霧のお陰でよい経験をさせて貰ったので文句は言えません。むしろ感謝しています。
2009年10月19日 07:47
hanatetsuさん、お早うございます。
そうですね、滅多に見れないブロッケン現象に出合えて良かったです。霧のお陰で感謝しています。山の天気は一瞬にして変化します。最悪の場合を考えて行動しないといけないと思います。
2009年10月19日 07:54
信徳さん、お早うございます。
変化の激しい中での撮影で苦労しました。霧が一瞬晴れてからカメラを取り出したら間に合いません。カメラを撮影方向に向けていて霧が晴れたら直ぐシャッターを押さないと間に合いませんでした。日没時はもう少し、外で粘っておくべきでした。他の人達の画像を見せてもらったら、もっと綺麗な夕焼けが撮れていました。暇を惜しんではいけませんね(笑)。
2009年10月19日 08:02
杏さん、お早うございます。
山の天気は一瞬で変化します。今回、山頂で霧の晴れ間が出るとは思いもよりませんでした。諦めて下山しようと考えていた矢先なので、眺望だけでなくブロッケン現象も見られ、ラッキーでした。眺望は一瞬の景色で写真に撮っておかなければ何処が見えたのか解らなかったでしょう(笑)。闇の中の夕焼けはとても綺麗でした。
2009年10月19日 08:20
寅太さん、お早うございます。
ブロッケン現象は話には聞いていましたが、実際に出合ったのは初めてでした。霧のお陰でよい経験をさせて貰ったので文句は言えません。むしろ感謝しています。霧の中から一瞬にして眺望が得られたときは感激でした。空の中に蜃気楼が現れた感じがしました。これも面白い経験でした。
綺麗な夕焼けでしたが、翌日は曇りでした。事前の天気予報では崩れるとありましたので良化の方向ではありましたが。