白馬岳ウォーキング(その13)          

白馬山荘(2,832m)~葱平(2,250m)

 -白馬岳ウォーキング第3日-

【白馬岳中腹 5時~】
 ご来光を見る為に、5時少し前に白馬山荘北側の稜線に出かけた。本当は白馬岳山頂まで行きたかったのだが、間に合いそうもなかった。
 陽が昇る東方向は雲海が広がっていて、そこからご来光を拝める事が出来た。
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 何とも言えない素晴らしい景色に、寒さを忘れて見入ってしまった。

【白馬山荘広場 5:20】
 ご来光を見終えて、白馬山荘広場に戻った。昨日サンセットを見た南方向は雲海が綺麗に消え去っていた。
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 遠くの山々も裾まで綺麗に見えていた。
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                        (左奥の槍ヶ岳)
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                     (左から立山、別山、剣岳)
 前日のサンセットと、この日のご来光とに出会えた今回のウォーキングは天気に恵まれてラッキーだった。

【白馬山荘 6:30発】
 大雪渓へ向ってスタートする前に、見納めに槍ヶ岳から剣岳をもう一度撮影した。まだ、南の山々はスッキリと見えていた。大雪渓に向って降りて行く途中の村営山荘もはっきりと見えていた。この日も天気は良さそうだった。
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 スタートして10分もすると大雪渓への分岐に到着した。前日の霧の中の分岐標識とは雰囲気が全然明るい。
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 村営山荘を過ぎると、お花畑が広がって来た。このお花畑は前日、尾根道から見たお花畑と繋がっているのだろう。
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 このお花畑で新たに見た花を以下に載せる。
画像<オタカラコウ(雄宝香)>
  キク科、タカラコウ属
<特徴>
  多年草、深山の谷川や湿った斜面に群生する
  7~11月茎頂に総状花序を付け下部から開花する
  花は舌状花と筒状花とからなる頭花で上向きに開く
  茎は直立し、高さ1~2m
  根出葉は数枚、いずれも長い葉柄がある


画像<ミソガワソウ(味噌川草)>
  シソ科、イヌハッカ属
  名前の由来:長野県の味噌川に多い
<特徴>
  多年草、深山の草地に生える
  7~8月、茎の先に紫色の花をやや密に開く
  花冠は唇形で長さ2.55~3cm
  下唇は3裂し、中央裂片に紫点がある
  茎は四角形で直立し、高さ0.5~1m
  葉は対生し、長卵形で長さ6~14cm


画像<イワオウギ(岩黄耆)>
  マメ科
<特徴>
  多年草、高山に生える
  7~8月茎上部の葉腋に総状花序を出す
  10~30個の黄白色の蝶形花を付ける
  茎は叢生して良く分枝し高さ10~80cm
  葉は奇数羽状複葉、小葉は11~25枚


 お花畑の横に小雪渓が見えて来た。この雪渓は横を通過するだけで入り込まない。
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 大雪渓の上には霧が流れ落ちているように見えた。
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 大雪渓の一番上部に近づいた。分厚い氷が砕けて浮き上がり、その下に水が流れているのが見えていた。
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 雪渓を横から見ると岸と雪渓の間には、大きな隙間が出来ていた。これでは雪渓に乗り移れない。赤い線が見えるので以前はここを歩いていたのだろうか。
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 雪渓へ乗り移る地点の葱平(ねぶかっぴら)に向う。すると雪渓近くに青紫の花が咲いていた。白馬岳山頂付近で花後の姿を見たウルップソウだった。もう、花の時期を終えているので見る事は出来ないと思っていたウルップソウに出合えたとは、何とラッキーなことだろう!
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 雪渓の近くで環境が冷却されて開花時期が遅くなったのだろうか?
<ウルップソウ>
  ウルップソウ科
  名前の由来:千島の得撫(うるっぷ)島で最初に採集された
<特徴>
  多年草、高山の湿った砂礫地に生える
  葉は根際に群生し、肉質で卵円形または腎臓形で鈍鋸歯がある
  夏、葉の間から花茎を伸ばし、密に多数の花を穂状につける
  花冠は青紫色で唇形、雄しべは2本で花筒の上部につく
  八ヶ岳、北アルプス、北海道の礼文島、千島、カムチャツカに分布する

 興奮冷めやらぬ内に、葱平の雪渓乗り移り地点に到着した。雪渓上に赤いベンガラで線が引かれている。それにしても雪渓上に大きな岩がゴロゴロしている。
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 明日に続く。

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この記事へのコメント

2009年09月12日 17:46
お天気も景色も素晴らしいですし綺麗なウルップソウにも出合えてラッキーでしたね、雪渓の上には大きな岩などがこんなに多くあるのははじめて見る気がします、気温が上がってくると落ちてくる落石に要注意ですね。
2009年09月12日 19:10
素晴らしいご来光が見る事が出来よかったですね。オタカラコウ、ミソガワソウ等のお花畑も素晴らしいです。ウルップソウは実物を見てみたいですね。
hanatetsu
2009年09月12日 20:47
雲海から顔を出したご来光も素晴らしいですが、何といってもウルップソウとの出会いが最高でしたね。
図鑑では見たことがありますが、改めて拝見しますと素晴らしい花であることが分かりました。ありがとうございます。
2009年09月12日 21:00
花が多く見つかっても時間を多く掛けられないのが残念でしたね。でも会いたい花に会って幸せです。雪渓が割れて落ちたら最後ですから厚くて丈夫なセンターにラインが書かれているのでしょうか?でも心配ですね。
寅太
2009年09月13日 10:31
雲海の朝陽は素晴らしい。水平線も綺麗で、オホーツクの流氷から太陽が昇る(見たことはありませんが)ようです。
ここに少し富士山が入れば、富士百景でも上位にきます。
どこで見ても槍ヶ岳は存在感があって人気ものです。
奥穂高はここから見るとどちらでしょうね。
再び高山植物が始まりましたが、オタカラコウは高尾の住民からみるとアキノキリンソウに見えます。ミソガワソウは面白い名前です。
イワオウギは扇でなくて、黄耆に意味がありそうですね。
最後はウルップソウで高山植物はやはり千島列島です。

高尾のオタカラコウ色
2009年09月13日 18:21
登山したことがないので山頂からのご来光は見たことが有りません。陰晦の向こうに登った太陽素晴らしいです。又山肌を赤くて染めた陽光とても綺麗です。お花畑があったりすぐ近くには大雪渓があったり見たことのない風景や花たちを見せて頂きました。有り難う御座います。
2009年09月13日 22:01
OSAMIさん、今晩は。
今回は諦めていたウルップソウに出合えて、本当にラッキーでした。私も雪渓上にこんなに多くの岩が有るとは思いませんでした。やはり、雪渓上の危険は落石かなと思いました。
2009年09月13日 22:04
eijiさん、今晩は。
夕焼けに続きご来光が見れて良かったと思っています。今回は天気にも恵まれてラッキーでした。お花畑の素晴らしい景色に恵まれ、ウルップソウにも出合えて、今回のウォーキングは最高でした。
2009年09月13日 22:08
hanatetsuさん、今晩は。
諦めていたウルップソウに出合った時は、目の前の花がウルップソウだと、信じられませんでした。お花との遭遇では、カライトソウとこのウルップソウが双璧でした。
2009年09月13日 22:14
信徳さん、今晩は。
もう少しユックリとお花畑で時間を取れたら良かったな、と思っています。次回はその辺の事も考えようと思います。雪渓上の線が安全な所に引かれているのか、今回は多少心配になりました。霧や雨の中では慎重に歩く必要が有ると思いました。
2009年09月14日 07:15
寅太さん、お早うございます。
雲海からの日の出は幻想的でした。私も見た事は無いですが、オホーツクの流氷から太陽が昇る景色に似ているかも知れませんね。この景色に富士山が顔を出していたら、それはそれは大感激した事でしょうね。奥穂高は槍ヶ岳の直ぐ左横に見えていました。3枚目の画像では雲に隠れてしまっています。
ウルップソウは一番紫色が多く残っていた花後の姿を撮影したので、今回はこれで我慢しようと思っていたのですが、この様に綺麗な花姿を撮影出来て感激しました。

2009年09月14日 07:20
chiharuさん、お早うございます。
雲海からのご来光は、高い山に登ったご褒美で、これだけは地上では経験できません。今回は高山植物や大雪渓下り、それに雲海からのご来光に遭遇出来て大感激しました。