飯盛山ウォーキング(最終回)           

平沢山分岐~シシ岩(1,440m)

【平沢山分岐 13:10発】
 平沢山分岐からは林の中の道に入った。ここまでの明るい尾根道から一変して暗い道になった。登山道はぬかるんでいた為か、ジメジメしていた。
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 道脇に見える草花も一変して、シモツケやニッコウキスゲの様な明るい色の草花は見る事が出来なくなった。そんな中で、10m程離れた林の中に黄色の花を見つけた。ズームで撮影した為不鮮明だが、どうもトモエソウの様だ。
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 昨日、箱根湿生花園でトモエソウを見てきたので、その画像を参考に次に載せる。
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<トモエソウ(巴草)>
  オトギリソウ科、オトギリソウ属
<特徴>
  多年草、日当たりの良い草原に生える  
  7~9月に咲く、濃黄色の花、花径5cm程度
  花は卍状に曲がる
  葉は対生し茎を抱く
  草丈1m以下

 麓が見える所でヒヨドリバナの仲間を見つけた。葉は対生の様だし、茎は分枝せず真っすぐ伸びているのでサワヒヨドリの様だ。
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 ヤグルマソウの大きな葉も見えたが花は既に咲き終わって実が生っていた。
 林床の枯れ枝や枯葉の間に白い花が一列に並んで立っていた。見たいと思っていたイチヤクソウの花だった。
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<イチヤクソウ(一薬草)>
  イチヤクソウ科、イチヤクソウ属
<特徴>
  多年草、落葉樹の林下に生える  
  6~7月に咲く、
  細い茎を伸ばし先に白い1cm大の花を下向きに咲かせる
  常緑の葉は光沢がある
  草丈は花を除き5~6cmで葉はタンポポ状に展開する
  菌根植物で菌類と共生する

 イチヤクソウの実には昨年10月に金冠山で出合っていて、今年はその花を見たいと思っていたのだったので嬉しかった。

 更に落葉松林の中を進んで行くと、草叢の上にひょっこりと抜き出して白い花が咲いていた。これも初めて見たカラマツソウだった。暗い林の中で、しかも遠く離れていてズームで撮影した為、ピンボケになってしまった。
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<カラマツソウ(落葉松草)>
  キンポウゲ科、カラマツソウ属
  名前の由来:花(雄しべ)がカラマツの葉に似ている  
<特徴>
  多年草、低地~亜高山帯の草地などに生える
  7~8月に茎頂の散房状花序に、直径約1cmの白色の花を多数つける
  花弁は無く5個あるがく片も開花前に落下し白色の雄しべが球状に多数集まる
  根生葉は3~4回3出複葉、小葉は先が浅く3~5裂する
  草丈は50~120cm

 林を抜けて舗装道路に出た所が平沢峠だった。そこからしし岩へ行く標識が立てられていた。
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 しし岩は溶岩が固まって出来た岩山だった。
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 しし岩駐車場に、ここから眺望出来る八ヶ岳や南アルプスの山々の説明が有った。
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 しかし、しし岩からはどの山も見る事は出来なかった。
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 しかし、麓の野辺山にある宇宙電波観測所の巨大アンテナは良く見えていた。
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 しし岩駐車場にあった飯盛山ハイキングMAPには、しし岩駐車場付近は太平洋側と日本海岸側との分水嶺とあった。本シリーズ(その1)に載せた案内図から切り取って次に載せる。
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 今回の山行では山頂からの眺望には恵まれなかったが、山野草には恵まれていた。特に濃いピンクのシモツケやシモツケソウを至る所で見る事が出来た。しし岩にもシモツケソウが塊で咲いていたので、それを最後の画像として以下に載せる。
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この記事へのコメント

2009年08月04日 20:25
飯盛山ウオーキングを読ませていただきました。飯盛山直下が一番のお花畑のようですね。狭い道に山野草が迫っているのは圧巻でした。素敵な山野草ばかりです。
2009年08月04日 20:56
本当にいろいろの花が咲いていて花のお山が素晴らしかったです、最終回でのイチヤクソウは未だ出合った事の無い花ですから、どこかで一度出合って見たいものだと思います。
hanatetsu
2009年08月05日 07:40
イチヤクソウがまだ咲いているんですね。
高尾で見つけたそれは、随分前から種子を付けてしまっています。
標高が違うと花期も違うことが、はっきりと分かりました。
寅太
2009年08月05日 14:19
オトギリソウかと思いましたが、葉が細いですね。まだ見たことはありません。下界の知識では通用しないのが多いですね。
次も下界ではヒヨドリバナですが、茎が分岐していません。(なるほど)
今回の最大の収穫はイチヤクソウでしょう。この手の花には、下界の者には弱いですね。最も旬な季節に会いました。葉が少し光っているところは、イワカガミにも似ているような。
山頂の眺めはイマイチでも、山野草がいっぱいの山で、花盛山に改名ですね。
2009年08月05日 18:57
今晩は
飯森山の景色や花たちを見せて頂きまし。花の中でヤグルマソウは初めて見る花でした。飯盛の山は野草の宝庫ですね。この時期には都護も花数が少ない中沢山の花を見せて頂きました。有り難う御座います。
eiji
2009年08月05日 19:03
沢山の花に出会いましたね。イチヤクソウは初めて見ます。スマートな美人さんですね。カラマツソウも可憐な感じだ良いですね。
2009年08月05日 19:03
こんばんは。
登山道沿いに可愛い花が沢山咲いていましたね。
鮮やかな黄色いトモエソウの花、長いシベがとても綺麗です。サワヒヨドリの花も沢山咲いていますね。昨日、高尾でヒヨドリバナに出会いました。花の咲き方が独特ですね。暫らく眺めていました(笑)イチヤクソウは、沢山の小さな花が下向きに咲いている姿が可愛いです。可愛い花に出会えて良かったですね。こちらでは6月に花が咲いていたように思います。
飯盛山では沢山の山野草に出会えたようですね。          
2009年08月05日 21:04
信徳さん、今晩は。
そうですね、中に入れなかったので遠くから見た感じですが。飯盛山のお花畑は山頂直下が一番良かったかもしれません。飯盛山の山野草は種類もさることながら量が多かったです。特に、目立つピンク色のシモツケとシモツケソウは見事だったです。
2009年08月05日 21:11
OSAMIさん、今晩は。
飯盛山は寅太さんからは花盛山に名前を変えた方が良いのでは、と提案されていますが、私が今までに登った山では一番山野草の種類や量が多かったと感じています。イチヤクソウは私も見てみたかった花なので、今回出合えて嬉しかったです。本当はベニバナイチヤクソウと言うものも見たかったですが、それは次回に繰り越しておきましょう。
2009年08月05日 21:15
hanatetsuさん、今晩は。
今年はイチヤクソウには出合えないかなと思っていましたが、幸いにも今回出あえて良かったです。hanatetsuさんにはイチヤクソウの実をアップした時にイチヤクソウの実だと教えて戴きました。その節はありがとうございました。それ以来、花に出会ってみたいと思っていましたので、今回出合えて嬉しかったです。
2009年08月05日 21:25
寅太さん、今晩は。
トモエソウはオトギリソウに比べると花の大きさはズーと大きいですので実際に見ると間違えないと思います。サワヒヨドリはもう少し赤味を帯びているので、今回悩みましたがサワヒヨドリと同定しました。少し、自信が有りません。イチヤクソウには念願かなって出合えました。更に欲張ってベニバナイチヤクソウにも出合いたかったのですが、それは来年まで繰り越しておきます。飯盛山を花盛山に改名するのは賛成です。飯盛山は日本全国に50位有りますが花盛山は今の所有りませんので改名するべきだと思います。
2009年08月05日 21:29
chiharuさん、今晩は。
清里の飯盛山は山野草の宝庫でした。1,600mクラスの山でこの様な所は初めてでした。楽しんで戴き嬉しいです。
2009年08月05日 21:33
eijiさん、今晩は。
今回は新しく出合えた花が多かったですし、知っている花にも沢山出合えて楽しかったです。イチヤクソウの仲間にはベニバナイチヤクソウと言うピンク色のものもあります。次回にはこれに出合いたいと思っています。カラマツソウほもう少し近くで撮影したかったです。
2009年08月05日 21:38
杏さん、今晩は。
飯盛山では新しい山野草、既知の山野草、それぞれに多くのものに出合えて楽しかったです。イチヤクソウは念願の花でしたので嬉しかったです。花期的には今年、最後のチャンスだったかも知れませんね。サワヒヨドリは普通は、もう少し濃いピンクの花だったと思います。