山伏ウォーキングⅡ(その2)           

蓬峠(1,440m)~牛首峠分岐(1,960m)~山伏山頂(2,013m)

【蓬峠 10:50発】
 蓬峠は標高的にほぼ中間地点で、あと600m弱を登る必要が有った。水分補給後、気合を入れてスタートした。
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 蓬峠までは沢沿いの道だったが、ここからは山の北側、南側の斜面を交互にトラバースして進む。空が綺麗に晴れているので下から見上げる深緑が綺麗だった。
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 明るい陽を受けてフシグロセンノウが光り輝いていた。
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 フシグロセンノウは何故か単独で咲いていて群生している姿を見た事が無い。ここでは珍しく2株が並んでいて、しかもそれぞれの株に2つの花、3つの蕾を付けていた。
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 先日の天城山で見たモミジガサにも出合えたが、ここでも未だどの株も蕾の状態だった。
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 暫く進むと、またモミジガサが現れたと感じたが、良く見ると花が咲いていて花弁のクルリと巻いた形が違う。ハグマの仲間だった。葉の形からキク科のオクモミジハグマ(奥紅葉白熊)だった。
 まだ咲き始めの段階で3個の小花が全て開いていない。
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<オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)>
  キク科、モミジハグマ属
  名前の由来:花の形がヤクの尾で作られた旗竿につける飾り(ヤク)に似ている
<特徴>
  多年草、山地の木陰に生える
  花は8~10月に咲く
  頭花は3つの小花からなり、花冠は5裂し裂片はよじれる
  草丈は30~80cm

 飯盛山で見たタマガワホトトギスや約15cmもあった大きなキノコも現れた。キノコはこれ以外にも多々有ったが省略する。
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 前回バイケイソウを見た場所に着たので探してみたが、花後のみすぼらしい姿の株しか見えなかった。しかし、その横に全長は2m位あっただろうか、前かがみにお辞儀をした格好で咲いている植物があった。ヤマトリカブトだった。
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 バイケイソウの大きな葉を挟んでその横に、これまた背の高いキクの仲間が咲いていた。サワギク(沢菊)だった。花は小型だが、薄暗い中で黄色の花が綺麗だった。
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<サワギク(沢菊)>
  キク科、キオン属
  別名:ボロギク
  別名の由来:濡れた白い種の集団がボロクズに見える
<特徴>
  多年草、少し高地の半日陰の沢ぞいに生える
  6~8月黄色の小花を咲かせる、花径2cm大
  葉がシノブのように切れ込みがある
  草丈70cm位で背が高い
 
  牛首峠分岐を過ぎて左右が笹道に入ったので山頂は近い。その笹の中に黄色の花が咲いていた。オトギリソウ科のイワオトギリだった。
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 この花の蕾が真っ赤で綺麗だったので撮影したが、今イワオトギリを調べていたら蕾ではなく実だとあった。良く見ると、実に間違いない。
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<イワオトギリ(岩弟切)>
  オトギリソウ科、オトギリソウ属
<特徴>
  多年草
  7~8月咲く、 黄色の花で径は2cm程度
  実が赤く熟す  葉には赤い点が散在する
  草丈は20cm以下

【山伏山頂 12:40到着】
 西日影沢登山口から3時間45分掛かった。前回は3時間5分だったので40分余計に掛かったことになる。 

 明日に続く。

この記事へのコメント

2009年08月19日 18:15
今晩は
今日見せて頂いた花の中で初めて見せて貰ったのが「オクモミジハグマ」可愛い花ですね。また「イワオトギリ」の赤い実も初めてでした。まだ蕾のような感じで可愛い実ですね。
2009年08月19日 19:00
こんばんは。
お天気に恵まれて緑が綺麗です。
沢沿いの道は水の音を聞きながら歩かれたのでしょうか、涼しげな感じがします。途中でご覧になられたフシグロセンノウは鮮やかなオレンジ色の花ですね。淡い黄色のタマガワホトトギスは可愛い花を咲かせていますね。
ヤマトリカブトが、もう花を咲かせているのですね、鮮やかな紫色の花が綺麗です。黄色いイワオトギリの花、ピンとしたシベが綺麗です。
イワオトギリの赤い実も初めて見せていただきましたが緑の葉に赤い果実が綺麗です。
2009年08月20日 00:23
いろいろありますね。
自生しているところを見たことのあるのは、ヤマトリカブトとフシグロセンノウだけです。
イワオトギリは草には珍しい立派な実がなりますね。オクモミジハグマはとても綺麗です。
私の見たフシグロセンノウも1~2本が咲いているだけで、周りを見渡しても咲いていませんでした。種ではふえないのでしょうか。
hanatetsu
2009年08月20日 07:17
イワオトギリ、初見です。
花も綺麗ですが、実も綺麗で可愛らしいですね。
モミジガサ、全体像を撮りたいと思っていますが高尾で見つかるかどうか?
(アップ画像は植物園で撮りました)
2009年08月20日 09:23
1,400mを過ぎたあたりから山野草が急に多くなったような気がします。フシグロセンノウ、ホトトギス、ヤマトリカブトなど素敵ですね。600mなど素敵な山野草を見ながら行くとアッと言う間ですね。
2009年08月20日 10:18
綺麗なフシグロセンノウやヤマトリカブトの鮮やかな色が良いですね、初見のイワオトギリソウは赤い鮮やかな実が付くのですね、中に出来る種は何色に成るのか興味があります。
2009年08月20日 19:26
chiharuさん、今晩は。
私もハグマの仲間は幾つか見ていますが、オクモミジハグマは初めてでした。もう少し咲き進んだ所を見たかったですが、残念だったです。イワオトギリの実は赤くて綺麗でした。
2009年08月20日 20:25
杏さん、今晩は。
沢沿いを歩くのは、ヒンヤリとした空気の中を心地よい水音を聞きながら歩けるので楽しいです。もう一つは所々にある水場で飲む水が冷たくて美味しことでしょう。今回の山行では、夏場になって草花が少ないかと思いましたが、意外に多くの山野草に出合えて良かったです。
2009年08月20日 20:33
寅太さん、今晩は。
山野草は自然の山野で見ると、感激が違います。植物園で見た花が、さりげなく道端に咲いているのを見ると、あれ、こんな所に咲いているのだと、感激します。イワオトギリの実の観察は次回の課題として残しておきましょう。
2009年08月20日 20:37
hanatetsuさん、今晩は。
イワオトギリは花も実も綺麗です。特に実が綺麗です。この先で実がどのように変化するか楽しみですが、山伏には時々は行けません。何処かに代理のイワオトギリがいれば良いのですが・・・。
2009年08月20日 20:47
信徳さん、今晩は。
蓬峠を過ぎた1,400m辺りから山野草が増えた理由は解っていません。沢沿いの湿気の所と山の中腹の乾いた所との差なのか、それとも標高が高くなって一足先に秋に入ったのかも知れません。後半の600mを歩くのがきつかったです。訓練不足の所もありますが、汗との戦いが大きな原因と思っています(本当かな?)。
実は、山野草の撮影が、小休止になっているので助かってはいるのですが・・・(笑)。
2009年08月20日 21:12
OSAMIさん、今晩は。
フシグロセンノウは暗い中ではボンヤリした色の感じもしますが、明るい陽の中では鮮やかな色をしていました。そうですね、イワオトギリの実の中に出来る種子はどんな色なのか気になりますね。何処かで、継続して観察しましょう。