神山ウォーキング(後半)            

神山(1,438m)~冠ヶ岳(1,412m)~大涌谷分岐(1,210)~大涌谷(1,042m)

【神山山頂 11:53発】
 山頂が広くて360度の眺望が得られる駒ケ岳と違って、神山山頂は狭い広場で樹木に囲まれて眺望も利かない。長居は不要なので昼食を終えるとそこそこに下山を開始した。歩き始めて直ぐに、左の樹間が開けていて富士山が見通せた。大分、雲がかかって来た。
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 それにしてもゴルフ場が多い。箱根のゴルフ場の多さを改めて認識させられた。

 神山山頂に到着する直前にコアジサイが綺麗に咲いていたが、大涌谷に向う山頂直下の登山道脇にも多くのコアジサイが咲いていて、さながらコアジサイロードの感じさえした。
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 コアジサイの脇に黄色の蕾を付けていたオミナエシに似た植物があった。2輪だけ花が咲いていた。
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 初めて出合った花なのでもう少し咲き進んだものを期待したが、この日はここで見た株だけだった。帰宅して調べたらオミナエシ科のキンレイカ(金鈴花)だった。
<キンレイカ(金鈴花)>
  オミナエシ科、オミナエシ属
<特徴>
  多年草、山地の岩場に生える
  花は7月~8月に咲く、花は集散花序に付く
  花径は7mm、長さ3mm位の距がる
  葉は対生し、掌状に鋭く切れ込む
  草丈30~60cm

 更に進むと登山道に倒れ込むようにしてショウマが咲いていた。アカショウマやトリアシショウマに比べて草丈も大きく、白い花穂も大きい。葉の側脈が10対あるのでヤマブキショウマ(山吹升麻)だった。
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 調べると雌雄異株だと言う。今後、注意して観察する事としよう。

<ヤマブキショウマ(山吹升麻)>
  バラ科、ヤマブキショウマ属
<特徴>
  多年草
  6~8月咲き、少し高い山の縁などや草原に生える
  雌雄異株
  葉は2回3出複葉で山吹や薔薇に似ている
  白い花は円錐状に咲く
  草丈60cmまで 

【冠ヶ岳分岐 12:03着】
 神山山頂から10分すると冠ヶ岳(かんむりがたけ)への分岐に着いた。大涌谷から噴煙越しに見えた尖った頂の山だ。標識に5分と有るので往復する事とした。歩き始めると直ぐに樹木に隠れるようにして鳥居が立っていた。
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 神社でも有るのかな、と思いながら進むとお社が出てきた。狭い所に立っているのでお社全体を撮影出来なかった。
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 お社の横に有った石塔の文字は風化して読み取れなかった。説明も何も無く、どんな社なのか全然解らなかった。社の横に冠ヶ岳への方向が記されていた。
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 ここから冠ヶ岳山頂までが、またまた見事なコアジサイロードだった。この日見た中で、一番見事なコアジサイの群生だった。
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 ヤマブキショウマもこの日一番の姿を見せていた。
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【冠ヶ岳 12:13着】
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 冠ヶ岳山頂からも回りの展望が得られなかった。僅かに樹間から茶色の地面が見えたが大涌谷噴煙地の一部だろうが、全体が見えないので何処の部分なのか不明だった。ここもそこそこにして下山を再開した。
 ここからも岩がゴロゴロした道で歩き難かった。V字に切れ込んだ道は無かったが急斜面の道を慎重に降りた。
 大分下って登山道が緩やかになった所で、濃い緑色した光沢のある葉が密集していた。縁に細かいギザギザが無いので瑞牆山で見たコイワカガミの様だ。
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 花後の実が生育中の様だった。どんな実が生るのか?
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 それにしてもこのイワカガミの群生は見事な事だろう。来年のコイワカガミの咲く頃に、ここをもう一度訪れて見たいものだ。

【大涌谷分岐 12:51着】
 コイワカガミ群生地のすぐ下が大涌谷分岐だった。ここまで戻ると大涌谷までの登山道は比較的楽な道になる。最後の休憩を取った。

 登る時にこの分岐を通過する時は気付かなかったが、道標の横に何やら注意書きが有った。
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 その横には2種類の警報に付いて説明があった。
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 大涌谷の噴煙に含まれるガスの濃度を測定していて、その値が大きくなると2種類のどちらかの警報が発令されるのだ。この大涌谷分岐点で通行不可になると、早雲山駅方向へ進むしかない。   
 大涌谷をスタートする時に鉄扉付きの門を通ったが、警報が発令されるとこの扉が堅く閉ざされるのだろう。噴煙の横を登っている時は生命に影響が出るようなガスとは思ってもいなかったが、やはり気を付けなければいけない所だった。

【大涌谷 13:23着】
 幸に、この日は警報も発せられず無事鉄扉の門を通過できた。
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         鉄扉付きの登山口(駒ケ岳ウォーキング(その1)から転載)

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この記事へのコメント

2009年07月21日 20:44
ヤマブキショウマが花盛りで素晴らしいですね、コアジサイロードの様な道をゆっくり歩いてみたいものです。
2009年07月21日 22:25
山野草が多く咲いていて楽しい登山でしたね。また来年の楽しみ(イワカガミ)も出来ました。やはりガスが噴出していることで危険な山なんですね。ガスの溜まり易い場所なんかに行ったら大変なことになります。
寅太
2009年07月22日 00:13
山頂に木が茂っているところはかなりありますが、木を切って欲しいですね。
神山も本当は富士山の綺麗なところ何でしょう。
富士山を背にゴルフ場がありますが、ナスカの地上絵と同じように、ゴルフを忘れた未来の人が見たら、神や宇宙にささげる地上絵に見えるのでしょう。
今年はコアジサイに良く会いますね。
そうそう、社の説明文が読めなくとも、賽銭箱の浄財ははっきり読めます。
高尾ではめったに見れません。
コイワカガミが鏡のように光っています。花の咲く頃が待ち遠しいことでしょう。
2009年07月22日 21:10
OSAMIさん、今晩は。
神山の登山道は樹木の中の道で明るくは無いですがコアジサイが咲いていた所は花の影響か、明るく感じました。ヤマブキショウマも咲いていてコアジサイロードは楽しく歩けました。
2009年07月22日 21:14
信徳さん、今晩は。
神山では意外に多くの山野草に出会えて満足しました。来年には忘れずにコイワカガミに会うようにしたいと考えています。大涌谷のガスにはこれからも気を付けて登るようにしたいと思います。
2009年07月22日 21:26
寅太さん、今晩は。
神山の山頂は少しぐらいの木を切っただけでは展望が難しいですが、冠ヶ岳は少し木を切れば展望が利きます。あまり切り過ぎると落下の危険がありそうなので、これも又問題かも知れません。神山も冠ヶ岳も富士山の絶好の眺望ポイントの様に感じますが、訪れる人は駒ケ岳に比べれば殆どゼロに近いので手入れもされないのでしょう。ゴルフ場のレイアウトは何と書かれていると、未来の人は解読するでしょうかね。
そうですね、今気付きましたが賽銭箱の浄財ははっきり読めますね。最近になって置いたのかな?中身が入っているか、確認もしませんでした。
来年のコイワカガミはここで見る事にしたいですね。時期さえ間違えなければ、群生の様を観賞できます。

hanatetsu
2009年07月23日 06:36
今回のハイキングコースの全行程を歩くのは当然無理。
コアジサイロードだけ歩くという訳にはいきませんよね(当たり前)
キンレイカにも逢ってみたいな。
2009年07月23日 18:10
hanatetsuさん、今晩は。
駒ケ岳まではロープウエイで登れますので、駒ケ岳から神山までを往復するか、ほぼ水平なお中道から大涌谷へ降りれば楽です。お中道の方はコアジサイが神山山頂程ではありませんが時期が合えば見事でしょう。キンレイカは山地の岩場と言う事で平地では無理なのかも知れません。先日、美ヶ原へ行った時にも出会えました。美ヶ原は車で登れて、あとは水平に歩くだけですから容易です。