櫛形山ウォーキング(その4)           

裸山(2,003m)~アヤメ平(1,890m)~池ノ茶屋林道終点(1,850m)

【裸山 11:10発】
 裸山下からアヤメ平への登山道は明るい樹林の中を進んだ。
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 途中でナナカマドの白い花が咲いていた。
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<ナナカマド(七竈)>
  バラ科、ナナカマド属
  名前の由来:七回かまどで燃やしても燃え尽きないほど燃えにくい
<特徴>
  落葉樹、涼しく日当たりの良い高地に生える
  6~7月頃小さくて白い5弁花を集団で咲かせる
  秋の実と紅葉は美しい
  葉は奇数羽状複葉で互生する、葉の軸が赤い
  樹高は15mまでだが小木で枝を拡げ潅木が多い

 林の下には富士山自然林高鉢ウォーキングで見たコウモリソウカニコウモリが大きく育っていて花茎を立ててそろそろ花が咲きそうであった。もう少し遅ければ花が見れたのだが。
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 時間的に、そろそろアヤメ平かなと思っていると、林の間に明るい広場が見えて来た。

【アヤメ平 11:34着】
 最後の林の中を半ば駆け降りる感じで歩いて行くとアヤメ平に到着した。
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 早速、アヤメを探した。しかし、ここでも青色のアヤメの姿が見えなかった! 蕾すら見えなかった!
 左側の草原、右側の草原を目を凝らして見たが、どちらにも見えなかった!
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 金網に囲まれた中にアヤメの葉らしきものが見えたが、青色の花は何処にも無かった!
 一体、東洋一の30万本のアヤメは何処に行ってしまったのか!

 金網の横に有ったアヤメの自然記念物の説明板が何とも、空しかった。
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 ガッカリしながら昼食を取った。この日は裸山にも、アヤメ平にも多くの登山者がいたが、皆同じ思いで食事を取っていた事だろう。

【アヤメ平 12:05発】
 ガスも出て来たので、そこそこに引き揚げる事とした。
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 往路で決めていた原生林を経由して櫛形山山頂へ行く為の分岐に到着した。ここを左に進んだ。
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 数分歩くと林から抜けて、左手が見通せる所に出た。すると白い花を咲かせていた潅木が見えた。近づいて見ると、なんと潅木ではなく草本のクサタチバナ(草橘)だった。
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 このクサタチバナには香貫山で出会っているが、香貫山では草丈は30cm位だったが、ここでは人と同じ位の草丈であった。
 クサタチバナを過ぎると原生林の中を進んだ。
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 資料を見ていたら原生林の説明があったので参考の為に、以下に記載する。
「原生林とは千古不伐、その地の原植生が保たれている森林のこと。一方、自然林とは、一度伐採されたがその後は自然のまま植生回復した森のこと。これに対し、伐採後に杉や檜などの苗を植えたものを人工林と呼んでいる。」
 そう言えば先日登った富士山5合目からの高鉢コースは富士山自然林と呼ばれていた。正確に使い分けられていて納得だ。
 朝、見た大きなカラマツの所で往路に戻った。カラマツの横に薄汚れた看板が目に入った。
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 「やまなしの森林100選 櫛形山の原生林」とあった。このやまなしの森林100選は過去に瑞牆山で「やまなしの森林100選 富士見平のミズナラ林」と身延山で「やまなしの森林100選 久遠寺の森」を見ている。
 櫛形山のアヤメの代わりにしては少し寂しいが、原生林の勉強が出来たので良しとしよう。

【池ノ茶屋林道終点 14:10着】
 結局この日のアヤメは、(その1)の冒頭で綴った、ここの駐車場で見た数株のアヤメだけだった。

 明日に続く。

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この記事へのコメント

2009年07月12日 22:08
「東洋一のアヤメは何処に行ったんでしょう?」そう思いながらの登山、最後の結末は?待ち遠しいです。
2009年07月12日 22:27
アヤメは残念な結果という事でしたけど何とか早く回復してくれると良いですね、クサタチバナの群生は見事で素晴らしいです。
hanatetsu
2009年07月13日 08:08
07年6月に遡ってクサタチバナ拝見しました。
清楚で気品のある花ですね。素晴らしいです!
ところで、アヤメ平のガスの中の囲いがむなしいですね。
アヤメさんは何処に霧隠れしたんでしょう?
2009年07月13日 17:33
こんにちは
良い景色を楽しませて頂いたりナナカマドやクサタチバナの花を楽しませて頂きました。有り難う御座います。
2009年07月13日 18:14
信徳さん、今晩は。
結局、東洋一のアヤメは今回見つかりませんでした。最後は、アヤメの代替探しで終わりでした。
2009年07月13日 18:21
OSAMIさん、今晩は。
素人考えですが、アヤメは多年草なので根が残っていれば復活するのでは、と思っています。新芽が出た時に鹿の食害に会わないようにガードすれば良いのかな、と思っていますが・・・。クサタチバナの群生は見事でした。この様な群生は他には無いのでは、と思います。
2009年07月13日 18:30
hanatetsuさん、今晩は。
大きな株のクサタチバナに出会ってビックリしました。香貫山で見ていたものよりもズーッと大きかったので別の品種かと思いました。
櫛形山のアヤメは何処へ行ったのか、結局今回は見つけられませんでした。OSAMIさんへのコメントにも書きましたが、早く復活してくれると良いのですが・・・。
2009年07月13日 18:33
chiharuさん、今晩は。
櫛形山はアヤメと原生林が名所だったのですが、その一つのアヤメが残念だったですが、それ以外の原生林や山野草で楽しい山行になりました。楽しんで戴き、嬉しいです。
2009年07月13日 18:56
こんばんは。
櫛形山のアヤメは有名ですね。
ちょうど、見頃では?と思っていましたが、ご覧になれなかったのでしょうか。最初の画像は、緑が綺麗な林道で歩いてみたくなるような林道です(笑)
ナナカマドやクサタチバナの白い花が綺麗ですね。
クサタチバナの群生は見事ですね。まだ出会った事が無いのですが、綺麗でしたでしょうね。
寅太
2009年07月13日 21:16
ナナカマドの葉の軸が赤いと書いてあるので、ニワナナカマドをいま見てきました。
赤みがかっていますが、緑色ですね。
30万株のアヤメは残念でした。立札がむなしくなります。植生が元にもどるのか、それとも根までやられてしまったのか。どちらでしょう。
クサタチバナは名前はよく聞きますが、見たことがないと思います。
原生林、自然林、人工林の区別はわかりました。
2009年07月15日 18:47
杏さん、今晩は。
櫛形山のアヤメは有名だったと言うべきかも知れません。残念ながら昨年頃からアヤメがすっかり無くなってしまった様です。
最初の画像は明るい林の中なので気持よく歩ける筈ですが、アヤメを見れなかった後遺症で心は暗かったです(笑)。ここのクサタチバナの群生は株の多さと大きさで見事だったです。
2009年07月15日 18:54
寅太さん、今晩は。
暗い林の中でナナカマドの葉の軸が赤味が薄く写っているようですね。30万本のアヤメは何処へ行ったか、まだ事実を知っていません。根が残っていて復活する事を願っていますが。クサタチバナは香貫山でも見ていますので、高尾山辺りにもあると思います。原生林、自然林、人工林の違いに付いてお役に立てて嬉しいです。