天城山ウォーキング(最終回)           

万三郎岳(1,406m)~涸沢分岐点~万二郎岳登山口~天城高原駐車場(1,045m)

【万三郎岳山頂 12:39発】
 万三郎岳の山頂広場で昼食を取っていると、先にいた登山者が三々五々と下山して行き広場が急に静かになった。身支度をして下山開始した。
画像

 下りは暫くの間は天城山縦走路を西に進む。尾根道に出ると大きなサラサドウダンの木があり花を見事に付けていた。今回見た中で一番大きい木であり、見事な花姿ではなかったかと思った。
画像

 更紗の模様も赤色が濃くて鮮やかだった。
画像

 明るい尾根が続く。両側にはサラサドウダンの木が多くあった。
画像

 15分くらい歩くと涸沢分岐点への分岐ポイントに着き、そこを右に進む。
画像

 暫く、急階段をドンドン下る。目を足元から転じて前を見ると、ブナの林が綺麗だった。
画像

 階段が終わると木の根っこや岩のゴロついた道になり注意しながら進む。途中で大きな枯れ沢を渡った。
画像


【涸沢分岐点 13:36着】
 更に、10分程歩くと涸沢分岐点に着いた。
画像

 暫し、休憩を取った。
 ここからは山腹をほぼ水平に巻いて行く。所々で小さな枯れ沢を渡った。その中で苔むした岩が有る沢に小さな花が咲いていた。トオゴクサバノオ(東国鯖の尾)だった。
画像
<トウゴクサバノオ(東国鯖の尾)>
  キンポウゲ科、シロカネソウ属
  名前の由来:東国に多く、実の形が鯖の尾に似ている
<特徴>
  多年草
  小さい薄黄色の花で径は8mm程度
  花は下向きに咲く
  5月に明るい針葉樹や落葉樹林の少し湿った場所に咲く
  葉は対生し小葉は3枚
  草丈は10cm程度

 横にも小さな白い花が咲いていた。同じ花かと思ったが少し違う。こちらはクワガタソウ(鍬形草)だった。同じゴマノハグサ科のオオイヌノイヌノフグリに似ている。
画像画像
<クワガタソウ(鍬形草)>
  ゴマノハグサ科、クワガタソウ属
  名前の由来:実の形が兜の飾り(鍬形)に似ている
<特徴>
  多年草、沢沿いや樹林内の少し湿り気のある場所に生える
  5~6月に咲く、花は4裂しほぼ白色で紅紫の筋がある
  花径8mm程度で小さい
  草丈20cmまで

 ここの苔が生えた岩にはイワタバコの葉も出ていた。水が苔から滴り落ちていたのでイワタバコも生える環境なのだろう。

 道は緩やかにアップダウンを繰り返しながら山の斜面を進んで行く。すると大きな枯木が横倒しになっている横にアマギシャクナゲが花を咲かせていた。数十m斜面をよじ登って撮影した。
画像画像
 万三郎岳の手前で見たアマギシャクナゲよりも、こちらの方が開花直後の様で蕾も多く、花弁も汚れが無く綺麗だった。しかし、この木も何故か横倒しになっていた。

 次の枯れ沢を渡ると、枯葉の中に珍しい草花を見つけた。ツクバネソウ(衝羽根草)だった。
画像画像
<ツクバネソウ(衝羽根草)>
  ユリ科、ツクバネソウ属
<特徴>
  多年草
  5~8月にぶな林などの深山の半日陰で咲く
  葉が4枚、花も4枚、花径15mm程度
  葉の長さ10cm未満
  花の先端までの草丈40cm以下

 次の枯れ沢には水場の標識が立っていた。
画像
 沢の下の方には水が出ているのだろうか?確認しないで先を急いだ。

 山の中腹の細い道から林の中の道に変わった。広くて、平坦で歩き易い。
画像


【万二郎岳登山口 15:16着】
 少し疲れを感じながら歩いて行くと、万二郎岳登山口に着いた。
画像

 立ち休憩の後、天城高原駐車場に向った。朝見た、ヤマツツジは相変わらず元気な姿を見せていた。

【天城高原駐車場 15:35着】
 登山道入口には「おつかれさまでした」と大きく記されていた。朝、ここを通る時には方向が違うので気付かなかった。
画像

 この日の朝に30台ほど止っていた駐車場の車は数台に減っていた。大型バスが2台止っていたので団体の登山グループがこの後下山してくるのだろう。
画像

 シャクナゲシーズンの日曜日とあって登山者が多かった様だ。しかし、今年のシャクナゲのシーズンは1~2週間は早かったと推定した。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

ナイス ナイス

この記事へのコメント

2009年06月06日 21:29
シャクナゲ以外は初めての珍しい花がいろいろ咲いていて素晴らしいです、白馬で見たミヤマクワガタソウとは少し違いますがクワガタソウは同じ様な感じてすね。
2009年06月06日 23:44
サラサドウダンもこんなに大きな木になるのですね。初めてこんな大きな木は見ました。良く整備された登山道で登り易かったのではないでしょうか?
2009年06月07日 15:36
サラサドウダン以外は初めて見ます。トオゴクサバノオとクワガタソウの花が可憐ですね。ツクバネソウは変わった形をしていますね。この季節は色々な花が見られ登山も楽しいですね。」
2009年06月07日 19:42
OSAMIさん、今晩は。
今、ネットでミヤマクワガタソウを調べたら、随分綺麗な花ですね。花のイメージは似ていますね。花弁の模様も濃くてハッキリしています。またまた出会ってみたい花が増えました。
2009年06月07日 19:45
こんばんは。
サラサドウダンの木は大きいですね~。
大きな木の上の方まで赤い花が咲いて見事な光景です。
鮮やかな花がビッシリと咲いている姿は可愛いですね。トオゴクサバノオの花も、クワガタソウも綺麗に撮られていますね。先日、高尾で花後の果実を見ましたが名前の通りの面白い形をしていました(笑)ツクバネソウも可愛い花を咲かせていますね。登山道入口の「おつかれさまでした」の標識は嬉しい言葉ですね。
2009年06月07日 19:48
信徳さん、今晩は。
私もこんな大きなサラサドウダンの木を見た事がありませんでした。天城山のハイキングコースは良く整備されていて歩き易いです。日本百名山の一つで、地元の方々の努力の賜と思います。有り難いですね。
2009年06月07日 19:55
eijiさん、今晩は。
トオゴクサバノオとクワガタソウの花は小さくて撮影するのにも膝を地面に着けていました。最初は同じ花かと思いながら撮影していました。ツクバネソウは花らしからぬ花ですね。暗い所では見落としてしまいます。
そうですね、春から夏にかけての山は色々の花に出会えて楽しいです。それが山に行く動機の一つですね。
2009年06月07日 21:13
杏さん、今晩は。
この尾根にあったサラサドウダンは大きくて花を沢山付けていました。尾根ですから風も強く当ると思うのですが、良くここまで大きく育ったと感心しました。
トオゴクサバノオもクワガタソウもどちらも名前の由来は花後の実の形から来ているようですね。是非、その姿を見せてもらいたいです。今回は少し疲れていたので「おつかれさまでした」の標識には癒されました。女性の声が出れば、もっと癒されたでしょうね(笑)。
hanatetsu
2009年06月08日 17:13
トウゴクサバノオの実を撮りに、何度か高尾へ通いました。(納得の画像は撮れませんでした)
野生のクワガタソウ綺麗ですね。蜘蛛?も挨拶にきていますね。
それより凄いのはツクバネソウです。
見たい見たいと思っていた花で、秋になると黒い果実が出来て突羽根そっくりになるそうですよ。
2009年06月08日 18:41
hanetetsuさん、今晩は。
私もトウゴクサバノオとクワガタソウの実を撮影したいと思っていますが、そのために天城山へは行けないと思うにで、どうするか思案中です。撮影中は、クワガタソウの蜘蛛には気付きませんでした。帰宅して見てビックリしています。ツクバネソウの花は見落とし易いですが、たまたま見つける事が出来ました。しかし、これも実の撮影には何処で撮影出来るか、苦労しますね。