瑞牆山ウォーキング(その3)           

桃太郎岩~大やすり岩

 桃太郎岩を過ぎた辺りから、登山道脇にピンクの花が見えて来た。アズマシャクナゲ(東石楠花)だった。
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 瑞牆山の案内を読むと、6月中~下旬はアズマシャクナゲの群落が楽しめるとあったので百名山の厳しい岩峰に登る目的以外に、アズマシャクナゲを見ることも期待していた。訪れたのが6月9日なので少し早いかなとも考えていたが、天城山では1~2週間例年より早かったので丁度良いかも知れないとも考えていたのだった。
 近づいて見ると、若干最盛期を過ぎていたし前日の雨で濡れてもいた為、あまり綺麗な花の写真が撮れなかった。
 沢の対岸では森林の下に大群落を形成していた。
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<アズマシャクナゲ(東石楠花)>
  ツツジ科、ツツジ属
  別名:シャクナゲ(石楠花)
<特徴>
  常緑低木、深山に生える
  花は5~6月に咲く、
  花冠は淡紅色の漏斗型で先端は 5裂し,雄しべは 10本
  葉の裏面は灰褐色の軟毛がある
  高さ3mくらい

 更に、沢に沿って登っていくと大きな岩に行き当たり、左折の矢印が記されていた。
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 ここからの登山道は狭くなり、急登の連続となった。登山道には石と言うよりは大きな岩がゴロゴロ、倒木は道を塞いでいた。所々には階段もあり我慢の登りが続いた。
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 そんな急登も、綺麗に咲いたアズマシャクナゲが励まし、癒してくれた。
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 登山道の上にもせり出して咲いていて、シャクナゲのトンネルの中を登って行った。
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 シャクナゲが途絶えて又、厳しくも味気ない道を登った。
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 すると、大きな岩の前に今まで見てきたものよりも貧相なシャクナゲが1本立っていた。しかし、株は貧相だが見頃の花を付けていた。高度を増すにつれて花が綺麗になって来た。
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 山頂に近づくにつれて、大きな岩が目の前に立ちはだかって来た。
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 大岩の横に立っていた枯木の根っこには可愛いキバナノコマノツメが咲いていた。
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【大やすり岩 11:00着】
 一歩一歩足場を確認しながら、着実に歩を進めて行く。一息入れる為、背を伸ばすと巨岩が聳え立っている。大やすり岩だった。
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 もう少し近づいて見上げると、手前にはピンクの可愛い花が咲いていた。
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 ピンクの花はイワカガミだった。イワカガミには秋田駒ケ岳で会って以来だった。
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 帰宅して調べるとイワカガミの仲間にはコイワカガミもあった。葉の縁にギザギザがあるのがイワカガミでコイワカガミには無いと言う。次の画像を見るとギザギザが無いのでコイワカガミの様だ。
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<コイワカガミ(小岩鏡)>
  イワウメ科、イワカガミ属
<特徴>
  常緑多年草
  5~7月に咲く、高い山地の樹下や草原に生える
  花径1cm程度、花は濃ピンクで華やか  
  草丈は15cmまで

 綺麗なシャクナゲに出会えて良かったと喜んでいたところに、思いがけずコイワカガミに出会えて嬉しかった。苦労して登たご褒美だったのだろうか。

 明日に続く。

この記事へのコメント

2009年06月17日 21:16
ピンクのコイワカガミが爽やかな色合いですし、纏まって咲いているところが良いですね、確か山頂近くにもアズクマシャクナゲがあると思いますし期待しています。
2009年06月17日 22:04
大きな岩がゴロゴロしている山ですね。登りやすいような?登りにくいような?アズマシャクナゲがまだ咲いていたのですね。相当厳しい所ですね。コイワイワカガミが丁度良い色合いで素敵です。葉にギザギザがないのですね。
hanatetsu
2009年06月18日 11:58
「大きな岩の前の貧相なシャクナゲが…」とありますが、何か日本画の画風のようで大変見事な画像になっています。
前にキバナノコマノツメを拝見しましたが、鮮やかな黄色に再度驚いています。

寅太
2009年06月18日 14:00
岩が多くなり大変ですが、周りの花が励ましてくれます。花に関心のない人から、アゴを出しそうです。
シャクナゲの小路の次はキバナノコマノツメで、ついにコイワカガミですね。
イワカガミとの違いは、葉にギザギザが無い。なるほど。
越後にたくさん生えているのが、オオイワカガミですが、葉っぱが大きいだけで、花などもとてもコイワカガミにはかないません。
コイワカガミげでてきましたので、もう山頂には珍しいものはないと思います。
岩だらけですね。もしかして何かの花を温存させていますか。
2009年06月18日 18:50
OSAMIさん、今晩は。
今回、コイワカガミに出会えるとは夢にも思っていませんでしたので、嬉しかったです。足元だけを見て歩いていたら見逃す所でした。一息入れたのが幸いしました。山頂近くにもアズマシャクナゲは生えていました。今日と明日に載せますので見て下さい。
2009年06月18日 18:59
信徳さん、今晩は。
全山花崗岩で出来ていて、山頂のゴツゴツした姿から予想できると思いますが、どこも岩だらけでした。段差が小さければ歩くのは楽ですが、段差が大きいと楽ではありません。アズマシャクナゲは大やすり岩の下辺りが最盛期でした。それより下は少し花は汚れていましたし、その上ではまだ蕾でした。コイワカガミは綺麗でした。会えるとは思っていなかったのでラッキーでした。
2009年06月18日 19:06
hanatetsuさん、今晩は。
貧相なシャクナゲがかえって日本画のイメージを出していますか。言われて見るとそんな気もしてきました。カットしようと思いましたがアップしてよかったです。キバナノコマノツメは黄色が鮮やかなスミレですね。スミレには黄色は珍しいので一際鮮やかに見えるのでしょうか。
2009年06月18日 19:20
寅太さん、今晩は。
ここの急登では、岩とにらめっこして歩いていたら、確かにアゴを出しますね。花を見ながらあるいていると苦しさが気になりません。実は、写真を撮る為に、数十秒止まるのが息抜きになっている為だと思いますが(笑)。今まで、イワカガミとコイワカガミは意識したことがありませんでしたが、違いが解ったので、これからは意識してみようと考えています。
仰る通り、この先は岩との戦いでした。しかし、戦いが終わるとそれなりのご褒美は今日も明日も有りました。
2009年06月18日 22:46
こんばんは。
昨日の桃太郎岩が凄いと思っていましたら、大きな岩が沢山ありますね。
アズマシャクナゲの綺麗な花がトンネルになっていたり、岩の上などに咲いて素晴らしいです。枯木の根元には可愛いキバナノコマノツメが咲いていますね。ピンクのコイワカガミが沢山咲いていますね。急な登山道のようで、大変でしたでしょうが、可愛い花たちに出会われて良かったですね。帰宅されてPCで花をご覧になる時は嬉しいですね。
2009年06月19日 17:52
杏さん、今日は。
ここ瑞牆山は全山岩で出来ている感じで、どこも岩だらけです。極め付きが大やすり岩ですね。そんな岩だらけの道を楽しくさせてくれるのがアズマシャクナゲです。丁度、開花時期だったので楽しく歩けました。コイワカガミにも出会えてラッキーでした。そうですね、初めての花や、綺麗な花を撮影出来た時はPCで画像を見るのが嬉しいですね。