笠取山ウォーキング(その1)           

作場平口(1,312m)~一休坂~笠取小屋(1,775m)

 5月21日に、埼玉県秩父市と山梨県甲州市の境にある笠取山(かさとりやま)へ行って来た。笠取山の南側は東京都が水道水源林として管理している地域で、水源林内にある「水干ゾーン(源流のみち)」と「水源林のはなし」の説明が登山口の作場平口に有ったので、それを以下に載せる。
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 と言うことで、今回は単に笠取山へ登るだけでなく、「緑のダム」の勉強をしながら多摩川の源流「水干(みずひ)」を訪れるウォーキングになった。今日(その1)で綴る範囲を、源流のみち案内図に赤い点線を記入して以下に載せる。
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【作場平口 8:46発】
 作場平口の標識も登山道も良く整備されていた。作場平口だけでなく、源流のみち全体が良く整備されていて安心してウォーキングが出来た。
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 作場場平口からは沢沿いにある檜林の登山道を進む。枯葉の積った土の道は柔らかくて歩き易かった。
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 その柔らかい林床には小さな花が咲いていた。毛無山で見たワチガイソウ(輪違草)とシロバナヘビイチゴ(白花蛇苺)だった。
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<シロバナヘビイチゴ(白花蛇苺)>
  バラ科、オランダイチゴ属
<特徴>
  多年草、低山帯~高山帯の乾いた草地や林縁に生える
  5~7月に白色の花を咲かせる、花弁は5個
  葉は3小葉で楕円形
  草丈は10~20cm

 登山道脇には「緑のダム」に関する知識を説明している看板が建てられていた。
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 この先にも同様の説明板が有ったので、順次掲載しておく事とする。

 沢を渡り、一休坂分岐を過ぎると緑溢れる林の中を登る。登山道の両側は笹が綺麗に刈られて広々として歩き易い。林の樹木とその下に繁る笹で雨水が蓄えられるのだろう。
【一休坂 9:28着】
 スタートして約40分で一休坂に到着し、ここで小休止した。
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 休憩の後、歩き始めると直ぐに、次の説明板が現れた。
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 説明板の前に有るミズナラが大き過ぎるので、少し離れた所からそのミズナラを入れて林の様子を撮影した。緑のダムを実現している綺麗な林だった。
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 ミズナラ林を抜けると、次はカラマツ林になった。
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 カラマツ林を緩やかに下ると登山道は細い沢に出た。そして、その先は綺麗な水の流れる沢沿いの道へと変化した。源流に近くなったのだろうか?
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 清流の脇の苔むした所にはシロバナヘビイチゴと秋田駒ケ岳で見たキバナノコマノツメが仲良く並んで咲いていた。
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<キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪)>
  スミレ科、スミレ属
<特徴>
  多年草、高山の湿気のある草地に生える  
  6~7月頃に咲く、黄色で花径1cm程度
  5弁のうち下の弁に紫の縦模様があり形が面白い
  葉は薄めのハート型、縁にまばらに毛がある
  草丈15cmまで

 ワチガイソウとタチツボスミレも一緒に咲いていた。檜林の半日陰で見たワチガイソウは小さかったが、この明るい水辺のワチガイソウは見違えるほど株が大きかった。
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 沢の向こう側に白い花を咲かせていた木があったが、遠くからでは何の木だか解らなかった。
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 更に進むと湧き水が出ている水場に着いた。未だ笠取小屋にも着いていないので水源地の水干ではない。(歩いている時は源流のみち案内図を見ていなかったので誤解していたのだが、今ブログを書きながら案内図を見るとこの沢は北沢で、水干が水源となるのは水干沢で別だった。)
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 水場を過ぎてジグザグに数分登ると建物が見えて来た。
【笠取小屋 10:15着】
 スタートしてから、1時間半で笠取小屋に到着した。ここで休憩を取った。
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 明日に続く。

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この記事へのコメント

hanatetsu
2009年05月29日 21:53
某役所のOBの会の会報で、多摩川の源流を訪ねる記事が載っていましたが残念ながら花の記載はなく、このブログを拝見して改めてワチガイソウやシロバナヘビイチゴなど珍しい花があることに驚きました。
特にキバナノコマノツメは初見で、こんなに綺麗な黄色のスミレがあるとは思いませんでした。
2009年05月29日 22:09
東京の水源の山に行かれましたか、この山は2回ほど登りましたけど交通の便が悪いのを除くと、都の水源ですから登山道なども良く整備されていた記憶があります。
多摩川の水源といわれるミズヒは明日ですね、その後の変化が有るのか期待しています。
2009年05月30日 02:10
説明板がしっかり整備された山ですね。山野草が楽しく迎えてくれましたね。
2009年05月30日 10:57
お早う御座います
笠取山ウォーキングで水源林内にある「水干ゾーン(源流のみち)」と「水源林のはなし」等学び名からのウォーキング楽しかったでしょうね。それに良い景色を見たり色んな山野草との出会いもウォーキングの疲れを忘れさせてくれたと思います。お疲れ様でした。
2009年05月30日 17:48
hanatetsuさん、今晩は。
笠取山で出合った花はそんなに多くは有りませんでしたが、珍しい花に出会えました。キバナノコマノツメは高山の花の様で、私は秋田駒ケ岳以来2回目でした。この花は笠取山では山頂近くでも出合えました。
2009年05月30日 17:52
OSAMIさん、今晩は。
笠取山に2度も行かれていますか。東京都水道局が管理しているので良く整備されています。その他に説明板も各種あり森の緑のダムに付いて良い勉強になりました。水干は明日の最終回になりますのでもう一日お待ち下さい。
2009年05月30日 17:56
信徳さん、今晩は。
流石に、東京都水道局が管理しているだけの事が有ります。登山道の他に、道標や説明板が整備されていて安心して歩けるし、森に付いて良い勉強になりました。山野草も珍しいものに出会えました。
2009年05月30日 18:00
chiharuさん、今晩は。
そうですね、森の緑のダムに付いて、色々説明が有り勉強になりました。このコースは小中学生の校外学習には良い所だと思いました。良い景色と珍しい草花に出会えて楽しかったです。
2009年05月30日 22:11
こんばんは。
東京都の水源の山に登られたのですね。
枯れ葉の積った山道は歩き良かったようですね。
若葉の綺麗な山道、登山途中で可愛い花たちに出会うと嬉しいですね。
山道沿いに咲いていた黄色いスミレのキバナノコマノツメは綺麗ですね。
鮮やかな黄色の花は山中に咲いていると目立ちます。白い花のワチガイソウ、淡い紫色したタチツボスミは可愛い花です。花の咲いている脇に流れている水は綺麗ですね。
寅太
2009年05月30日 22:36
水干などという言葉は初めて知りました。
明治34年から水源林を管理とは素晴らしい。三多摩地区が神奈川県から東京都に移管されるのが、明治26年ですから、正解だったわけですね。
オオバキスミレかと思いましたら、葉の形が違いますね。キバナノコマノツメとは名前も面白い。
2009年05月31日 18:46
杏さん、今晩は。
流石、東京都が100年以上も守ってきた水源林でした。緑のダムとして機能していましたが、我々ハイカーにも良く整備された環境でした。緑のダムに関してはシッカリと勉強していました。キバナノコマノツメは2回目の出合でしたが綺麗で可愛かったです。清流と綺麗な草花に出会えて良かったです。
2009年05月31日 18:52
寅太さん、今晩は。
水干はみずひとは読めませんよね。明治26年にこの一帯は神奈川から東京に移ったのでしたか。そして明治34年に水源林を管理し始めた訳ですね。情報ありがとうございました。当時の市長は誰ですかね?先見の明があったと思います。キバナノコマノツメはスミレ科の可愛い花です。覚えてやって下さい。