山伏ウォーキング(その3)            

蓬峠(1,440m)~牛首峠分岐(1,960m)

 蓬峠からは尾根の北側、南側の斜面を進むが、この区間はおおむね樹林帯で展望はきかず、所々で木の間から垣間見る程度になってしまう。
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 北側の斜面では木の葉の間から大谷崩れだろうか、大きく崩れた斜面が見えた。
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 南側の斜面では木の葉の間からスタート地点で見た西日影沢だろうか、砂利の河原が見えた。
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 雑木の中に白い花が見えた。ズームで撮影してみると、葉が大きく、三頭山で見たムシカリだった。
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 又、手作りのベンチが現れた。蓬峠から50分経っていたのでしばし、休憩を取った。山の案内では蓬峠から牛首分岐までは1時間30分とあるのでほぼその中間点だった。
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 登山を再開すると足元に三筋山ウォーキングで見たミヤマカタバミに似た花が咲いていた。しかし、花弁に紅紫色の筋があり、別品種の様に感じた。調べると、花の中心も黄色になっているのでコミヤマカタバミ(小深山酢漿草)の様だ。
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<コミヤマカタバミ(小深山酢漿草)>
  カタバミ科、カタバミ属
<特徴>
  多年草、深山の針葉樹林内に生える
  5月~6月に咲く、花径は2~3cm
  花茎は葉よりも高く、先端に1個、白くて淡紅紫色の筋のある花をつける
  葉や葉柄にはほとんど毛はなく、倒心形で角の丸い3枚の小葉をつける。
  草丈5~15cm
  花弁の中心部に黄色い模様がある

 続いて足元にユリ科の葉を付けた植物が出て来た。葉の下にUFOの様なものがぶら下っていた。
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 葉を引っくり返して見ると、UFOに見えたものは花弁が白緑色の目立たない花だった。ユリ科のヒメタケシマラン(姫竹縞蘭)だった。資料を見ると秋に綺麗な赤い実を付けている。是非、見たいものだ。
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<ヒメタケシマラン(姫竹縞蘭)>
  ユリ科、タケシマラン属
<特徴>
  多年草、亜高山~高山帯の林内に生える
  花期は6~7月
  葉腋から細い花柄を下げ、直径5~6mmの花を下向きに1個付ける
  花被片は白緑色で紅紫色を帯び、披針形、先は外側に反り返る
  葉は長楕円形で先が尖る
  果実は液果で、赤く熟す
  茎の高さは15~30cm

 南側斜面の道を進んで行くと道脇にコバイケイソウの株が葉を繁らせていた。斜面の下の方にも生えていて、花の時期になるとコバイケイソウに迎えられた登山道になるのだろう。
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 道が緩やかなになり、樹木も変化してきてモミの木が多くなって来た。
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【牛首峠分岐 11:05着】
 平坦道を少し進むと牛首峠分岐に到着した。
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 ここまでで、標高差は約1,000m、歩行時間は約3時間、山頂まではあと標高差は50m、歩行時間は15分と山の案内にあり、ホッとした。

 明日に続く。

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この記事へのコメント

2009年05月24日 21:11
白いようなミヤマカタバミは見たことがあるのですが、フウロの様に綺麗なミヤマカタバミは初めてですし、赤い実の付いたタケシマランは知っているのですがヒメは初めてです面白い花ですね。
昨日は足場の板をテーブルと勘違いしました。
2009年05月24日 22:35
コバイケソウは割と湿気の多いような所に(沼地)出てくるものとばかり思っていたのですが山の斜面にも出てくるのですね。この斜面は湿気が多いでしたか?
2009年05月25日 00:26
ムシカリ、コミヤマカタバミ、ヒメタケシマランのどれも見たことがありません。
特にヒメタケシマランは面白そうで、見たいですね。ちょっと、茎の形などはナルコユリやホウチャクソウに似ているような。
hanatetsu
2009年05月25日 10:07
08年10月末に初めてご訪問させて頂きましたので、ムシカリ(オオカメノキ)は遡って見せて頂きました。
高い場所で咲いていたようですので、当方でしたらガクアジサイかガクウツギで片づけたかもしれません。
ヒメタケシマラン、初見です。素晴らしい花ですね!!
やはり歩かなければ駄目ですね!
2009年05月25日 19:17
OSAMIさん、今晩は。
今回見たミヤマカタバミは花弁に紅紫色の筋があり綺麗でした。ヒメタケシマランの赤い実を私も見てみたいのですが、赤い実が生る頃に行ければ良いのですが・・・。昨日の2番目の水場の画像はOSAMIさんからのコメントを見た後に別の画像に変更しています(変更し忘れた為)。テーブルに見えた足場の板が全て見えるものに変更しました。変更する前の画像では足場の板がテーブルに見えますね。混乱させてスミマセンでした。
2009年05月25日 19:23
信徳さん、今晩は。
山伏で見たコバイケイソウが生えていた所は山の斜面で湿地帯ではありません。雨が降れば水の流れる所でしたが、湿気が多い所では無かったですね。他の山でも時々見ますが湿地帯とそうでもない所と両方ある様に思います。今後も気を付けて観察しましょう。
2009年05月25日 20:05
こんばんは。
登山の途中でご覧になった真白いムシカリの花は清々しいですね。
コミヤマカタバミは初めての花ですが、白い花びらに筋の紅紫色が可愛いですね。ヒメタケシマランも初めてです。小さな花が沢山下がっていますね。
秋には赤い実が付くそうですが、綺麗でしょうね。登山道の斜面の下などにもコバイケイソウの葉が見られますが、白い花が咲いたら綺麗でしょうね。
2009年05月25日 21:31
寅太さん、今晩は。
今回の山行で私も一番の収穫はヒメタケシマランでした。草全体の姿はナルコユリやホウチャクソウのイメージでしたが、吊る下がっている物が、何とUFOソックリでビックリしました。秋に赤い実を見たいと思っていますが、無理かなと思っています。
2009年05月25日 21:35
hanatetsuさん、今晩は。
ムシカリは大きな木の場合が多くて何時も下から見上げているので接写が出来ません。花はガクアジサイ等に似ていますが、大きな葉が特徴ですね。今回の山行でヒメタケシマランに出会えたのは、本当にラッキーだったです。
2009年05月25日 21:59
杏さん、今晩は。
山伏にはムシカリが結構有りました。いずれも大きな木で、しかも谷側なので接写出来なかったのが残念だったです。コミヤマカタバミは紅紫の筋が入った花で、カタバミらしからぬ綺麗な花でした。今回の山行では、ヒメタケシマランに出会えてラッキーでした。
2009年05月26日 08:07
お早う御座います
山伏ウォーキングでの新緑を楽しませて頂きました。またユリ科のヒメタケシマランは初めて見せて頂きました。景色や花など楽しませて頂き有り難う御座います。
2009年05月26日 17:17
chiharuさん、今日は。
そちらの信夫山の新緑も綺麗でしたが、山伏の新緑も綺麗でした。今回の山行では珍しいヒメタケシマランに出会えて嬉しかったです。どの山行でも、この様なラッキーな事が続いてくれると嬉しいですが・・・、欲張り過ぎですかね(笑)。