茶臼山ウォーキング(後編)             

茶臼山山頂~茶臼平~茶臼山登山口

【茶臼山山頂 11:32発】
 山頂からのピンクの絨毯の名残を見るのも諦めて茶臼平へ向った。急坂道を一直線に下り平坦な道になる。回りを見る余裕が出て来ると、昨日綴ったダンコウバイに似た黄色の花が目に入った。花と同時に葉も展開しているのでクロモジの花だ。
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 平坦な道も直ぐに終わり、今度は急斜面を登り返す。伐採された下枝が登山道を隠してしまい、木に巻きつけられたビニール紐を頼りにほぼ直登する。

【茶臼平 12:06着】
 緩やかな道になって暫く進むと茶臼平らしき所に着いた。道標の文字が見えないので茶臼平と確定できないがここまでには標識も無かったし、地形的にも茶臼平で間違い無さそうだった。
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 ここも眺望が無く、まだ時刻も12時少し過ぎたばかりなので昼食に良い場所を求めて先に進む事とした。
 しかし、暫く進むと踏跡も無くなり、ビニール紐も無くなってしまった。方角的にも登山口から離れて行く様なので一端、茶臼平まで戻る事とした。すると反対方向から2人連れが歩いて来た。この先の道をご存知かと聞いたら我々同様、初めての山で我々と同じ道を辿って来たとの事だった。状況を説明して一緒に戻る事とした。
 我々は茶臼平で昼食を取り、二人連れは元きた道を戻って行った。この間のロスタイムは約30分だった。

【茶臼平 13:22発】
 昼食後、元きた道を50mくらい戻ると左に折れる道があった。踏跡もしっかりしていた。
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 案内では茶臼平を過ぎてから曲がるようになっていたが、手前を曲がる必要があった。標識が無いので間違いやすいと話し合っていたら、反対側から先ほどの二人連れが戻ってきた。先の方で道が急斜面になり、ビニール紐が有るがその先にも有るかどうか解らないので戻ってきた、との事だった。二人連れは登って来た道を戻り、我々はロープがある所まで進む事にした。
 ビニール紐は有るには有ったが、急斜面には踏跡すらなく杉や檜の枯れた下枝が積っていて歩き難かった。
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【林道 13:55着】
 滑り落ちないように慎重に歩を運んで、やっとのことで林道の路肩まで降りる事が出来た。最後、路肩からはミラーの鉄柱につかまりながら林道に降り立った。
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 林道には標識も無いし、今降りてきた道がある様にも見えない。山の案内には植林のための作業道で、あるかなしかの踏跡を追う、とあるので間違いないと思う。
 ここからは舗装された林道を歩いた。林道脇にヒトリシズカが一塊になって咲いていた。昨年の5月に荒倉山で出合って以来だった。
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 林道沿いの斜面にはクロモジやキブシの木々が花を咲かせていた。その中に名前の解らない木があったので画像だけを記載しておく。
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 林道に沿った京戸川の防砂ダムを見ながら麓に向った。
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 水分集落に近づくと登山道脇にムラサキケマンと、その近くに同じ仲間の黄色のミヤマキケマン(深山黄華鬘)が大きな塊で咲いていた。
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<ミヤマキケマン(深山黄華鬘)>
  ケシ科、キケマン属
<特徴>
  2年草
  鮮明な黄色の花で長さ2cm程度
  4~7月に咲く
  枝を多数だして茂みを作る
  草丈40cmまで
  
 黄色のタンポポに混じってシロバナタンポポも咲いていた。シロバナタンポポは初めて見る事が出来た。
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<シロバナタンポポ(白花蒲公英)>
  キク科、タンポポ属
<特徴>
  多年草
  4~5月に咲く
  道端や野原に生える
  花径は4cm大程度
  陽が沈むと花は閉じる
  種が風に飛んで繁殖し多数群生する
  草丈30cmまで

 林道を更に下ると、ゲートが有った。4月25日までは冬季閉鎖されていたのだった。車で上まで入れても、標識がチャンと無いと初めての登山者は山頂へは向えない。もう少し整備して戴けると安心して登山が出来るのだが。
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【茶臼山登山口 15:10到着】
 大分、苦労はしたが多くの山野草にも出会え、楽しい山行であった。

 帰途、釈迦堂遺跡博物館に寄り、桃畑の様子を見る事とした。やはり朝見た通りで桃の花の剪定も終わって花数も少なく、残っている花も色褪せていた。売店のおばさんの話では、昨年は訪れた日が一番良かったが、今年は昨年よりも1週間早くて4月7日だったとの事だった。桃畑の中で一番花が残っている木と今降りてきた茶臼山(画像中、左山)をバックに記念撮影をした。
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 来年こそは一番良いタイミングで来て見たいものだ。

 明日と明後日は都合によりブログを休みます。

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この記事へのコメント

2009年04月22日 20:28
今晩は
茶臼山ウォーキングの途中で色々な花たちと出会えて良かったですね。
色々な花たちを楽しませて頂き有り難う御座います。
2009年04月22日 20:54
こんばんは。
茶臼山では淡いグリーンのクロモジの可愛い花が咲いていたようですが、若葉も爽やかな香りがしますね。ヒトリシズカも沢山の可愛い花を咲かせていますね。葉も開いていなく花が咲いたばかりのようですね。
ミヤマキケマンも沢山咲いて綺麗です。
シロバナタンポポもご覧になれて良かったですね。白いタンポポと黄色いタンポポが同時に咲いているのは珍しいのではないでしょうか。登山中に花を見つけられると嬉しいですし、これからは色々な花が咲き楽しみですね。
2009年04月22日 21:03
山で標識の無いのは本当に困りものですし最後の方の写真はどう見ても登山道には見えないですね、咲き始めの綺麗なヒトリシズカが素晴らしいです。
2009年04月22日 21:42
富士山周辺の登山道は綺麗に整備された所ばかりではないのですね。困ったものです。山梨の桃源郷は一度見て見たいものです。
2009年04月23日 00:21
chiharuさん,今晩は。
これからの山行では色々の山野草に出会えることが、もう一つの楽しみです。初めて出合った時の嬉しさは、苦しい思いをして山頂に到達した時の嬉しさにも似ています。
2009年04月23日 00:24
杏さん、今晩は。
chiharuさんへのコメントにも書きましたが、山行では色々の山野草に出会えることが、もう一つの楽しみです。初めて出合った時の嬉しさは、苦しい思いをして山頂に到達した時の嬉しさにも似ています。今回もここでシロバナタンポポに出会えるとは思ってもいませんでしたので嬉しかったです。
2009年04月23日 00:30
OSAMIさん、今晩は。
そうですね、林道に出るまでの最後の20分間は、所々にあるビニール紐を目指して、道の無い所を歩きました。落葉と枯れ枝の上を歩いた感じでした。
今回は色々の山野草に出会えましたが、ヒトリシズカに出会えたのも嬉しかったです。
2009年04月23日 00:38
信徳さん、今晩は。
山梨県の山は整備されていると思っていましたが、ここ茶臼山は良く整備されているとは言えませんね。山梨100名山にも入っていないと思いますので登る人も少ないと思います。私は、山頂での眺望がきけば又登ってみたくなる山だと思いますが。特に桃の季節は最高だと思います。
寅太
2009年04月23日 06:40
ダンコウバイに続いてクロモジ、そしてヒトリシズカですから、今年2回目の春がやってきました。
林道を振り返ると冬季閉鎖にはびっくりします。車の通行が禁止なんでしょうね。
hanatetsu
2009年04月24日 16:45
昔・むかし、シロバナタンポポを植物園で見つけたことがあります。
野生で見つけるとはラッキーですね。
それから名前の解らない木ですが、コウヤミズキ、シヨウコウミズキ、シナミズキ、はてはキリシマミズキまで名前が挙がったのですが、結局、分かりませんでした。
2009年04月24日 23:24
沢山の花に出会いましたね。ヒトリシズカの咲き始めが綺麗ですね。
ミヤマキケマンが見事に咲いていますね。シロバナタンポポに出会えてよかったですね。
2009年04月25日 19:19
寅太さん、今晩は。
1000m近い山ですと、平地よりは春が遅いですね。香貫山で終わっている花にもここで会う事が出来ました。ヒトリシズカは香貫山にはありませんので今年は初めてでした。
林道の冬季閉鎖は車の通行禁止です。人間はこの鎖の横を通れます。
2009年04月25日 19:39
hanatetsuさん、今晩は。
名前の解らない木を調べて戴き、有難うございました。私もこれらの花も調べましたが解らず仕舞でした。なんかの機会に手掛かりを得られるかも知れないので、それ待ちです。
2009年04月25日 19:43
eijiさん、今晩は。
これから暫くの山行では沢山の山野草との出合が出来ます。ヒトリシズカには今年初めての出合でした。初めてのミヤマキケマン、シロバナタンポポに出会えて良かったです。