鷲頭山ウォーキング(最終回)           

御前帰・登山口(4日後)

 実は4日後に、もう一度御前帰・登山口へ行って来た。前回登山口で初めて見たイラクサ科のカテンソウ(花点草)が殆ど開花していなく唯一、1つの花で2本の雄しべが開いていただけだった。それで4日後ならばもっと開花していると考えて訪れたのだった。
画像

 予想に違わず、沢山の花が開いていた。5本の雄しべがピント伸びていた。
画像

画像画像


 カテンソウは風媒花で、雄しべがピクンとはじける様に伸びる時にフッ、フッと小さく息をするように花粉を飛ばす。又、雄しべは1本ずつ順番に外側へはじけるように伸び、その勢いで花粉を飛ばす、と資料にあった。
 撮影してきた画像を改めて見ると、1本のものもあった。前回見た一番上の画像では2本であった。残念ながら3,4本のものは撮影されていなかった。
画像画像

 資料を更に見ていくと、カテンソウは雌雄同株だとあった。上の画像は雄花で、雌花は 雄花に較べ非常に小さく雄花の下の方の葉腋に付いている、とあった。
 今回の撮影ではそこまで知らなかったので雌花は撮り損ねてしまった。別の機会に撮影する事としよう。

<カテンソウ(花点草)>
  イラクサ科、カテンソウ属
<特徴>
  多年草
  3~5月に咲く
  山地の林下や道端の影地に生える
  花の大きさは5mm程度
  葉は互生し長さ3cm程度
  5弁の白い小さな花
  雄雌同株
  つるのように地を這い、草丈10cm以下

 近くにはオオイヌノフグリも沢山咲いていた。その近傍にオオイヌノフグリに似ているが、もう少し小さな花が咲いていた。同じゴマノハグサ科のフラサバソウだった。
画像画像

 オオイヌノフグリと比較して、萼や葉に長い毛があり、花弁が基部で合着し、色も淡い。並んで咲いていた花を撮影した。
画像

 花の咲いている株の下を見ると既に実が生っていた。それぞれの実を撮影した。オオイヌノフグリは名前の通り、犬のフグリ状(下の右図)であるが、フラサバソウは球形だ(下の左図)。大きさは並べてないので解り難いが、確かフサバラソウの方が小さいと思った。
画像画像


<フラサバソウ>
  ゴマノハグサ科、クワガタソウ属
  名前の由来:フランス人植物学者フランシェとサバチェに由来
<特徴>
  ヨーロッパ原産の越年草
  草丈20cm程度
  茎は基部で分岐し、匍匐する
  春に開花、オオイヌノフグリに似るが花は小型
  葉には毛が目立つ
  実はふぐり型ではなく球形

 カテンソウの横にシソ科のカキドオシも咲いていた。
画像


 花の形はムラサキサギゴケ(紫鷺苔)やトキワハゼ(常盤はぜ)に似ているが,これらはゴマノハグサ科だが,カキドオシはシソ科で異なる。
画像画像


<カキドオシ(垣通)>
  シソ科、カキドオシ属
  名前の由来:茎は蔓の様に地面を這って伸び垣根の下を通り抜ける
<特徴>
  多年草
  4~5月咲く
  草原に平面的に茎を張って集団を作る
  葉にしそ科独特の臭気あり
  花の大きさは1cm位

 鷲頭山は香貫山と尾根続きなので植生も同じかと単純に考えていたが、今回のウォーキングで香貫山で見ていない植物にも出会って少し、驚いている。これからも時々登ってみようかと考えている。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

驚いた
面白い
ナイス

この記事へのコメント

hanatetsu
2009年04月11日 20:20
裏高尾への入口、20号線から直ぐの南浅川の河川敷にカテンソウがちょこっと見られます。
カテンソウ、名前が特定できず待機ファイルに入れていましたが、デコウォーカさんのブログで名前を知り、近く載せたいと思っています。
でも、当方の画像は花開いたばかりで、とても2枚目や3枚目のような素敵な画像はありません。
もう一度訪問しようか迷っています。
また、フラサバソウとオオイヌノフグリの並んだ画像、傑作でーす。
2009年04月11日 20:27
花点草は初めて見ました。小さな花が沢山群がっているのですね。山に行ってもつい見落としてしまいそうな小さな花です。オオイヌノフグリは並んで撮ると大きいですね。
2009年04月11日 22:45
カテンソウは初めてです、なかなか面白い性質を持った花のようですね、弾ける時に花粉を飛ばすということは、4枚目の写真のように5本のシベが開いているものは花粉を飛ばした後ということになりますかね。
フラバソウは比較していただき大きさや違いが良くわかりました。
2009年04月12日 00:43
こんばんは。
カテンソウを綺麗に撮られていますね。
小さな花は見落としがちですが、可愛い花ですね。蕾の時は梅の花の形をしたゴム印のように見えました(笑)こちらでも、なかなか開花しませんでしたが一斉に細い花びらを開いていました。
フラサバソウもご覧になりましたね、小さな可愛い花ですね。
出会ってみたい花ですが、座って探さないと見つけられないです♪
2009年04月12日 18:20
hanatetsuさん、今晩は。
カテンソウの名前が解って良かったですね。名前の解らない花が残っていると気持悪い物です。お役に立てて嬉しいです。
満足の出来ない画像で一度アップして、満足の出来る画像でもう一度アップし直す手もありますよ。趣味のブログですからあまり拘らないでやりましょう。
フラサバソウとオオイヌノフグリの花の並んだ画像はたまたまついていました。実の方も並んで撮影しようとしたのですが、上手く行きませんでした。
2009年04月12日 18:28
信徳さん、今晩は。
私もカテンソウは初めて見ました。これだけ群生していると老人の目でも見つける事が出来ました。この群生地に行けた事がラッキーだったのですね。
オオイヌノフグリは小さい花だと思っていましたが、フラサバソウと並べて見て初めて、意外に大きな花だと思いました。
2009年04月12日 18:45
OSAMIさん、今晩は。
そうですね、私も実物を見た訳ではありませんが、5本のシベが開いているものは花粉を飛ばした後になると思います。フラバソウは初めて出会いましたがOSAMIさんの所で見ていましたので、実物に出会った時はこれだな、と思いました。
2009年04月12日 19:11
杏さん、今晩は。
カテンソウは杏さんの所で初めて見、その後で私も実物に出会えました。シベをピンと伸ばした姿は綺麗です。
フラサバソウは座って探さないと見つけられないですね。小さな小さな花でした。
寅太
2009年04月13日 18:05
ついにカテンソウと出会いましたね。
信徳さんも初めてというので、これは加点ではなく減点です。
3月20日に何をコメントしたか、調べてみました。
2つの花が手をつないだところの画像は、これは加点です。
オオイヌノフグリはフグリで、フラサバソウは玉ですか。これ以上は書けません。
2009年04月13日 22:10
寅太さん、今晩は。
寅太さんの3月20日のブログを今、見てきました。そこにはカテンソウは雌雄同株と記されていました。しっかりとお覚えていれば雌花もシッカリと撮影出来たのに・・・。私は減点ですね。
フグリ、玉、その次は???