香貫山の植物  オオバヤシャブシ         

<オオバヤシャブシの花>

 3月も半ばを向かえて、香貫山にも木や草の花々が元気良く咲き始めている。木では独特の匂いを放つヒサカキ、2月から咲き始めているキブシ、それとこれから綴るオオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子)が元気に咲いている。
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 このオオバヤシャブシの花は葉が出る前に咲き始める。香貫山の枯れ木々は2月半ばから緑色に色付き始めるが、それはこのオオバヤシャブシの花が吹き始めるためだ。2月16日のオオバヤシャブシの様子を以下に載せる。
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 オオバヤシャブシは雌雄同株で同じ枝に両方の花序を付ける。その順序は枝先に葉芽,その下に雌花序,その下に雄花序の順序で並ぶ。更にその下には昨年の果穂が残っている。
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 ヤシャブシの仲間では枝先に雄花序を付けるが、枝先に雌花序を付けるのはオオバヤシャブシだけだと言う。
 葉芽と雌花序、雄花序、昨年の果穂の順番でその拡大画像を以下に載せる。
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 2月16日の段階では雄花序だけが芽吹き始めていて、雌花序も葉も未だ芽吹いていない。雄花序は成熟して行くに従って長くなり、緑色から黄色に変わって行く。黄色になった花序を揺すると黄色い花粉がパッとスギ花粉の様に飛ぶ。
 雌花序も芽吹き始めは緑色だが次第に赤くなる。株によっては既に雄花序が落下して雌花序だけが残り、緑の葉も伸びているものがある。
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<オオバヤシャブシの実>
 受粉の終わった雌花序はこの先、昨年の果穂の様に丸々と太って行く。その模様は継続して観察して行く。

<オオバヤシャブシの葉>
 オオバヤシャブシの葉も継続して観察して行く。


<オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子)>
  カバノキ科、ハンノキ属
<特徴>
  落葉小高木
  2~4月に葉が出る前に5cm位の黄緑色の短い紐状花が咲く
  雌雄同株で雄花は垂れ下がり、遅く咲く小さい雌花は上向きに立ち上がる
  昨年の古い実がついている事も多い
  葉は互生、基部は円形で左右不相称、縁には重鋸歯がある

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この記事へのコメント

2009年03月13日 20:06
今晩は
オオバヤシャブシの雌雄の色が違うようですね。
若葉もこんなに大きくなって可成り暖かさが違うようです。
此方ではまだ若葉は見られません。
2009年03月13日 21:41
枯れ木の山が次第に緑色に変わって行くのが新芽よりも先に出るオオヤシャブシの雄花というのも凄いですね、雌花序もアップで見るとなかなか可愛い花だと思います。
2009年03月13日 22:38
こんばんは。
オオバヤシャブシの花は初めてです。
葉芽の側で小さな花を咲かせているのが雌花だそうですね。
雄花は垂れ下がって淡いグリーンの可愛い花です。画像の中で黒い実があるのは昨年の果実のようですね。香貫山は暖かいのですね、緑の若葉が綺麗です。
そちらでは木々も芽吹いてきて春らしくなりましたね。
2009年03月14日 09:49
香貫山にも春が巡って来ましたね。これから新芽、新緑と楽しめるウオーキング、羨ましい限りです。
2009年03月14日 19:36
chiharuさん、今晩は。
オオバヤシャブシの花は芋虫の様で決して綺麗とは言えませんが、良く見ると雌雄で色や形が異なっていて愛らしく思えます。こちらでは、落葉樹に次第に緑色が増してきています。ソメイヨシノが咲き終わると新緑の様相に一変します。
2009年03月14日 19:44
OSAMIさん、今晩は。
香貫山の枯木(落葉樹)が色付き始めるのは、オオバヤシャブシの雄花序とキブシの花です。その後、他の落葉樹の葉が芽吹いてきます。
オオバヤシャブシの雄花序は芋虫の様ですが、雌花序の方は赤くなり可愛いですね。でもこれも一時で、暫くすると目立たない緑色に変わってしまいます。
2009年03月14日 19:52
杏さん、今晩は。
オオバヤシャブシの花は香貫山の樹木の中で、春先に一番早く咲く花の一つです。雄花は芋虫みたいで美しくは無いですが愛らしいところはあります。雌花は赤く恥らうようで可愛いですね。
香貫山も最近は大分、緑色が増えてきました。ソメイヨシノが終わると、どの木も緑が増して、新緑の様相に一変します。
2009年03月14日 19:58
信徳さん、今晩は。
そうですね、香貫山の緑が一日一日と増えてきています。chiharuさん、杏さんへのコメントにも書きましたが、ソメイヨシノの花が散ると、ソメイヨシノだけでなくその他の樹木も一斉に緑が増えます。そして所謂、新緑の美しい季節に入っていきます。そしてウォーキングが一番、楽しい季節でもあります。
2009年03月14日 20:11
オオバヤシャブシの花は初めて見せて頂きました。葉芽と雌花序、雄花序が同時に1本の木になるのですね。雌花序は赤くなり可愛い感じがします。
芽吹きも綺麗ですね。
寅太
2009年03月14日 23:28
ハンノキかと思いました。似ていますね。
オオバヤシャブシもハンノキもがカバノキ科ハンノキ属ですね
以前のハンノキももっと調べる必要があります。
2009年03月15日 19:27
eijiさん、今晩は。
オオバヤシャブシの花は芋虫の様で、決して草花の様な派手さはありません。雌花序が一時期、赤く変身して綺麗に、可愛くなりますね。
芽吹きが始まって香貫山にも春が訪れて来つつあります。
2009年03月15日 19:42
寅太さん、今晩は。
そうですね、オオバヤシャブシの花はハンノキに似ていますね。私も寅太さんのブログでハンノキの花を見た時に、香貫山のオオバヤシャブシはハンノキかなと思いました。が、調べると葉芽、雌花序、雄花序の順に枝先から付くのがオオバヤシャブシとありましたので香貫山の木はオオバヤシャブシに間違い有りません。一方、ハンノキは逆に枝先から雄花序、雌花序、葉芽と付くようです。
実は今日、杓子山に行って来たのですが、そこでハンノキと思われる木の花に出会えました。雄花序はシッカリと開花(垂れ下がっていた)していましたが、雌花序と葉芽は未だこれから開く感じでした。順序は資料通りでした。後日、ブログアップしますので見て下さい。香貫山でも探したのですが有りませんでした。
hanatetsu
2009年03月16日 08:24
オオバヤシャブシの実、カミさんが絹糸を染めるのに使っています。
媒染によって違うそうですが、灰色、黄色、茶色になるようです。
2009年03月17日 09:51
hanatetsuさん、今日は。
オオバヤシャブシの実は染料の材料になるのですか?知りませんでした。あまり格好の良い実ではありませんが役に立つのですね。