杓子山ウォーキング(最終回) (番外編) 岡田紅葉 写真美術館           

杓子山山頂~ゲート

 下りは泥道を避けてクマザサの生い茂る藪の中を歩く事にした。その方が急坂でも滑らなくて良かったが、ノイバラの棘があって手や顔に当って痛かった。
 ロープが終わる辺りで藪から泥道に出る際に、バランスを崩して野球のスライディングをしてしまった。左側の腰から足全体にベットリと泥が付いてしまった。お昼前の時間帯で、登ってくる人達と多くすれ違った。スライディング直後に出会った方に「私も時々、滑って転びますが、随分派手に泥が付いていますね!」と言われてしまった。
 こんな訳で、この区間の画像はゼロ。

 その先もぬかるんだ道だったが再度、転ぶ事もなく進んで大榷首峠上の見晴の良い場所に着いた。しかし、朝の様子と違う。薄緑の大きなビニールが張られているし、若者が数人いた。
 何と、大きなビニールはパラグライダーだった。ここは見晴台ではなくパラグライダーの飛台だったのだ。
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 パラグライダーの先のピークの懐に白く見える建物が(その1)で綴ったトイレで、そこの広場が大榷首峠だ。峠の道脇で見たモノレールは麓からパラグライダーをこの飛台まで運搬する鉄路だった。到着直後、煙を上げながらエンジンがうなって車が下りて行くのが垣間見えていたので間違いは無いと思う。
 この様な高い山の上に茶畑やミカン畑が有るとは思えなかったので、これで納得出来た。

 飛び立つのを待っていたら、そろそろ飛び出す雰囲気になったので富士山とパラグライダーが写る様に構図を取り、シャッター半押しで待ち構えた。
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 飛び出ると、一瞬下に沈んでしまいシャッターを押せなかった。パラグライダー全体が見えた時は大分遠くに行ってしまった。
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 この後、パラグライダーは旋回しながら上に舞い上がって富士山山頂よりも上に昇った。雄大な富士山を眺めながらの飛行は、さぞかし気持良いだろうなと思いながらそこを去った。

 この後、峠を過ぎてゲートまで同じ道を下った。ゲートに着くと、朝見た富士山には横一筋の雲がバイ、バイしている様に棚引いていた。朝の画像と並べて下に載せる。
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 スライディングで付けた泥もゲートに着いた時には完全に乾いていた。ズボンを揉んで叩く作業を数回繰り返して、どうやら汚れは目立たなくなった。これで車にものれるし、昼食の蕎麦屋にも行けると判断した。

《番外編》 岡田紅葉 写真美術館

 昼食は忍野村にある「天祥庵」で蕎麦を食べた。古い茅葺の建物で、店の中の雰囲気も蕎麦を食するには良い雰囲気だった。
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 蕎麦を食べた後、富士の写真家、岡田紅陽の写真美術館を訪れた。岡田紅陽は千円札の裏に載っている富士山を撮影した写真家で、私のブログでも昨年12月25日に私の富士山百景・千円札富士で取り上げた。
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 岡田は明治28年、新潟県十日町市中条町に生まれる。大正3年に早稲田大学予科へ入学、その頃から写真に興味を持ち富士山を写し始めた。
 彼が初めて忍野村に足を踏み入れたのは、大正5年のこと。雄大な「忍野富士」と対面し、その魅力に感動して以来、生涯を富士山の撮影に捧げた。彼が残した40万枚に及ぶ富士山の写真は今日もなお、「日本人の心の原風景」として世界の多くの人々を魅了し続けています。(以上、岡田紅陽写真美術館 パンフレットより)
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 館内は撮影禁止の為、作品他を紹介できないのが残念である。四季折々の富士山と忍野村の景色はどれも素晴らしくて、私のブログで取り上げている「富士山百景」なんてお恥ずかしい限りである。
 この美術館に展示されている作品は忍野村で撮影されたものばかりで、その他の場所で撮影されたものは無かった。千円札富士の原画等を含めて見たかったのだが・・・。
 最後に、館内の窓から見た富士山だけはコッソリと撮影させて貰った。
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この記事へのコメント

2009年03月22日 18:44
今晩は
クマザサの中を歩くと色々な障害物に出会うことがあります。大丈夫でしたか。
杓子山からのパラグライダーや素晴らしい富士山を見ることが出来て嬉しいです。有り難う御座います。
2009年03月22日 21:14
パラグライダーもこのような素晴しい景色の中で飛ぶと最高でしょうね、足元が空中に浮いているこのような事は私にはできそうにありませんが(笑)。
hanatetsu
2009年03月22日 21:32
3枚目の富士に向かって飛び立ったパラグライダー、夢のある画像です。
今の時代、生活維持のため走ることだけが精一杯。
せめてパラグライダーで、風を切って飛びたいものです。
2009年03月22日 22:43
chiharuさん、今晩は。
杓子山山頂付近のクマザサはそれ程背が高くなかったので、ノイバラの棘以外にはたいした障害物は有りませんでした。山行の中でパラグライダーに出会ったのは今回が4回目になると思います。今回が一番近い所で見る事が出来ました。優雅なスポーツに見えました。
2009年03月22日 22:47
OSAMIさん、今晩は。
見ていると、気持良さそうに、優雅に飛んでいて私にも出来そうな気がしました。しかし、実際に飛ぼうとしたら、まず尻込みして飛べないでしょうね(笑)。
2009年03月22日 22:57
hanatetsuさん、今晩は。
見ていると、気持良さそうに、優雅に飛んでいました。たまには、この様な優雅で夢の有る事が出来たら良いでしょうね。しかし、パラグライダーを楽しむ為には高所恐怖症を治さなければ飛べません。やはり高嶺の花ですかね(笑)。
2009年03月23日 20:41
富士山の他にハングライダー、岡田紅陽美術館を見られて良かったですね。岡田紅陽は新潟・十日町出身ですか?近いのに知りませんでした。
2009年03月23日 22:06
今回は富士山も良かったし、ハングライダーも間近で見て良かったですが、一番見て良かったのは岡田紅陽の富士山の写真でした。どの作品も素晴らしくて何とも言えない感動を受けました。少しでも近づけると良いのですが・・・。岡田紅陽の出身地は十日町になる前の地名は、新潟県中魚沼郡中条村と有りました。信徳さんはご存知かな?
寅太
2009年03月25日 11:41
やはりスライディングは闘志の表れですから、頭から行きましょう。でも顔の怪我には注意ですね。
本当に難しい文字で、ふり仮名がなければ「おおなんとか峠」です。
岡田紅陽の写真美術館は私も訪ねたことがないので、次回は寄って見ます。
デコさんも富士百景で個展が開けそうです。中条は飯山線に中条駅があります。
パラグライダーをしばらく待っていれば、富士山の隣に並んだ双子富士が見られたと思うのですが、残念でした。
パラグライダー
2009年03月25日 16:26
寅太さん、今日は。
山でヘッドスライディングしたら、麓まで落ちてしまいますね(笑)。この峠の名前は漢字では読めません。仮名で表示すべきです。
寅太さんと同じ故郷の岡田紅陽の写真館は一度訪れる価値は有ると思います。
う~ん、双子富士ですか!思いも付きませんでした。パラグライダーが急上昇する時には富士山に見えますね。それが富士山の横に並ぶ姿を撮影すれば岡田紅陽にも負けない傑作が撮れますね(笑)。
yuji
2009年03月26日 21:16
今度杓子山に登ってみようかと思っているので、とても参考になりました。
ありがとうございます。詳細なレポートで分かりやすいですね。
2009年03月26日 22:09
yujiさん、今晩は。
杓子山は展望も良く、登山道も変化に富んでいて良い山だと私は感じました。是非とも登山して楽しんで戴ければと思います。