箱根湿生花園の花(その16)   

シオン、シュウメイギク、マルバフジバカマ

 今日は箱根湿生花園に咲いていたキクの仲間を綴る。

《シオン》
 湿生花園に入って直ぐの花壇に背の大きい花が咲いていた。キク科のシオンだった。
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                        (シオン)

 兎に角、背が高い。大きい株は2mを超えていそうだった。上の左画像は小さな株を選んで撮影した。

<シオン(紫苑)>
  キク科、シオン属
<特徴>
  多年草
  9月に咲く
  花色は薄紫、花径2cm程度
  草丈2mまでで葉が大きく茎は太く丈夫

《マルバフジバカマ》
 この花は駐車場から湿生花園の出入口に通じるエントランスの両側に咲いていた。園内にも生えていたかも知れないが気付かなかった。
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                      (マルバフジバカマ)

 明治中期~昭和初期に神奈川県箱根強羅周辺で発見された帰化植物で、強羅自然公園の植栽品が野生化したものらしいと資料にあった。
 各頭花の筒状花は白色で10~25個と多い。同じ仲間のヒヨドリバナの筒状花は5個であるから比較して見ると、花の緻密さが異なる。
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              (マルバフジバカマの筒状花は頭花当り10~25個)

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     (ヒヨドリバナの筒状花は頭花当り5個 2007年8月27日のブログより転載)

 筒状花の先端(花冠)は5裂し、2本に割れた白い糸状の雌しべを花冠の外に長く伸ばしている点は同じだ。どちらも舌状花はない。

<マルバフジバカマ(丸葉藤袴)>
  キク科、ヒヨドリバナ属
  名前の由来:フジバカマの葉は3裂しているが本種は卵型なので丸葉
<特徴>
  多年草、北米原産の帰化植物
  草丈は高さ1m程度
  葉には長い葉柄がある(無毛)
  花期は9~11月、白色で花冠が5つに分かれた多数の筒状花だけからなる
  分布は箱根以東の関東~東北

《シュウメイギク》
 名前にキクが付くが、キク科ではなくキンポウゲ科だ。菊の仲間として今日、綴った。
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                      (シュウメイギク)

 キンポウゲ科の植物の多くは、花弁を持たない。シュウメイギクも花弁を持たず、花弁のように見えるものは萼片である。シュウメイギクには白と赤があるが湿生花園では赤しか見なかった。

<シュウメイギク(秋明菊)>
  キンポウゲ科、イチリンソウ属
<特徴>
  多年草
  9~10月開花
  草丈1mまで
  白と赤もある
  種は白い綿毛があり綿のよう

 今回の箱根湿生花園の模様は今日で終わる。最後に仙石原湿原植生復元区のススキと仙石原をバックにした風景を載せる。この撮影は9月25日であったので、今日あたりはススキはもっと多く穂を開いているのだろうと推測する。
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                   (湿生花園と仙石原のススキ)

 今日のウォーキングは香貫山で歩数は8,783歩。今週の累計歩数は41,703歩/7日。

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この記事へのコメント

2008年10月05日 22:38
シオンは背が一段と高いので見栄えがするのではないでしょうか?箱根の湿性植物園は兎に角草花の種類が多いですね。富士箱根の自然を生かした植物園なので草花にとっては住み心地が良いのでしょう。
2008年10月06日 00:43
こんばんは。
シオンの薄紫の花を見ると秋ですね
マルバフジバカマの真白い花は小さな花が沢山集まって咲いていますね。
小さな花の長いシベが可愛いです。同じ仲間のヒヨドリバナは、花の形は違いますが同じような長いシベですね。
シュウメイギクは花びらに見えるのは萼片だそうですね。同じ花でも萼片の形が違う花もありますね。シュウメイギクのピンクの濃淡の花が綺麗に咲いています。最後の画像は仙石原のススキですね。TVで放映していましたが、広大なススキの風景を拡大して見せていただきました
2008年10月06日 09:24
シオンの色が濃くて良いですし、マルバフジバカマも綺麗に咲いていますね、シュウメイギクも自然の中のものは色が爽やかで善いなともいます。
寅太
2008年10月06日 10:29
峰の薬師の境内に、名前が判らない背の高い菊がありましたが、このシオンと全くおなじです。きのうは載せるのを諦めたところでした。
マルバフジバカマは丸葉って感じがしません。これは見たことがありません。
シュウメイギクの色はピンクという感じです。
箱根や富士山は今がススキの見事な季節ですね。
2008年10月06日 15:59
こんにちは
秋の花は綺麗なものが多いです。シオン乗り薄紫が良いです。秋名菊のピンクは初めてもました。有り難う御座います。
2008年10月06日 17:33
信徳さん、今晩は。
そうですね、シオンは8頭身ならぬ10頭身美人でしょうか。色も高貴な薄紫色でなかなか目立つ花ですね。箱根湿生花園は湿地が中心ですが、それ以外の環境も整備されていて植物の種類は多いですね。ジックリと時間をかけて観察していれば、まだまだ初めての草花に出会えると思っています。時々、行こうと思っています。
2008年10月06日 17:43
杏さん、今晩は。
シオンはキク科の中でも、秋を代表する花でしょうか。見事な草姿であり美しい花ですね。マルバフジバカマの頭花は細かな花が集まっていて、綿帽子を被せたように綺麗でした。シュウメイギクの萼片が不揃いな所が、この花の面白い所ですね。仙石原のススキの姿をまだ見ていないので、今年は行ってこようと思っていますが、どうなるか。
2008年10月06日 17:46
OSAMIさん、今晩は。
シオンの薄紫色は高貴な感じがする色で好きです。マルバフジバカマは初めて見ましたが、頭花がきめ細かくて綺麗な花ですね。シュウメイギクももう少し株が有れば良かったな、と思っています。
2008年10月06日 17:53
寅太さん、今晩は。
シオンの名前が解って良かったですね。名前が解らない花があると、お落ち着かないですよね。フジバカマの葉よりも丸型に近いので、マルバが付くようです。決して丸い葉ではないです。今年は富士山のすそ野のススキか、箱根仙石原のススキかどちらかを見に行こうと思っています。
2008年10月06日 17:56
chiharuさん、今晩は。
シオンはキク科の中でも秋を代表する菊の花ですね。背が高くて花も大きく薄紫色が綺麗です。シュウメイギクがもう少し株が有っていれば良かったのですが。