箱根湿生花園の花(その19)  

エンシュウハグマ、キントキヒゴタイ、シロヨメナ

 今回の「箱根湿生花園の花」の最後は、キク科の植物を綴る。

《エンシュウハグマ》
 落葉広葉樹林区の中に、コウヤボウキに似た花が縦一列に並んで咲いていた。少し離れていたので腕を思い切り伸ばして、やっと撮影出来た。キク科のエンシュウハグマ(遠州白熊)と説明板にあった。
画像画像
                     (エンシュウハグマ)

 帰宅して調べると、静岡県西部から愛知県東部にかけて分布する特産種で、資料の画像を見るとリボンで出来た風車の様な花はとても綺麗だった。湿生花園の花は通路に対して横を向いていた為、花の正面を撮影したものが無かった。上の右画像の左上部に裏側が写っている花が見えるが、これを正面からマクロ撮影出来れば良かったのだが・・・。

<エンシュハグマ(遠州白熊)>
  キク科、モミジハグマ属
<特徴>
  多年草
  静岡県西部から愛知県東部にかけて分布する特産種
  山地の乾いた木陰に分布、草丈30cmまで  
  葉は茎の下部に輪状に多数付く
  葉身は掌状で3~5深裂し、裂片はさらに中裂するか鋸歯がある。
  花は9~10月に咲く、花冠は白色でやや淡紅色を帯びることがある  
  花茎の先に総状又は複総状花序に付く  

《キントキヒゴタイ》
 上に綴ったエンシュウハグマと同じ落葉広葉樹林区の中だったと記憶しているが、金時山の金時が名前に付いたキク科のキントキヒゴタイ(金時平江帯)があった。
画像画像



                      (キントキヒゴタイ)

 別名のセンゴクヒゴタイは箱根仙石原で発見された為とあるが撮影時には全然知らなかった。地元の湿生花園としては、もっと大々的にピーアールした方が良いと思うが・・・。

<キントキヒゴタイ(金時平江帯)>
  キク科、トウヒレン属
  別名:センゴクヒゴタイ
  別名の由来:箱根仙石原で発見された
<特徴>
  箱根・丹沢・伊豆に分布  
  葉にはバイオリン状の湾曲の有るものと、無いものがある
  クモ毛と呼ばれる糸のような毛が生えている
  
《シロヨメナ》
 上の2品種と同じく落葉広葉樹林区の中の薄暗い樹林の下に、白い野菊が咲いていた。キク科のシロヨメナ(白嫁菜)だ。
画像画像



                       (シロヨメナ)

<シロヨメナ(白嫁菜)>
  キク科、シオン属
  別名:ヤマシロギク
<特徴>
  多年草
  9~11月咲き、花径2cm大
  茎を長く伸ばし白い花を枝先いっぱいに咲かす
  山地の道端や林の縁などに生える
  田舎菊に似るが葉は茎を抱かない
  草丈1mまで
  嫁菜の白色版

 ノギクの花は良く似ていて同定が難しい。一つ一つ勉強していくしかないと思っているが、マスター出来るかな?
 今日のウォーキングは香貫山で歩数は9,278歩。今週の累計歩数は20,226歩/3日。

この記事へのコメント

2008年10月15日 20:09
箱根湿性園は希少な草花が沢山ありますね。初めて見る草花が多いです。
2008年10月15日 21:28
エンシュウハグマというのは初めてです、花の咲き方も面白いですし花も花弁が柔らかい感じの可愛い花ですね、大きな花ではないように思いますが花の大きさはどのくらいでしょう?。
plysima
2008年10月15日 22:13
エンシュウハグマ、私は知りませんでしたが、繊細な花ですね。正面からも見てみたかったです。ひらひらした花の感じがコウヤボウキに似ていますね。
2008年10月15日 22:38
こんばんは。
エンシュウハグマは初めての花です。
高尾山で良く見かけるカシワバハグマの様な花が一列に並んで綺麗ですね。花の色も淡いピンクのように見えます。
キントキヒゴタイもエンシュウハグマに似た感じの花ですね。金時山の金時の名前が付いたようですね。小さな細い花びらが綺麗です。どちらの花もキク科のようですね。白い野菊は山中で咲いていると目立ちますね。真白い花びらがとても可憐で素敵です。
2008年10月16日 17:59
信徳さん、今晩は。
箱根湿生花園には外国の珍しい山草を含めて1,700種も有るそうです。私は国内外の珍しい花をまだまだ見切れていません。何回も訪れる必要が有りそうです。
2008年10月16日 18:04
OSAMIさん、今晩は。
エンシュウハグマは現地で写真を撮った時は珍しい花だな、で終わっていました。帰宅して資料を見たら、その美しさにビックリしました。もう一度見てみたいと思っています。花の大きさはコウヤボウキの花と同じくらいかな、と思います。
2008年10月16日 18:15
plysimaさん、今晩は。
エンシュウハグマは地味ですが、繊細で可愛い花です。サクラタデが好きなplysimaさんの好みに合う花だと思います。地元静岡県の特産種ですから是非見てやって下さい。大きさやリボン状の花弁の感じはコウヤボウキに似ていますが、その花弁が風車状に綺麗に並んでいます。兎に角、正面からマクロ画像を撮りたいですね。
2008年10月16日 18:24
杏さん、今晩は。
エンシュウハグマはコウヤボウキやカシワバハグマに似ています。但し花弁が風車状に綺麗に並んでいてそれが綺麗です。そうですね、キントキヒゴタイもエンシュウハグマに似ています。どちらももう一度ジックリと見たい花です。これから野菊が色々咲きますが、名前の同定に苦労します。
寅太
2008年10月20日 09:28
遠州といえば森の石松ですが、エンシュウハグマも聞いたことがあります。小型で葉が細かく切れているのが特徴ですね。
花はキッコウハグマに似ていますが、閉鎖花がありませんね。
キントキヒゴタイのバイオリンの葉を捜しましたが、良くわかりません。
かわりに右の画像でリンドウを発見しました。
バイオリン状の葉などはタカオヒゴタイ(高尾平江帯)にもある特徴です。
柏崎に行ったので先日蕾だったタカオヒゴタイの花を今年は見れないかも知れません。
シロヨメナは舌状花が少ない大雑把なキクですが、とても可愛いと思います。
2008年10月20日 18:34
寅太さん、今晩は。
エンシュウハグマの葉は上の画像には写っていません。次回に写す時には葉も入れましょう。名前の同定には葉が必要ですね。キッコウハグマをネットで調べたら、エンシュウハグマの花に似ていますね。
今回写したキントキヒゴタイにはバイオリンの葉は無い様ですね。これも次回には探してみましょう。タカオヒゴタイも有るのですか?金時と高尾で何が違うのでしょうか?野菊も色々有って同定に悩みますが、ヒゴタイも同じ様ですね。