香貫山の植物  アカネ  

<アカネの花>

 アカネ(茜)に付いては一昨年綴っている。その中ではアカネの小さな花が上手く撮影されていなかった。ここに来てアカネの花が咲き始め、改めてその小さな花を撮影出来たので以下に綴り直す事とする。
 アカネの花は合弁花で花弁は5裂又は4裂すると、資料にある。撮影してきた画像を良く見ると2種類あった。
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              (左に5裂の花、右に4裂と5裂の花が見える)

 雄しべも5裂の花には5本、4裂の花には4本と資料通りに2種類有る。更に、雌しべには2花柱と資料通りだ。
 花弁の先端は尖って後に綺麗に反り返る。
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                      (花弁は反り返る)

 花序を見ると殆どの花が5裂で4裂の花は滅多に無い。
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                         (アカネの花序)

<アカネの葉>
 葉はハート形から長卵形で、長柄があり4枚の輪生。正確には対生する2枚の葉と、托葉が変化した2枚の葉から構成される。
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                     (葉は4枚の輪生)

 しかし、茎の上部では2枚、3枚の所もある。茎の先端部では托葉の成長が遅れているのだろうか。
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               (葉が2枚)                (葉が3枚)

<アカネの茎>
 茎の断面は4角形で稜の上に刺があり、ものに引っかかると資料に有る。
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                 (茎は4角形で稜上に小さな棘がある)

 そして、潅木の上に覆い被さる。
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                   (アカネは蔓性で潅木を覆い隠す)

 アカネの根は乾燥すると赤黄色~橙色となり、この根を煮出した汁にはアカネ色素が含まれており、これを使った草木染めが古くから行われており、茜染と呼ぶと資料に有る。果たして、現在でもアカネを染料に使っているのだろうか?

<アカネの実>
 花が終わったものには、もう小さな若い実が生っている。
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                       (アカネの若い実)

 果実は球形で黄赤から熟すと黒紫色となる、と資料に有る。一昨年はアカネが伐採されて撮影出来ていない。今年は何とかこの実が育った所を撮影したいものだ。

        ---2008年11月28日のブログより転載開始---
 アカネに付いては今年の9月24日に綴った。そこでの宿題は熟した黒い実を観察する事だった。幸いにも花を撮影した株が今年は刈り取られずに残っていたので継続して観察する事が出来た。
 前回の花後の幼い実が生った画像を最初に転載して、それ以降の実の変化を載せる事とする。
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               (アカネの幼い実 9月24日ブログより転載)

 2週間後には幼い実から若い実に成長したものと、幼い実が落下してしまった跡に分かれていた。どうも落下したものの方が多かった。未だ、花も咲いていた。
 
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                (落下せず成長した若い実 10月7日)

 更に7日後には花も終わり若い実が成長を続けていた。アカネの実には2個が連結したものと1個のものが混在している。前回アカネの花を綴った時に雌しべの花柱は2分割すると記したが、その2つの花柱が受粉した場合が2個の連結した実に、1つの花柱だけが受粉した場合が1個の実になるのだろう。
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             (2個が連結した実と単独の実が混在 10月14日)

 約1ヵ月後に覘くと、緑色の実が黒茶色に変化していた。
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              (緑色から黒茶色に変化した実 11月11日)

 更に1週間後には完全に黒色に変化していた。これがアカネの熟した実なのだろう。
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                (黒く熟したアカネの実 11月26日)
        ---2008年11月28日のブログより転載終了---

<アカネ(茜)>
  アカネ科、アカネ属
<特徴>
  蔓性の多年草
  茎は長く伸び、枝分かれが多い
  茎の断面は4角形で稜の上に刺があり、ものに引っかかる
  葉の基部はハート型、長い柄があり4枚輪生する
  花期は8~9月、花径は約4mm、淡黄色で花弁は5裂又は4裂
  雄しべ5又は4本、雌しべには2花柱
  果実は球形で黄赤から熟すと黒紫色となる

《番外編》 ムクゲ
 ムクゲに付いては今月の6日に綴っている。その後も、アチコチでムクゲの花が元気良く咲いているのを見ている。今日は、先日綴った以外の花を撮影してきたので以下に載せる。合わせて9月6日のブログにも転載しておく。
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                        (ムクゲ) 

 今日のウォーキングは香貫山で歩数は8,824歩。今週の累計歩数は8,824歩/3日。

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この記事へのコメント

2008年09月24日 22:42
タカネの花?何が高いのだろうか?小さいのか?珍しいのか?・・・と思っていたらアカネの花ではありませんか。でも赤くない。なぜアカネの花なんでしょう?良く読んでいたら根っ子を煮て行くと汁が茜染めの原料になる。で良く分かりました。良く読むことですね。
2008年09月25日 05:04
アカネに可愛い花が沢山ついで本当に元気ですね、近くの植物園にもアカネとシロネがあるのですが、今年は万葉集にも詠われているアカネは元気が無くて花を見なかったように思います、シロネは何回かアップしました。
寅太
2008年09月25日 10:51
裏高尾で2日前に見ました。以前から面白い植物と思ってみていたのですが、これがアカネとは知りませんでした。
私のほうは今回も画像がイマイチでした。
次回に行った時には、アキアカネがとまった瞬間に撮影したいと思います。
そうすれば植物に名札を付けたようなものです。
2008年09月25日 17:32
こんにちは。
アカネの花、先日見たのですが名前が分からないでいました。
淡いグリーンの星の形をした小さな花で、花びらの先が少し反り返って幾つかの花を咲かせていました。触ると小さな棘があるようで衣服に引っ掛かりました。アカネの根を乾燥したものを煮出した汁にアカネ色素が含まれいて、これで草木染めの、茜染と言うそうですね。
花の名前も分かり、有難うございました。
2008年09月25日 21:46
信徳さん、今晩は。
アカネでなく赤根と綴ればタカネ(高値)と、読まなかったですね(笑)。地上に出ている部分は赤系統の色素はゼロで緑一色です。根に赤色の色素を持つとは不思議ですね。
2008年09月25日 21:52
OSAMIさん、今晩は。
アカネとシロネは共に根の色から来ている名前なのですね。私はシリネは未だ見ていないですね。根を掘って見比べたいですね。
2008年09月25日 21:58
寅太さん、今晩は。
2日前にアカネを見たのですか。もう少し早くブログに載せていれば良かったですね。小さな花なので撮影に苦労しました。アカネにアキアカネのツーショットは良いですね。私もチャレンジしてみましょう。でも、あの小さなアカネの花にアキアカネが止まれるかな(笑)?
2008年09月25日 22:02
杏さん、今晩は。
杏さんもアカネの名前をご存知無かったですか。お役に立てて嬉しいです。緑色の草から赤系統の色素が取れるとは思いませんでした。一度、根を掘って見てみようかとも思っています。
2008年09月25日 22:03
今晩は
アカネは蔓性で灌木を覆い尽くすほど伸びるのに花は白くて小さく可愛いですね。それにしてもこの拡大写真尊です。見せて頂き有り難う御座います。
2008年09月26日 18:45
chiharuさん、今晩は。
そうですね、潅木を覆い隠してしまい、元の潅木が何なのか解らなくなってしまいます。しかし、花は小さく色も薄黄色なので良く見ないと花が咲いているのを見落としてしまいます。マクロの撮影に苦労しましたが、やっと何とか詳細が見える画像を撮影出来ました。