愛鷹山ウォーキング  

愛鷹山(あしたかやま) 

 今日は、袴腰岳から愛鷹山を経由した下りの模様を綴る。
 愛鷹山は標高も1,187mで愛鷹連峰の他の山よりも低いのに何故か、連峰の名前にもなっている。袴腰岳から愛鷹山までは、全体的には下りの尾根道になるので本来ならば眺望を楽しめるのだろうが、この日は相変わらず霧が深かくて足元だけを見ながらの歩きだった。そんな中で初めての花に2つ出会えた。
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                          (イケマ)
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                        (シモツケソウ)

 香貫山でも良く見るキク科の花があったが時期的に早い感じがした。間違っているかも知れないがシラヤマギクとしておく。
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                        (シラヤマギク)

 道が尾根から平坦地になってきた。相変わらず霧が濃い。大きなブナノキが不気味な姿で立っている。一番太いブナノキの根元に標識があった。
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                          (馬場平)

 標識には愛鷹山まで45分、袴腰岳まで25分と記してある。袴腰岳からはほぼ標識通りの時間であったが登りと下りの差が有るのでやや遅い。
 巨大ブナの姿を根元から天に向かって写真に撮ろうとしたがカメラに収まらない。
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                        (巨大ブナ)

 霧が掛かっていなければ、木漏れ日の中で涼しげな馬場平で有っただろうなと、推測するのみだった。
 暫く進むと大きな木が倒れてい、途中から幹が起き上がっている。まだ緑の葉を付けているので生きている。前に回って良く見ると、霧の中で見難いが何やらピンクの花が咲いていた。
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                (未だ生きている倒木)

 枝を引き寄せて見ると、それはムラサキシキブの花だった。時期的には大分遅いが、環境のせいなのかな?と、思いつつ撮影した。暗闇で風に揺られていた為にぶれてしまった。
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                       (ムラサキシキブ)

 それにしても随分大きいムラサキシキブの木だ。私が今まで見てきたムラサキシキブでこんなに太い幹は見た事がない。倒れていなければ見事な姿を見せてくれただろうなと、思った。
 最後に100m位だろうか、急坂を登り返して愛鷹山山頂に到着した。
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                    (愛鷹山山頂 1,187m)

 やはり、眺望はダメだった。
 馬場平からは約50分掛かっているので、馬場平の標識にあった時間45分より約5分遅い。弁解になるが、どうも途中で写真を撮っている時間が余計に掛かっている様に思われた。
 山頂から数十m歩くと、愛鷹神社に着く。社の後ろ側だったので参道側に移動して撮影した。
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            (愛鷹明神の鳥居)                    (祠)

 祠の右横にホタルブクロが一株花を咲かせ、ナルコユリがやはり一株実を付けていた。
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                  (ナルコユリの実とホタルブクロの花)

 狭い境内に草丈が1m位の見慣れない植物が生えていた。花後の姿の様だが撮影しておいた。調べると、どうやらユリ科のウバユリ(姥百合)の様だ。今後の参考に以下に記載しておく。
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                       (花後のウバユリ?)

 ここで昼食を取った。汗で濡れた体が冷えてきたので、ソコソコに下山する事とした。
 下山路は、一端馬場平の方に戻り、途中で右に折れて水神社近道に入った。このルートは沢沿いの道で、林の中の涸れ沢を何回か渡りながら下る。道を間違えないように道標のビニールテープを見つけながら、且つ足元の岩で転ばない様に注意しながら進む。
 鬱蒼とした檜林の中は霧が充満していて、お昼を過ぎたばかりなのに夕暮れの雰囲気だった。本来ならば森林浴を楽しむ環境であるが、この日はそれ所ではない。早く、ここから抜け出す事だけを考えながらひたすら歩くと、両側が女竹で覆われた道に入り、ホッとした。山野草も現れだした。
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                        (マツカゼソウ)

 やっと、柳沢橋袂の林道に出た。橋の上から沢を覘くと白い花が咲いていた。センニンソウに似た花だが葉がボタンの葉に似ているのでボタンヅルだ。まだ咲き始めの段階だったので、この一角だけに咲いていて他は蕾の状態だった。
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                         (ボタンヅル)

 山頂や尾根からの眺望には全く恵まれなかったが、山野草には色々会う事が出来た。眺望は別の機会にまわす事とする。

<イケマ>
  ガガイモ科、カモメヅル属
  名前の由来:アイヌ語が語源でイケマは「根の太い蔓草」あるいは「神の足」
<特徴>
  多年性つる草
  7~8月咲く
  小さな5弁の白い花を円形に多数咲かせる
  太い根があり毒性を持っている、有毒植物
  葉は幼いものはハート型、大きくなると角ばる
  
<シモツケソウ(下野草)>
  バラ科、シモツケソウ属
<特徴>
  多年草
  7~8月薄ピンク色の小花を房状に咲かせる
  花の径5mm程度
  日当たりの良い乾き気味の山地に生える
  葉先は5~7枚に割れモミジ状をしている
  草丈70㎝以下

 今日のウォーキングは都合で中止。 

この記事へのコメント

2008年08月06日 21:44
花は色々有って良かったですね、イケマというのは未だ出会った事が無い花ですけれど、手毬のように咲いているところが面白い花で良いなと思います、ガガイモ科ですから葉は良く似ているようですね。
2008年08月06日 21:46
デコウォーカさん、山歩きは一人ですか?一人は自由度があって大変気楽かと思いますがちょっとした怪我などでも事故に繋がるような気がするのですが?前から気になっていました。私も一人で歩くこともあるのですが極力複数にしています。
2008年08月07日 00:56
こんばんは。
霧の深い山中で色々な花に出会えたようですね。
イケマは初めての花ですが、小さな可愛い花が球状に咲いていますね。
巨大ブナ、倒れた大木が途中から幹が起き上がって枝の先に咲いていたムラサキシキブの花、自然の生命力の凄さを感じました。霧の中で神秘的です。マツカゼソウも小さな花を沢山咲かせていますね~。
花後のウバユリ、花が咲いているとき出会いたかったですね。私もウバユリの蕾を見つけた時、大きな葉に小さな蕾でウバユリとは思いませんでした。
寅太
2008年08月07日 11:22
ムラサキシキブはこんな巨木は見たことがありません。
大きくなりすぎて、横たわったのでしょうか。
愛鷹山は最高峰でないのに連峰に名を残すのは、眺めが良いのか連峰の中央なのか、それとも名前の響きがよいからなんでしょうか。
霧は残念でした。いつも見上げている山からの眺めはきっと素晴らしかったと思います。
巨大ブナの神秘的な感じもよく出ています。
イケマとボタンズルは初めてです。
連邦の
2008年08月07日 18:49
OSAMIさん、今晩は。
イケマは私も初めてでした。花は手毬のように咲き、ウコギ科のヤツデやキヅタに似ていますね。葉はやはり同じ仲間のガガイモの葉に似ています。
2008年08月07日 18:55
信徳さん、今晩は。
私も山歩きは複数で行くのが多いです。一人で行くのは香貫山や慣れた山且つ、大勢が訪れている山だけです。今回はこの山を既に経験済みの方と行って来ました。
2008年08月07日 19:01
杏さん、今晩は。
今回は色々の花に出会えましたが、林の中でしかも霧が深かったので写真を撮るのに苦労しました。イケマの花は球状でヤツデに似ていますね。愛鷹山には巨大なブナが多く有りますね。霧の中で見ると幻想的ですが、暗くなると怖さも加わってきます。ウバユリは花が1輪でも咲いている時に出会いたかったです。
2008年08月07日 19:11
寅太さん、今晩は。
そうですね、紫式部さんもご老体になって横たわっていたのかも知れませんね(笑)。愛鷹が連峰の名前にもなっているのは、色々調べましたが解りませんでした。沼津方面から見ると、一番南にある愛鷹山しか見えません。従って、名付け親が沼津の祖先なら身近な山の愛鷹山を連峰の名前にも使ったと考えられますが・・・。近くにある山ですから、天気の良いときに登って眺望を楽しみたいと思っています。

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