沼津海岸線ウォーキング  江の浦(その3)

江浦横穴群(えのうらおうけつぐん)

 沼津市の観光案内に、江浦には江浦横穴群が有ると記されている。又、沼津市のホームページにも江浦横穴群の記述があり、横穴とは古墳時代後期(6~8世紀)の墓の一種で、鷲頭山麓の江浦には92基の横穴と4基の円墳があると、記されている。
 早速、訪れてみた。
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                    (江浦横穴群の一部)

 たぶん、国道414号線沿いに案内板が有るだろうと考えて場所を調べないで出かけた。しかし、国道沿いを歩いたが見つからない。旧道の民家から出てきたおばさんに聞いたら、NTTの建物の所を山の方へ入ればあるよ、と教えてくれた。旧道沿いにあるNTTの建物の隅に細長い標識が有った。果たして、これで初めての人が見つけ出せるだろうか?
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           (横穴群への案内)           (案内は電柱横に取り付けられている)

 標識に従って山への坂道を進む。人家が切れた所からは林の中の道に入る。
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                    (林間の道に入る)

 50m位登ると横穴と標識が現れて来た。
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          (横穴群の説明板)          (江浦横穴群の分布図)

 「横穴の大きさは、開口部が50㎝~1m前後、奥行きが1~3m前後程のもので、凝灰岩をノミのような道具でほりこんで作られている。横穴の壁面をよく観察すると、ノミで削った痕跡を見ることが出来る。」と沼津市のホームページにある。
 上右画像の模式図を見た上で、一番左下の横穴を覗いて見た。
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             (入口は少し狭い。左に香花が捧げられていた)

 奥の広さ具合を見る為に、デジカメを横穴の中に入れて撮影してみた。それ程、広くはないと感じた。
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                (奥の壁面にノミの跡らしきものが見える)

 静岡県の史跡に指定されているA地区の中心部に行くと、山の斜面に沢山の横穴が開いていた。一番上に載せた画像を撮影した後、斜面全体を撮影しようと思って斜面から遠ざかろうとしたが後が崖で下がれない。横穴の数が最大になる角度で撮影したものが次の画像だ。
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                 (この左右にもまだ横穴はある)

 どう言う取り決めで横穴を掘ったのだろうか?規則性がなく、思い付きで掘った様に感じる。
A地区以外のB,C、D地区や4基有ると言う円墳は見る事は出来なかった。
 この江浦横穴群を見終わった後、江の浦、多比地区を歩いていると、山の斜面には色々の形をした穴が見られる。横穴と同じお墓なのか別の目的なのか、太平洋戦争時代の防空壕なのか解らなかった。
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                    (住宅地の裏にある横穴)

 沼津市のホームページによると、「このような横穴は市内香貫山(霊山寺横穴)、内浦(三津横穴)等にも見られる。また、函南町柏谷(かしや)や伊豆の国市の北江間にも大規模な横穴群が見られ、ともに国指定の史跡となっている。」とある。今後、それらを訪れて比較してみようと思う。
 今日のウォーキングは所用で中止。 

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この記事へのコメント

2008年08月01日 20:44
古くから人類が住んでいた証拠になります。古墳だけではなく住居跡、貝塚なども見られるのではないでしょうか?
2008年08月02日 00:46
こんばんは。
江浦横穴群は古墳時代の墓だそうですが、江浦横穴群の分布図などを見せていただくと何か所かあるようですね。
指定されているA地区の山の斜面には、驚くほどの沢山の横穴があるのですね。斜面に自然のままに残っているのですね。
最初の横穴には花瓶がありますので、どなたかが香花を捧げているのですね・・。最後の住宅地の裏にある横穴は大きいようですが防空壕なのでしょうか。
2008年08月02日 07:07
江浦横穴群はあまり観光化していないようで良い感じだと思います、関東で有名な吉見百穴は観光地になっていますからがっかりです。
寅太
2008年08月02日 15:24
横穴は住居跡かと思いましたら、お墓なんですね。
良い道具のない時代では、かなり掘るのも大変だったと思います。
電柱に案内をくくりつけるのは安易ですが、少し手抜きでしょう。県指定なので、いやいやながらやったと言う感じ。
穴掘りの名人が多く、末裔は金山衆になったのではないでしょうか。
2008年08月02日 18:33
今晩は
歴史ある江浦横穴群(えのうらおうけつぐん)が96基とは驚きですが手厚く保護されているからこそこうして見せて頂くことが出来るのですね。ありがたいことです。
2008年08月02日 18:55
信徳さん、今晩は。
その通りですね、横穴群はここに古墳時代から人が住んでいた証ですね。しかし、住居跡、貝塚などは見つかっていないのです。有っても良いと思いますが。
2008年08月02日 19:00
杏さん、今晩は。
江浦横穴群は4ヶ所あります。しかしA地区以外は草叢の中で見ることは出来ませんでした。香花を活けた花瓶は近所の人が飾ってあると思います。最後の住宅地の裏にある横穴は多分、防空壕の様な気がします。
2008年08月02日 19:03
OSAMIさん、今晩は。
そうですね、江浦横穴群は殆ど観光化していないですね。ここ以外にも横穴群は有る様なので、そちらはどうなのか、今後見学してみようと思っています。
2008年08月02日 19:13
寅太さん、今晩は。
横穴は確かに住居の跡にも見えますね。古墳時代にはノミの様な道具はあったのでしょう。道具が無ければこれだけの穴を開けるのは大変でしょう。電柱に案内をくくりつけたのは、予算が無いからと、お役人は言いそうです。来る人に解り易くする意識よりも予算を守る意識の方が彼らには強いのでしょう(笑)。この近辺には金山は余りありません。むしろ石切り場が多く残っていますので、末裔は石切名人だったと思います。
2008年08月02日 19:20
chiharuさん、今晩は。
そうですね、この横穴群が現存しているのは、昔からお墓だと言う認識があり、壊さないようにしてきたと思います。中の副葬品等は少数の心無い輩に荒らされた様ですが。

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