香貫山の植物  シオデ (番外編 ヤマウコギ)  

 香貫山の登山道脇に蔓性の植物が枯れ枝に巻きついて大きな草の様に伸びている。蔓の下の方には線香花火状の花を咲かせていた。ユリ科のシオデ(牛尾菜)だ。
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                 (枯れ枝に巻きついて上に伸びたシオデ)

 
 シオデはユリ科シオデ属でサルトリイバラと同科、同属で共に雌雄異株であり、花や葉も似ている。
 上の画像は雄株で上の方に蕾が、下の方に開花した花が付いている。
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       (シオデ雄花の蕾 一部開花済み)            (シオデの雄花)

 雄しべは6個、花弁も6個で反り返っている所はサルトリイバラの雄花に似ている。
 雌株も近くに有ったが、巻きついた他の草と共に地面に横倒しになっていた。引き起こしながらの撮影となった。
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           (シオデ雌花の蕾)                 (シオデの雌花)

 柱頭は3分割、花弁も6個で反り返っている所はサルトリイバラの雌花に似ている。
 実の撮影を忘れていたので今日香貫山に行って撮影してきた。朝までの雨で、実には未だ少しだが水滴が残っている。
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                          (シオデの実)

 実もサルトリイバラ同様に丸い実が線香花火状に付いている。サルトリイバラの実は秋に赤くなるが、シオデの実は赤くならず光沢のある紺黒色になると資料にある。秋に確認して見る事とする。
 上の実を撮影した雌株は横に倒れてしまっていて花はもう付いていない。実も花も両方が付いている雌株がないか探したら、登山道脇の斜面に生えていてヌルデの枝に巻きついている雌株を発見した。頭上1m位の高さで実も花も順序良く並んで吊る下がっているのが良く見える。ズームで撮影した。
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 (実と花を付けた雌株 2回クリックで拡大可)         (雌花部の拡大)

 シオデの雌株は左下が根元の方で丸い実が沢山付いている。幹の中程でヌルデの枝に巻き付き、幹の先端部は右下方向に垂れ下がっている。(2回クリックで拡大すると幹の先端部に雌花が並んで付いているのが見える。)幹が曲がっていて一番高い所を更にズーム拡大して撮影したものが右画像だ。葉腋から花柄を伸ばして雌花が咲いているのが見える。
 資料を見ると、「シオデの若芽は姿形も味もアスパラガスに似ていることから、ヤマアスパラと呼ばれることもある。葉が開く前の若芽を、ゆでておひたし、酢の物、和え物に。また、天ぷらや、バター炒めなどにして春の味を楽しむことができる」とある。来年の春に探してみようと思うが、香貫山にはシオデはそんなに多くないので探す事は難しいかも知れない。

        ---2008年11月10日のブログより転載開始---
《番外編》 シオデの実
 シオデは7月4日に綴った。その後の実の変化を観察して来たので以下に綴る。
 11月中旬では未だ緑色の実も見えていた。
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                    (11月18日のシオデの実)

 11月下旬に見たシオデの実は大分黒くなってきていた。しかし、茶色も混じっていて完全に熟してはいなかった。
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                  (11月27日に見たシオデの実)

 12月9日に見たシオデの実はすっかり黒く熟していた。既に、一部の実は萎み始めていた。
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                  (12月9日に見たシオデの実)
        ---2008年11月10日のブログより転載終了---
 
<シオデ(牛尾菜)>
  ユリ科、シオデ属
<特徴>
  落葉蔓性、多年草
  初夏薄グリーンの小さい集団花を咲かせる
  雌雄異株
  葉の元に一対の巻きひげがある
  林縁の明るい場所に生え他の木にからまる
  秋には集団の実がなり径6mmの紺黒色で光沢がある

《番外編》 ヤマウコギの実
 ヤマウコギに付いては今年の5月11日に綴った。その後の実の状態を6月19日に綴り、その内容を5月11日のブログに転載した。
 その後の状態を確認したら赤茶色だった実が青紫色が混じった黒色に変化していた。
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               (黒く熟す前後の実が混在しているヤマウコギの実)

 この画像を撮った実は、前回6月19日の記事の中では実の数も少なく、未だ茶色に変化していない方の実であった。前回実の数も多く、茶色に変化していた実の方は今回の観察時には全て無くなっていた。黒く熟した後に落下したか、鳥に食べられたのであろう。

 今日のウォーキングは香貫山で歩数は10、231歩。今週の累計歩数は31,910歩/5日。 

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この記事へのコメント

2008年07月04日 20:35
シオデは初めて見る植物です。線香花火のように開いた面白い植物です蔓性の植物は右巻き、左巻き、植物によって決まっているのですか?それともどちらもあるのでしょうか?ネジ花などは両方あると聞いています。
2008年07月04日 22:22
シオデというのは未だ出会った事がありませんが、雄花は線香花火を連想させるような面白い咲き方ですね、その点なんとなく雌花は地味に見えてしまいます(笑)。
寅太
2008年07月05日 06:37
シオデの雄花と雌花の違いがわかりましたので、近くの山でであったら観察します。
線香花火にソックリです。
ヤマウコギは一足早く色が付き始めました。
2008年07月05日 09:07
信徳さん、お早うございます。
アサガオ、ヤマフジが巻きつく方向が決まっているのは知っていますが、それ以外は知りません。蔓性の植物が右巻きか、左巻きか、は植物によって決まっているかも知れませんね。
2008年07月05日 09:12
OSAMIさん、お早うございます。
シオデの花は薄緑色であまり目立ちません。仰る通り雄花はまだ線香花火が点いている様なので少しは目立ちますが、雌花は全く目立ちません。雌花を探すのは、なかなか大変でした。
2008年07月05日 09:19
寅太さん、お早うございます。
蔓性の植物は巻きつく相手によってすっきりと全体が見えたり、グシャグシャになってしまって全体が良く見えない場合があります。シオデは後者の方が多い様に感じています。香貫山の場合だけかも知れませんが。木本の植物でこの時期に実が熟すのは早い方ですね。ヤマウコギは早熟ですかね(笑)?
2008年07月06日 19:08
こんばんは。
シオデの花可愛い花ですね、シオデの葉も花も実も初めてです。
花火のように咲く花はサルトリイバラの花に似ていますね。
シオデの実も大きくなって雨上がりの実には水滴で付いていて綺麗です。秋にはサルトリイバラの実のように赤くならないようですね。
ヤマウコギの実も黒く熟していますね。
2008年07月06日 23:22
杏さん、今晩は。
シオデの花は目立ちませんが良く見ると可愛くて綺麗です。花や実はサルトリイバラにソックリです。赤くならないのが残念ですが、秋には黒く熟した姿を見る積りです。ヤマウコギの熟した実もそれ程綺麗では無かったです。期待外れでした。

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