沼津海岸線ウォーキング  獅子浜(その3)

布島(ぬのしま)

 静浦漁港から海岸沿いの道(防潮堤に沿った道)を南下して行くと面白い岩に出会った。
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                 (こう言う岩層を柱状節理と言うのかな?)

 獅子浜(その1,2)で綴った大久保山の岩は「柱状節理の安山岩」と、大久保山の生涯に記載されていた。この岩は大久保山に近いので同じ種類の岩かもしれない。
 岩の左は海中の防砂提に繋がり、右は防潮堤に接続している。防潮堤には海への出入口もあり、この日は開いていた。
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         (左は防砂堤に繋がっている)      (右は防潮堤に繋がっている)

 防砂提上を歩いて海側から岩を見ると、左に伸びる防潮堤にも繋がっている。この先が静浦漁港まで続いている。表現を変えると、静浦漁港から続いてきた防潮堤が90度左に折れる所に、この奇妙な岩がある。
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                  (岩は防潮堤の曲がり角に有った)

 防潮堤の外に出てこの岩を見ると、防潮堤の角に大きな木が見えるだけ。
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                   (奇妙な岩は木に覆われている)

 防砂提の上で釣りをしていた青年に聞くと、小さい頃から布島と呼んでいた、と教えてくれた。陸上に有って、何故、布島と島が付くのだろうか?
 少し、大久保の鼻の方から布島を見ると、その先に瓜島、牛臥山、愛鷹山そして富士山が並んで見えた。
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           (久し振りに富士山も見えて、大久保の鼻からの見事な景色)

 ここで少し話は静浦漁港に戻る。獅子浜地区は山と海に挟まれた狭い地形の中の街並みだ。この構造を写真に撮って少し説明する。
 南に向かって一番左が山で、それに沿って国道414号線が走っている。その右側の民家を挟んで、もう一本の裏道が国道に平行して走っている。裏道の右側は駐車場になっている。
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(山側の民家、国道414号線、海側の民家)      (海側の民家、裏道、駐車場)

 駐車場の右は防潮堤下の歩道、その右は防潮堤になっている。防潮堤の右はテトラポットを挟んで、もう海だ。
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  (駐車場、防潮堤下の歩道、防潮堤)        (防潮堤、テトラポット、海) 

 この撮影を終わってから布島を見つけ、その後で大久保山の話を聞いたお年寄りに出合ったのだ。その際、この布島に関しても質問した。そうすると、現在の駐車場の所は砂浜で、防潮堤の所が波打際だったと解った。この時点で、布島と島が付く理由はほぼ解決した。
 話は戻って、防潮堤は静浦漁港と布島を直線で結んで作られ、布島で90度曲がり、その先で90度元に戻って大久保の鼻の方へと伸びて行った。
 帰宅して、例の「大久保山の生涯」を見ていたら、この布島の絵があった。それを以下に載せる。見ている方向は大久保の鼻から富士山を望む方向だ。
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             (防潮堤が出来る前の布島付近の絵)

 布島は砂浜と海の境にある。潮の関係では海に没していたかも知れない。島と呼んでも可笑しくないし、駐車場が砂浜だったと言うお年寄りの話とも合致する。
 更にこの本には、大久保の鼻から富士山を撮影した画像も載っていた。これは、私が撮影して上に載せた画像とほぼ同じポイントだ。比較して見易くする為に再度記載する。
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            (大久保の鼻から見た布島から富士山の景色、今と昔)

 昔の布島の方が景色の面からは数段上の様に感ずる。しかし、お年寄りの話では、昔は台風の時など心配で寝ていられなかった。軒下まで波が押し寄せて来た。今は防潮堤が出来たお蔭で安心して寝ていられると、言っていた。
 昔の方が良いと言う人は、天気の良い時にしか来ない外来者で、地元の人からすれば現在の方が良いに決まっている。それにしても、沼津御用邸が出来た頃のここ静浦近辺の景色は素晴らしいものだったのに違いない。
 今日のウォーキングは都合により中止。

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この記事へのコメント

2008年07月26日 22:32
昔の写真と今の画像を比較しての議論は面白いです。昔も今も少しも変わっていないのは後ろに悠然と聳える名峰富士です。良いですね!富士の見える所は。
2008年07月27日 08:27
布島というのは近くからだと面白い形ですが、離れた位置からの写真は心落ち着く風景ですね、白黒の画像では富士山が少しはっきりしませんけれど、今と比較しながら見ているととてもいい感じです。
2008年07月27日 16:36
信徳さん、今日は。
昔の写真に写っている富士山には白い雪が積っている様に見えます。私も再度、冬にここを訪れて撮影しようかと思っています。夏の富士山は、あまりはっきりと見えないので私の富士山百景に入れるのをためらっていますので。
2008年07月27日 16:44
OSAMIさん、今日は。
布島に不細工な防潮堤が無ければ、もっと素晴らしい景色になっていると思います。信徳さんへのコメントにも書きましたが、夏の富士山はクリアな姿が見られませんので、冬の富士山をバックにもう一度、撮影しようと思っています。
寅太
2008年07月27日 22:28
昔の地図があると面白いですね。
もの奇妙な岩怪獣ににていませんか。
フォードが走っていると古い写真にありますが、当時はこの手の車はフォードと読んでいたのでしょうかね。
2008年07月28日 16:50
寅太さん、今日は。
何故、布なのか? 私の推測は石の層が布の反物を積んである様に見えるからかなと、思っています。全体の印象は岩お化けか岩怪獣が妥当かも知れませんね。私はクラシックカーには疎いですが、この形の車を「T型フォード」と呼びませんか?御用邸に近い所なので、意外とこの辺りをT型フォードが走っていた事は推測できますね。
2008年07月28日 18:07
面白い形の岩は動物の頭のように見えました(笑)
布島は調度、防潮堤の角ににあって海に突き出ていているようですが、陸上の駐車場のような場所から見ると大きな木が茂っていて島には見えないですね。大久保の鼻から眺める景色は富士山も見えて素晴らしいです。
以前の布島は、防潮堤が出来る前の絵とは違い布島は立派な島ですね。
2008年07月28日 21:13
杏さん、今晩は。
ウ~ン、動物の頭ですか。寅太さんは怪獣と譬えました。杏さんの譬えと合わせると、獅子の頭と譬えられますね。ここの地区名は獅子浜なんですよ。獅子が住んでいる浜なので、獅子浜と呼ばれた。これは意外と真実かもしれませんね(笑)。

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