香貫山の植物  オニドコロ  

 今、香貫山の草叢や潅木に蔓性の植物のオニドコロ(鬼野老)がグルグルと巻きついて花を咲かせている。オニドコロに付いては一昨年の6月30日に綴っているが、改めて綴り直す事とする。

<オニドコロの花>
 オニドコロは雌雄異株で雄花は花序を上向きに付ける。
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                (オニドコロの雄花序は直立する)

 花は薄黄緑色の小さな花で花弁は6枚。黄色の雄しべが6個と資料に有るが、何とか黄色の点が6個見える。
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                     (オニドコロの雄花)

 雌花序は下向きに付く。花の間隔は雄花に比べると長くて、疎らに付いている感じだ。
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                (オニドコロの雌花序は垂れ下がる)

 雌花は雄花よりも白っぽい小さな花で花弁は6枚。雌しべは1本で花柱が3個と資料にあるが、これは見えない。
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                       (オニドコロの雌花)

 別の雌株を見ると花の下の子房が大分膨らんでいる。これが成長して実となるのだろう。
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                  (子房が膨らんだオニドコロの雌花)

<オニドコロの葉>
 オニドコロの葉はハート型でヤマノイモの葉に良く似ている。ヤマノイモの葉が対生であるのに対し、オニドコロの葉は互生なので葉の付き方を見れば解る。
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                    (オニドコロの葉は互生)

 参考にヤマノイモと並んでいる所を撮影した。
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               (左:オニドコロ互生   右:ヤマノイモ対生) 

 並べて見ると、オニドコロの葉の方が幅が広くて、よりハート型をしていることが解る。  

<オニドコロの実>
 秋に翼のある実がなると、資料にある。継続して観察する。

        ---2008年8月23日のブログより転載開始---
《番外編》 オニドコロの若い実
 オニドコロに付いては今年の7月23日に綴った。花後の実が大きくなってきたので以下に載せる。
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 (緑色の実が大きくなったオニドコロ)                (実は3つの翼がある)

 若い実の先には未だ花が付いている。開花直後の雌花では1本の雌しべと3個の花柱が見えなかったが、若い実が大きくなってきた段階では黒い3つの点が見えるが、これが花柱の様だ。
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                 (若い実の先には未だ花が付いている)
        ---2008年8月23日のブログより転載終了---

 名前の由来は少しややこしい。海に住むエビを海の老人「海老」と書く。オニドコロは根茎の髭根を老人の髭にたとえ,野の老人に見立て「野老」と書く。発音は、根に塊ができる事から「凝(とこり)」がなまってトコロ(野老)になった。そして、葉が他のトコロの仲間より大きいので鬼(オニ)が付いてオニドコロ(鬼野老)になったと言う。

<オニドコロ(鬼野老)>
  ヤマノイモ科、ヤマノイモ属
  名前の由来:根茎に長いひげ根が付いているので老人の鬚に譬えて野老、鬼は大型の葉や長大な地下茎を連想  
<特徴>
  つる性多年草 
  6~8月薄黄緑色の小花を咲かせる
  花径3mm程度
  葉はハート型で8cm大以下
  雄雌異株で雄花は上向き、雌花は下向きに咲く
  地面を掘ると海老のように曲がった長いひげ付き地下茎が出てくる
 
 今日のウォーキングは香貫山で歩数は8,593歩。今週の累計歩数は8,593歩/3日。 

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この記事へのコメント

2008年07月23日 21:01
山芋の仲間のオニドコロは葉の形ではなく葉の付き方で区別する事を記憶しておきます、実はどのようなものに成るのでしょうかね。
2008年07月23日 23:39
私みたいなド素人には見逃してしまう小さな花の観察が素晴らしいと思いました。ヤマイモとの比較など思いも浮かびません。
寅太
2008年07月24日 11:51
オニドコロはカメラを向けられることが少ないので、今回は嬉しかったのではないでしょうか。
最後の画像はオニドコロとヤマノイモが並んでいて、違いがわかりやすい。
ヤマノイモは自然な形ですが、オニドコロは少し葉がよじれているようにもみえますが(気のせいかも)。
2008年07月24日 15:51
普段見ていても記憶にないはなって有ると思いますがこの花もそんな感じで初めて見る花のような気がします。オニドコロのはなの一つ一つが可愛い花ですね。見せて頂き有り難う御座います。
2008年07月24日 16:41
オニドコロの雄花は小さな花を沢山咲かせていますね。
山などで見かけますが、葉の上に小さな可愛い花を伸ばしていました。雄花雌花と両方の花を見つけられず、探したこともありました(笑)
山芋の葉と良く似ていますので最初は山芋だと思っていました。
デコウォーカさんの画像を見せていただくと葉の付き方、大きさなども違いますね。探されたのですね、山芋とオニドコロが一緒の所にあったのですね~。二つを並べると一目瞭然ですね。
2008年07月24日 17:51
OSAMIさん、今晩は。
葉の形も良く見れば区別出来ますが、オニドコロの出始めの葉は細長くてヤマノイモの葉に似ています。葉の付き方で区別するのが間違いが無いですね。実に付いても継続して観察して行きます。
2008年07月24日 17:58
信徳さん、今晩は。
オニドコロの花はあまり綺麗だとは言えません。しかし、香貫山を歩いていると、やたらこの花が目立ちます。香貫山の植物として綴らないとオニドコロに怒られます。又、ヤマノイモも沢山生えています。いやでも、見比べて正確に見てやる必要が有ります。
2008年07月24日 18:10
寅太さん、今晩は。
そうですね、オニドコロはあまり綺麗だとは言えません。今は、アチコチで花(特に雄花序)を突き出して、見てくれ、見てくれと騒いでいるように見えますので、しっかりと見て上げました。
植物の差異を見分けるのは並べて見比べるのが一番楽です。しかし、両方の蔓が揃っている所は多々有るのですが、ゴチャゴチャと絡んでいなくてスッキリと並んでいる所はそんなに有りません。オニドコロの蔓が少し絡み合っているのを直したので、葉が不自然な向きになっていると思います。良く見つけましたね(ビックリ!)。
2008年07月24日 18:14
chiharuさん、今晩は。
オニドコロの花はあまり綺麗ではありませんし目立たないので、目に入っても、多分気に留めないでしょう。でもマクロで見るとなかなか可愛い花ですね。
2008年07月24日 18:19
杏さん、今晩は。
植物で雌雄異株だと両方を探すのが意外と大変ですよね。しかし、香貫山にはこのオニドコロはアチコチにありますので探すのには苦労しませんでした。しかし、ヤマノイモとスッキリとした姿で並んでいる所を探すのは苦労しました。並べると、一寸した差異も歴然と分かりますね。

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