八幡平ウォーキング(その1)   

 6月24日に八幡平、25日に岩木山へと行って来た。今日は八幡平ウォーキングの模様を綴る。

山頂レストハウス~鏡沼~めがね沼

 両日共に天気予報はあまり良くなかった。新幹線の中から見た東北路は曇り空で、ヒョットすると山頂も曇り空で収まってくれるかなと期待したが、八幡平山頂バス停に降り立つと辺り一面、霧に覆われていた。
画像
                  (霧に覆われた八幡平山頂レストハウス)

 今回の八幡平ウォーキングはこのレストハウス(約1,580m)から八幡平山頂(1,613m)を経て八幡沼を一周する高層湿原の花めぐりで、標高差は殆ど無く約3kmの歩行距離だ。細かい雨を含んだ霧が強い風に乗って吹き付けるので雨具を身に付けてスタートした。300mほど歩くと周回コースの分岐に着いた。
画像
                   (周回コースを左に曲がり、右の道に戻ってくる)

 遊歩道を歩き始めて直ぐに、葉の陰に隠れた赤い花を見つけた。下向きに花を付けるキイチゴの仲間のベニバナイチゴ(紅花苺)だ。苺の花は白色か黄色が多いが、このベニバナイチゴは名前が示す通り赤色で珍しい。赤色の花の苺は食べれると言うが、この苺はあまり美味しくないと資料にある。
画像画像
                        (ベニバナイチゴ)

 更に進むとクマザサの中に「不思議な凹地」の看板と雪渓が現れた。この様な深い凹地が出来た理由は不明とあるが、7月までこの雪は残り、雪解け後には白い大きな花のキヌガサソウの群落が見られると記されている。
画像
                          (不思議な凹地)

 遊歩道脇にユリ科のショウジョウバカマが雨に濡れて水滴を沢山付けていた。
画像画像
                      (ショウジョウバカマ)
 ショウジョウバカマはこの先の湿原で、もっと鮮やかな赤色のものも見られた。
画像画像
            (ショウジョウバカマの色は淡紅から紫まで色々ある)

 直ぐ横の残雪の中からはフキノトウが芽を出していた。
画像画像
                (残雪の中から芽を出したフキノトウ)

 ドウダンツツジの様な筒型の花をした花があった。ツツジ科のイワナシ(岩梨)だった。果実は梨に似て甘く食べられると資料にある。
画像
                            (イワナシ)

 遊歩道の右側に「鏡沼」、「めがね沼」と現れたが、霧のため鏡もめがねも曇ってしまって回りの景色は良く見えなかった。
画像画像
                (鏡沼)                     (めがね沼)

 めがね沼の直ぐ前に淡い紫色の花が咲いていた。今回の花めぐりで見たかったシラネアオイ科のシラネアオイ(白根葵)だった。
画像画像
                (雨に打たれた為か、花弁を閉じたシラネアオイ)

 このシラネアオイはシラネアオイ科でも一属一種の日本固有の植物だと言う。雨で花弁が開いていないのが残念であった。 

<ベニバナイチゴ(紅花苺)>
  バラ科、キイチゴ属
<特徴>
  落葉低木
  花は大きく長さ2cm、下向きに花を付ける
  キイチゴ属で赤味がかった濃紫色は珍しい
  果実は赤く熟すが、渋みが強く美味しくない

<ショウジョウバカマ(猩々袴)>
  ユリ科、ショウジョウバカマ属
<特徴>
  4~5月に咲く
  ピンクの集団花
  日当たりの良いすこし湿った山地に咲く
  花を顔に葉を袴に見立てた

<イワナシ(岩梨)>
  ツツジ科、イワナシ属
<特徴>
  亜高山帯の林縁や林内などに生える常緑小低木
  枝先に総状につく筒状の花は淡紅色で浅く五裂している
  果実は梨に似て甘く食べられる

<シラネアオイ(白根葵)>
  シラネアオイ科、シラネアオイ属
  名前の由来:日光の白根山に多く,花がタチアオイに似ている
<特徴>
  一属一種で日本固有の植物
  茎の上部に2 枚の葉が互生してつく
  葉は大きく,掌状に7 ~11裂する
  淡紅紫色の花は直径 7cmくらい

 今日のウォーキングは香貫山で歩数は8,319歩。今週の累計歩数は33,715歩/5日。 

この記事へのコメント

2008年06月27日 18:13
今晩は 八幡平ウォーキングお疲れ様でした。
見せて頂いた花の中で二種類が初めて見る花でした。
ベニバナイチゴと黄色のフキノトウです。
2008年06月27日 19:22
生憎の天候で大変でしたね。でも一番の目的であった「シラネアオイ」に出会えたことが何よりの収穫でしたね。ショウジョウバカマなどがまだ咲いている4月頃の様子ですね。
plysima
2008年06月27日 21:31
こんばんは。八幡平・岩木山おつかれさまでした。まだ残雪があるのですね。フキノトウがずいぶんかわいらしく見えました。岩木山って、私も先日行った青森県の山のことですよね・・?
2008年06月27日 22:02
少し天候不順で景色のほうは残念だったと思いますけれど。花は生き生きとして綺麗です、特にショウジョウバカマとシラネアオイが色も鮮やかで綺麗で良いですね。
寅太
2008年06月28日 00:01
八幡平からお帰りなさい。
今年2回目の春の訪れですね。
こんな色のショウジョウバカマは見たことがありません。
これが平地にきても、こんな色の花が咲くのでしょうか。
イワナシは見たことがありません。変わった花ですね。
その2が楽しみです。
2008年06月28日 07:52
chiharuさん、お早うございます。
このベニバナイチゴは赤い花で苺の仲間では珍しいですね。この他の赤い花の苺で、私が知っているのはナワシロイチゴがあります。黄色の花の苺は食べられないけれど、白色と赤色の花の苺は食べられるとのことです。しかし、このベニバナイチゴの実はあまり美味しくないとの事です。黄色のフキノトウは平地で見られるフキとは別の種類のフキかも知れません。今時点では、詳細は不明です。
2008年06月28日 07:58
信徳さん、お早うございます。
今回の山行はお花畑の観察の方が主だったですから、山頂からの眺望が出来なかった事はしょうがないかなと、思っています。シラネアオイの花が開いていなかった事が少し残念な所でした。八幡平はまだ雪が残っている所が多かったです。本格的なお花のシーズンはこれからの様でした。

2008年06月28日 08:08
plysimaさん、お早うございます。
八幡平、岩木山共にまだ雪が残っていました。そんな残雪の中からフキノトウが出ていたのにはビックリしました。岩木山はplysimaさんが先日、見られた津軽富士の岩木山です。嶽温泉から登りましたので、マタギ飯の看板も見てきましたよ。食べる時間が無く看板を見ただけでした。
2008年06月28日 08:16
OSAMIさん、お早うございます。
今回の山行は山頂付近までバスで登ったのでお花畑の観察の方が主だったです。従って、山頂からの眺望が出来なかった事はしょうがないかなと、思っています。でも、八幡平は日本百名山の一つで、そこに登った事にはなりましたが(笑)。そう言う意味では山頂からの眺望の写真が無いのは残念でした。
2008年06月28日 08:25
寅太さん、お早うございます。
そうですね、今年2回目の春でした。しかし、残雪の中の春の経験はありませんので、今年初の雪国の春だったですかね。ショウジョウバカマの色の変化の幅にはビックリしています。別物かと思いました。梨が付く名前のイワナシはツツジの一種とは思えませんね。
2008年06月28日 19:04
こんばんは。
八幡平には雪が残っているのですね。
濃いピンクのベニバナイチゴが可愛い花を咲かせていますね。
クマザサの中の「不思議な凹地」は雪解け後にキヌガサソウが咲くそうですが、綺麗な花なのでしょうね。
ショウジョウバカマも最初の画像のような紫色の花は図鑑で見たことがありましたが、赤い色のショウジョウバカマは初めてです。綺麗ですね。
雪の中顔を出したフキノトウは黄色い花のようですね。イワナシの可愛い花やシラネアオイの淡い紫色の花が鮮やかな花を咲かせていましたが、雨で少し下を向いていたようですね。
2008年06月29日 11:22
杏さん、今日は。
八幡平には道端や凹地にはまだ雪が残っていました。写真を見るとキヌガサソウは大きな葉の中心に白い花が付いていますね。一度見てみたい花ですね。ショウジョウバカマには色の幅があるようですね。シラネアオイが花弁を開いているところを見たかったですが、それは次回以降に残しておきます。

この記事へのトラックバック