三頭山ウォーキング(その3)    

 今日は三頭山(みとうさん)山頂(1531m)から鞘口(さいぐち)峠(1142m)までを綴る。
 下りの「ブナの路」は登りの沢沿いの道と違って尾根道だ。山頂近辺のブナ林はまだ薄っすらと芽生えた段階で空が透けてよく見える。暫くすると林間に、大きな葉の上に白い花がチラチラと見えた。
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                   (林間に白い花がチラチラ覘く)

 少し進むと人の背より少し高い程度の木に、この白い花が咲いていた。早速引き寄せて写真を撮った。ガクアジサイの様だが葉が全然違う。
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         (回りの白い花は装飾花、内側は両性花だが未だ蕾の段階)

 後で、森林館で貰った資料を見るとオオカメノキ(大亀の木)と解った。帰宅して調べると正式名はスイカズラ科のムシカリ(虫狩)だった。
 30分ほど歩くと標高も大分下がってきたので、ブナの緑が増してきたし、空も透けて見えなくなってきた。
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                     (ブナの木の新緑が増してきた)

 そして数分して見晴し小屋(1401m)に着く。小屋で遠景を見ながら、暫く休憩する。
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                     (見晴し小屋と遠景)

 小屋で食事中の熟年夫婦に別れを告げて下山を再開する。
 暫くして、道脇に俯き加減に咲く花を見つけた。毛無山、荒倉山に続き、今回もチゴユリに出合う事が出来た。
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                     (今年、3度目のチゴユリとの出会い)
 
 更に進むと3枚の大きな葉が見えた。先日、毛無山で見たシロバナエンレイソウかなと、思ったが真中の花が白くない。一応撮影しておいたが、森林館を過ぎて路傍にあった説明板にミヤマエンレイソウとあった。
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                      (ミヤマエンレイソウ)

 帰宅して調べると、ミヤマエレイソウの別名はシロバナエンレイソウで、盛りを過ぎる頃からほんのり紅をさすことがある、と記述されている。上の画像を良く見ると紅をさした花弁が3枚ではなく2枚(1枚落下した?)で、盛りを過ぎたシロバナエンレイソウだった。

 ブナの木は益々、緑色が濃くなってきた。鞘口峠(1142m)に近い所に新緑の葉を茂らせたブナがあった。何とも清清しい新緑だった。
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                   (清清しく感じるブナの木立と葉)

 鞘口峠(1142m)に到着。登りルートの三頭大滝(約1200m)とほぼ同じ標高だ。昨日綴った登りとは逆のブナの新緑変化を楽しむ事が出来た。
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                            (鞘口峠)

<ムシカリ(虫狩)>
  スイカズラ科、ガマズミ属
  名前の由来:葉が虫に食われているところから「虫食われ」が転じて
  別名:オオカメノキ(大亀の木)
  別名の由来:大きな葉を、「大きな亀」に見立てた
<特徴>
  5mまでの落葉低木、低地の山にはない
  高山が雪解けしてすぐ4~5月頃に咲く
  周りの白い装飾花は径3cm程度
  花びらは5枚
  葉脈が凹んでしわになる
  すこし高地でぶな林沿いに生える
  登山していると白い花は林間に目立つ

<ブナ(白ブナ)>
  ブナ科、ブナ属
<特徴>
  高さ30mまでの落葉樹で高大木になる
  10~11月頃黄葉する、新緑も美しい
  葉は7cmまで11枚の楕円形で、葉脈ははっきりしている
  木肌はなめらかな灰色で白い大きな斑点が出来る
  標高800mから1000mM以上の高山に生える

<チゴユリ(稚児百合)>
  ユリ科、チゴユリ属
<特徴>
  多年草
  4~5月咲き、林の中に生える
  花の径 約1cm以下のミニの花
  花も薄グリーンで見落としそう
  花は普通、茎の先端に1つ咲かせる
  秋に紺黒色で径5mm程度の円形の実をつける
  草丈10cm程度

<シロバナエンレイソウ(白花延齢草)>
  ユリ科、エンレイソウ属
  別名:ミヤマエンレイソウ(深山延齢草)
<特徴>
  多年草
  4~6月咲
  山地の少し湿った樹下に生える
  花は白色、花径40mm程度、花は横向きに咲く
  葉は3枚で輪生し花をひとつ咲かせる
  草丈40cmまで 

 今日のウォーキングは所用で歩数は5,304歩。今週の累計歩数は22,872歩/4日。
   

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この記事へのコメント

2008年05月22日 22:03
緑が沁みる感じで良いですね、ところで昨日のところで出てくるムシカリ峠と今日のムトカリは関係が有りましたかね?、一回は三頭山からヌカザス尾根を奥多摩湖に下った時の長かったことを思いたします。
2008年05月22日 22:51
ブナの葉の緑は他の葉と違って特別な緑ですね。これの集合体ですから素晴らしい光景を演出してくれるのですね。
2008年05月23日 18:54
今晩は
途中は若緑に埋め尽くされて新緑が身にしみます。ムシカリも咲いていますが「見晴し小屋」の付近は新芽が出始めたばかりのようですね。素晴らしい景色の数々を有り難う御座います。
2008年05月23日 19:09
OSAMIさん、今晩は。
ブナの緑は、目に優しく心に沁みる感じでした。気付きませんでしたが昨日綴った峠もムシカリ峠で、今日綴った樹木もムシカリで同じ名前ですね。関係は解っていません。(ムシカリの木が多く有ったのでムシカリ峠と名付けたのですかね?)植物名を記したパンフレットではムシカリの名前でなくオオカメノキと有りました。ムシカリと記すと峠と混乱するので避けたのでしょうか?三頭山から奥多摩湖への道も有る様ですが随分長いようですね。
2008年05月23日 19:12
信徳さん、今晩は。
OSAMIさんへのコメントにも書きましたが、ブナの緑は、目に優しく心に沁みる感じでした。山頂までこのブナの新緑に覆われたら素晴らしい景色になると思います。
2008年05月23日 19:16
chiharuさん、今晩は。
本当に、ブナの新緑は綺麗でした。心が洗われる感じがしました。今回訪れた時は、山頂付近はまだ、早春の景色でした。標高によって植物の世界が変わるのを肌で実感しました。
2008年05月23日 19:48
下山途中にご覧になった白い花はムシカリだったのですね。
ガク紫陽花に良く似ている花ですね。山中で緑の若葉に真っ白い花びらが綺麗です。チゴユリも可憐な花を咲かせていますね。ミヤマエンレイソウの花がほんのりピンク色していましたが、花の最後のようですね。珍しい画像を見せていただきました。新緑のブナの葉はとても綺麗な色をしていますね。
2008年05月23日 22:50
杏さん、今晩は。
私はムシカリの花は初めてでした。ガクアジサイに似ていますが葉が大きくて見た事がなかったので何の花かなと思っていました。そうですね、残念ながらミヤマエンレイソウは花の終わり頃の様でした。ブナの新緑はとても綺麗でした。
寅太
2008年05月29日 11:46
高尾にはエンレイソウだけでなく、もシロバナエンレイソウがあるようなのですが、いままで見たことがありません。
エンレイソウは緑色の3枚の花びらだけでガク片がありませんので、見栄えがしません。
シロバナエンレイソウはきっと可愛いと思います。見たい花の一つです。
ムシカリはまだ葉は健在のようですが、これから虫に食われるのでしょうね。
2008年05月29日 22:06
寅太さん、今晩は。
旅行から戻られてお忙しい中、こちらまでコメント戴き恐縮です。
今回の三頭山ではシロバナエンレイソウの終わりの姿を見ただけで白い花弁は見る事が出来ませんでした。しかし、5月初めに行って来た毛無山ではシロバナエンレイソウを見ましたので我慢できました。寅太さんも、来年には高尾山で探して見て下さい。ムシカリの葉を食べるのはどんな虫なのでしょうかね?クワの葉を食べる蚕みたいに綺麗な糸でも出すのでしょうか(笑)?

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