沼津海岸線ウォーキング  沼津御用邸記念公園(その4)

東付属邸 庭園

 東付属邸は昭和20年の沼津大空襲の難を逃れ、昭和44年に沼津御用邸が廃止されるまで長期間にわたり継続して利用された。東付属邸は御学問所としての性格上、常住のための建物ではなかったが、本邸が焼失した戦後の時期には皇族の方々のご滞在にも用いられたと言う。
 今日は東付属邸の庭園の模様を綴る。東付属邸玄関前の庭園には円形の松の植え込みがある。
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                     (沼津御用邸シンボルの松の木)

 上の画像の左側に見えないが主玄関があり、右側に内玄関が見える。
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                          (内玄関)

 内玄関の横に、見事に白い花をつけた木が有った。ヒトツバタゴ(モクセイ科)、別名はナンジャモンジャの木だった。
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                         (ナンジャモンジャの木  4月29日撮影)

 内玄関の横には昔懐かしいポンプ式の井戸が有った。
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                          (ポンプ式の井戸)

 更に、右に回ると裏庭に通じる入口がある。沼津垣の通路も落ち着いた風情をなしている。
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                          (裏庭への通路)

 裏庭は広くて緑溢れている。しかし、手入れが追いついていないのか、雑草も生えていた。
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                             (庭園)

 庭園の奥には茶室「駿河待庵(待庵写し)」が有った。これは千利休作と伝承される「待庵」を模したものだ。待庵は京都大山崎の禅刹「妙喜庵」に現存している。
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                         (国宝「待庵」を模した茶室)

 沼津御用邸が昭和45年に沼津御用邸記念公園として市民に公開されてからは、東付属邸は旧御学問所であった伝統を生かして、市民の日本文化を学ぶ研修所として利用されて来た。平成8年から同10年にかけての再整備ではこの趣旨を生かして、新たに公共茶室や国宝茶室の写し「駿河待庵」を併設し、市民の文化・教養活動の拠点となる施設として改修されましたと、資料にある。更に松籟、遠い潮騒、流水のせせらぎなどが、古き時代や皇室の香りと渾然一体となり、独特の風情を醸し出しているとも、資料にある。
 現在、この東付属邸は茶会や日本文化の研修や会議等、週の半分以上が市民に貸し出されていると言う。

<ヒトツバタゴ> 
  モクセイ科、ヒトツバタゴ属
  別名:ナンジャモンジャ
<特徴>
  樹高25mまでの落葉高木
  5月に開花
  白い4花弁、集団で咲く
  花径3cm程度
  雌雄異株
  葉は対生し長い楕円形で長さ10cmまで
  実は10月に黒く熟す
  楕円形で長さ12mm程度
  
 今日は所用でウォーキングは中止。

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この記事へのコメント

2008年05月16日 20:15
このような遺産を使用出来るなんて沼津市民は贅沢ですね。羨ましい限りです。
2008年05月16日 20:32
今晩は
東付属邸の庭園も建物も素晴らしい歴史観のある風景を見せて頂き有り難う御座います。
2008年05月17日 07:22
庭園も雰囲気があっていい感じですね、ここのヒトツバタコは木は小ぶりのようですが凄い花の付きようで素晴らしいです。
寅太
2008年05月17日 09:41
昭和天皇は植物学者ですから、あまり綺麗に手入れされた庭園よりは、少し雑草が生えていることを好まれたのではないでしょうか。
とても質素でよい御用邸だと思います。
2008年05月17日 19:19
東付属邸から続く裏庭への通路の沼津垣は繊細な編み方の垣根のようですね。松林に囲まれた静かな庭園の中に建つ茶室は素晴らしいです。
東付属邸は市民も借りられて茶会や研修や会議などで使用できるようですね。国宝「待庵」を模した茶室でお茶会などが出来るそうですが市民の方々には嬉しいことですね。
2008年05月17日 20:31
信徳さん、今晩は。
私は今回の御用邸訪問までは東御用邸が市民でも使える事は知りませんでした。お茶会は無理としても何かの研修会には参加してみようかと考えています。
2008年05月17日 20:34
chiharuさん、今晩は。
東御用邸は100年以上も経っている割には綺麗です。手入れが良いのでしょうね。日本文化を伝承する為にも後世に残したい建物です。
2008年05月17日 20:40
OSAMIさん、今晩は。
京都のお寺等に見られる日本庭園とは違った庭園で、緑が豊かです。私はヒトツバタゴを初めて見ました。ナンジャモンジャの名前は知っていましたが珍しい花ですね。
2008年05月17日 20:45
寅太さん、今晩は。
そうでした、昭和天皇は植物学者でしたね。あまり綺麗に手入れされていない庭園で色々の雑草を観察するのを好まれたかも知れませんね。旧御用邸の庭園なのでもっと豪華だと思っていましたが意外と質素です。
2008年05月17日 20:51
杏さん、今晩は。
この沼津垣は箱根の竹を使った、この地方特有の垣根のようです。
信徳さんへのコメントにも書きましたが、私は今回の御用邸訪問までは東御用邸が市民でも使える事は知りませんでした。皇室の文化に多少なりとも接する事が出来る機会ですから、何かの研修などに参加してみようと考えています。

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