沼津海岸線ウォーキング  沼津御用邸記念公園(その1)   

沼津御用邸の沿革

 沼津御用邸本邸は明治26年、大正天皇(当時は皇太子)のご静養のために造営された。御用邸は皇室が主として保養のために用いる別邸で、現在で言うリゾート施設だ。当時、ここ牛臥海岸は気候温暖で前面に駿河湾、背後に愛鷹山と富士山と言う風光明媚な地であることから別荘地として注目され始めていた。

画像(沼津御用邸の立地環境)
 画像中央の海に突き出た緑の山が牛臥山公園
 その公園に続く牛臥海岸に沿った松林が沼津御用邸
 前面に駿河湾
 背後に愛鷹山と富士山

 <沼津アルプスの小鷲頭山より2月17日撮影> 


画像(牛臥山公園より沼津御用邸を望む)

 海越しに見える松林が沼津御用邸
 
 背後の山は沼津アルプスの徳倉山(象山)


 沼津御用邸が出来る前には、既に明治政府の高官の大山巌(陸軍大臣)、川村純義(海軍大臣)、大木喬任(文部大臣)、西郷従道(陸、海軍大臣)の別荘が建てられていたし又、明治22年には東海道線が開通して、東京からの交通の便が良くなった事等により、この沼津に御用邸が造営された。

画像(旧沼津御用邸時代の保養所・別荘等の分布)

 千本浜~牛臥海岸~江浦湾~内浦湾にかけて多くの華族、政財界人、文人の別荘や企業、学校の保養所が建っていた。 


 本邸は明治26年に完成後、明治28年から29年にかけて最初の増築工事が行われ、更に明治33年1月には260坪ほどの増築工事が行われ、同年11月には新御殿の東側に230平方メートル(約70坪)の洋館が新築された。この段階で建築面積は附属建物を含めて約5、000平方メートルとなり、ほぼ完成された形になった。

画像(沼津御用邸本邸の鳥瞰図)
 南(海側)から見た鳥瞰図

 上が北

 洋館は右下部にある

 <沼津資料館の展示パネルを撮影>


  その後は大きな増築はなく、昭和20年7月の沼津大空襲で焼失するまで、絨毯の敷き替え、畳表の張り替え、屋根瓦の葺き替えなどの修繕がひんぱんに行われた。
 本邸の跡地には現在沼津市歴史民俗資料館が建っているが、本邸はここを中心として周辺に広がっており、その規模は資料館の約10倍であったと言う。
        
画像(沼津市歴史民俗資料館)
 沼津御用邸本邸の中心に立てられた

 本邸の広さはこの資料館の10倍



 沼津御用邸記念公園は中央に本邸跡地公園、左の東付属邸公園、右の西付属邸公園の3つの公園から構成されている。

画像(沼津御用邸記念公園案内図)


 中央の本邸跡地と西付属邸がある園内は有料だ。園内に入らない人が牛臥海岸に散策に行ける様に両園の塀の間には一段下がった通路が出来ている。

画像(海岸への通路)


 海岸に出ると御用邸に平行して「海辺のプロムナード」があり、多くの人が散策している。

画像(海辺のプロムナード)


 この日、砂浜に降りて御用邸を見ると、砂浜に鮮やかなピンクの絨毯が敷かれていた。
 
画像画像
                        (ハマヒルガオの絨毯)
<ハマヒルガオ(浜昼顔)>
  ヒルガオ科、ヒルガオ属
<特徴>
  多年草
  5~6月咲
  砂浜から岩地まで生える
  花は1日花で日中咲いている
  花色はピンク
  蔓を伸ばし広がって繁殖する
  葉はハート型で光沢がある

 明日以降、沼津御用邸記念公園の各部に付いて綴る。

 今日は沼津御用邸記念公園に行って来た。歩数は7,447歩、今週の累計歩数は22,291歩/2日。

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この記事へのコメント

2008年05月13日 21:45
沼津海岸線は気候が温暖な事と景色が素晴らしい事で昔から注目されていたのですね。こんな土地に住んでいる人は何と幸せなんでしょう。
plysima
2008年05月14日 01:11
小鷲頭山からの牛臥海岸の眺め、鮮明に撮れていますね。私が行ったときは曇っていたので、晴れるとこいう風に見えるんですね!御用邸記念公園内を分断して通る、牛臥海岸までの通路はよく知っています。ここ数年できれいに整備されましたが、私が子供の頃はもっと質素で素朴な海岸までの抜け道でした。なつかしいです。
2008年05月14日 04:20
沼津御用邸記念公園は自然豊かな素晴らしい環境ですね、特に浜辺のプロムナードは一度散策したいところですし、砂浜もハマヒルガオが群生していて良いなと思います。
2008年05月14日 13:42
こんにちは。滅多に見られない景観をありがとうございます。いつも楽しみに拝見しています。
寅太
2008年05月14日 14:54
沼津と言えば御用邸がすぐに思い浮かびます。
御用邸や明治の高官が別荘地にしたのですから、素晴らしいところだと思います。
デコさんも毎日が別荘暮らしのようですから、とてもうらやましい。
2008年05月14日 18:51
こんばんは。
2月末に沼津御用邸に行きましたが、広いですね~。
時間の関係もあり沼津御用邸記念公園の案内図の右側を車で通りました。私だけ途中で少し公園内を歩きました。母と妹が遠くから一際大きな松林を眺めて「御用邸では?」と話していましたが沼津御用邸の広さに驚きました。御用邸前の砂浜のハマヒルガオの可愛い花の絨毯が素敵ですね~。
2008年05月14日 19:17
信徳さん、今晩は。
私も沼津に戻った訳ですが、やはりこの地は温暖で海、山、川と揃っていて住むには良い所だと思っています。しかし、明治、大正時代にこんなに沢山の別荘や保養所が有ったとは初めて知りました。
2008年05月14日 19:29
plysimaさん、今晩は。
私が撮影した時は2月17日で空気が澄んでいましたから鮮明に撮れています。plysimaさんは5月ですから、やはり空気が霞んでしまいますね。
御用邸記念公園内を分断している通路の昔の姿をご存知だったですか。私は知りませんでしたが、質素で素朴な通り道だった訳ですね。松林の中の道ですから、その頃の方が自然だったのでしょう。今は、少しけばけばしいですね。
2008年05月14日 19:33
OSAMIさん、今晩は。
浜辺のプロムナードは散策には素晴らしい所です。景色が良いし、海岸沿いですが意外に風が弱いです。駿河湾の一番奥で周りが山に囲まれている為でしょうか。ハマヒルガオの絨毯は見事でした。
2008年05月14日 19:37
羽島のすーさん、今晩は。
コメント有難う御座います。相変わらずのブログの内容ですが、何か気付きましたらコメントして下さい。お待ちしております。
2008年05月14日 19:46
寅太さん、今晩は。
信徳さんへのコメントにも書きましたが、明治、大正時代にこんなに沢山の別荘や保養所が有ったとは初めて知りました。私が住んでいる所は御用邸から少し離れていますが、ウォーキングで行ける範囲に有ります。海でボーとしたい時には良い所で、時々行っています。
2008年05月14日 19:56
杏さん、今晩は。
そうですね、御用邸は広いです。ゆっくり歩いたら20~30分は掛かりますかね?杏さんが御用邸に来られた時は、確か天気が悪くて海がシケテいたと記憶していますが・・。天気の良い時は最高の景色になりますので、是非ともまた来て下さい。

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