香貫山の植物  イロハモミジ   

 香貫山のイロハモミジに付いては昨年の12月4日に紅葉の模様を綴っている。そこにも記したがイロハモミジは春の新緑、夏の涼しげな緑、秋の紅葉と1年に3回楽しめる。今年はそれらを観察して行く事とし、今日はイロハモミジの新緑と花の咲いている模様を綴る。
<イロハモミジの花>
 落葉していたモミジの枝先が薄緑色に染まってきた。
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                    (新葉の展開  4月11日撮影)

 良く見ると新しい葉の下に赤い花序が吊る下がっていた。しかし、どれも未だ蕾の様だった。
 2日後に訪れると多くの花が開花していた。イロハモミジは雌雄同株で、ひとつの花序の中に雄花と両性花が混じる。雄花は花弁と萼片が5個づつで、雄しべは8個と資料にある。この花は雄花の様だ。
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                   (イロハモミジの雄花  4月13日撮影)

 イロハモミジの両性花には雌しべが1個あり,先端がくるりと2裂していると資料に有るが上の花序を探したが見当らなかった。別の枝の花序もどれも皆、雄花だけで両性花は見つからなかった。
 暫く、間を空けて訪れてみると柱頭が2裂したメシベが見つかった。メシベの根元には短い雄しべが見えるので、これが両性花だろう。
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                   (イロハモミジの両性花  4月21日撮影)

 しかし、今度は雄花が見つからない。開花している花はどれも両性花だ。蕾と見えるものも良く見ると短い雄しべが覘いているので開花前の両性花と思われる。
 更に2日後に訪れて念の為、探してみたら雄花も付いている花序が見つかった。しかもどの花序にも両方の花が付いている。
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                   (イロハモミジの雄花と雌花  4月23日撮影)

 同じイロハモミジの木でありながら、どうしてこんなに違うのか?枝によって開花時期が異なるのか、それとも枝によって雌雄の組合せが異なるのか?不思議である。
 上の画像の両性花を見るとメシベの根元の子房が両側に翼を開いている。下の画像の両性花を見ても同様だ。
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         (両性花の子房が早くも膨らんで両側に翼を開いている  4月23日撮影)

 イロハモミジの実は竹トンボの様な翼を持っているので、その基本形が既に出来ているのだ。実は継続して観察していく事とする。

<イロハモミジの実>
        ---2008年5月8日のブログより転載開始---
《番外編》 イロハモミジの実
 イロハモミジの花に付いては4月23日に綴った。一昨日、イロハモミジの木を覘いてみるとプロペラ型をした赤い実が緑の葉の上に飛び出して見えていた。
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                        (イロハモミジの若い実)

 明るいピンク色と新緑の色、更に青空の色とが組み合わさって、何とも清清しい春のモミジの景色だと感じたが・・・。
        ---2008年5月8日のブログより転載終了---

        ---2008年8月17日のブログより転載開始---
<イロハモミジの実>
 プロペラ状の実は中の種子も丸々となってきた。プロペラの羽根は未だ赤色が少し残っている。
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                  (固く熟したイロハモミジの実)

 何故か種子の一つが小さく、未成熟の実もある。
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                   (未成熟の種の入った実)
        ---2008年8月17日のブログより転載終了---

        ---2008年11月10日のブログより転載開始---
イロハモミジの実
 イロハモミジの実に付いては過去2回(5月8日と8月17日)綴っていてそれらを4月23日のブログに集約した。
 今年も香貫山のイロハモミジが紅葉し始めたが、紅葉する前後でプロペラ型の実がどう変化するのか観察して来たので以下に綴る。
 11月初めではプロペラ型の実はピンク色した綺麗な実と少し茶色がかった実とが混じっていた。
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               (11月5日時点でのイロハモミジの実)

 しかし11月半ばになると、ほぼ全ての実が茶色に変化した。
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                  (11月18日のイロハモミジの実) 

 そして紅葉が始まった11月末には殆どの実は落ちて無くなっていた。数少ない残った実は赤く色付いた葉に染まったのか、少し赤らんで写っていた。
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                  (11月27日のイロハモミジの実) 
        ---2008年11月10日のブログより転載終了---

<イロハモミジの新緑>
 新葉の展開が4月11日頃から始まり12日後には、すっかり葉もモミジ型に開き、木全体が薄緑色に覆われた。
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                   (新緑の若葉に覆われたイロハモミジ)

 新緑の葉の下にはまだ花序が吊る下がっている。
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                      (新緑の若葉と赤い花序)

 イロハモミジの実と夏の涼しげな緑葉は別途綴るが、紅葉の模様は昨年の12月4日のブログから以下に転載しておく。

        ---2008年8月17日のブログより転載開始---
 イロハモミジに付いては今年の4月23日に綴っている。その中で、イロハモミジは春の新緑、夏の涼しげな緑、秋の紅葉と1年に3回楽しめると綴り、春の新緑と秋の紅葉は既に綴った。今日は残りの夏の涼しげな緑を綴る事とする。あわせて、現在の実の姿も綴る。

<イロハモミジの緑葉>
 真夏の青空をバックにイロハモミジの濃い緑色の葉が美しい。イロハモミジの下に有るベンチは格好の日陰の中で、更に吹き抜ける風もありとても涼しい。
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               (夏空の中でイロハモミジの緑葉が涼しげ)

 木の根元から上を見上げると緑の天井が陽を遮り、涼しさを与えてくれている。
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                    (涼しげな緑の天井)

        ---2008年8月17日のブログより転載終了---

        ---2007年12月4日のブログより転載開始---
<イロハモミジの紅葉>
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                    (イロハモミジの紅葉)

 このイロハモミジの木はメインの登山道脇に生えているので皆、この紅葉を見て「綺麗だね!」と、言いながら通り過ぎて行く。
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                  (見事に紅葉したイロハモミジの木)

 木の下から見上げると画面全体が真っ赤な色で塗りつぶされてしまい、葉の形はおろか、青い空も透けて見えない。
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                 (真っ赤な色で塗りつぶされてしまう)

 モミジ葉を青空を背景に写す為には枝先の部分を撮るしかない。
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                 (青空に、赤い手形が綺麗だ)

 イロハモミジは1年に3回楽しめると資料にある。1回目は春の新緑、2回目は夏の涼しげな緑、3回目は秋の紅葉だ。
        ---2007年12月4日のブログより転載終了---

        ---2008年8月17日のブログより転載開始---
 最後に、イロハモミジの春、夏、秋の各シーズンの姿を並べて比較して見る事とする。
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               (春の新緑 2008年4月23日より転載)
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                     (夏の涼しげな緑)
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                (秋の紅葉 2007年12月4日より転載)
        ---2008年8月17日のブログより転載終了---

<イロハモミジ(いろは紅葉)>
  カエデ科、カエデ属
  別名:イロハカエデ(いろは楓),タカオカエデ(高雄楓),コハモミジ(小葉紅葉)
  名前の由来:葉の裂片を数えるとき「イロハニホヘト」と数えた

<特徴>
  落葉高木で15mまで
  赤い小さな花が4,5月に咲く
  小さな竹トンボのような実が生る
  春の新緑と夏の涼しげな緑と秋の紅葉、1年に3回楽しめる
  葉先が5枚か7枚に細く割れる
  他のモミジに比較して葉が小さく細い 

 今日のウォーキングは香貫山で歩数は10,705歩。今週の累計歩数は29,200歩/3日。

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この記事へのコメント

寅太
2008年04月23日 23:54
昨日は最後で、翌日のこのコメントは最初です。
イロハモミジは素晴らしい。真っ赤な綺麗な色はモミジはイロハモミジ自身ですが、それを引き立てる青い空はカメラマンの腕です。感服。
沼津周辺は奥が深いと感じます。日本を動かした史跡も数多くでてきます。
さて大山巌。この妻は大山捨松で最初にアメリカに渡る女子留学生の一人で、津田梅子などの仲間ですね。
兄は会津藩白虎隊の生き残り山川健次郎で、白虎隊士から東大総長になった男の妹です。
会津と長州の怨念はまだ融けてはいませんが、一時共に京都を守った薩摩と長州の仲は以外に良い。(薩摩が好意的)
大山巌は山川捨松を妻にして、明治をリードして生きています。捨松は朝的会津藩が生んだ代表的な女性で、やがて鹿鳴館の花と言われました。
ちょっと話題がずれましたが大山巌がでたもので、こんなコメントになりました。
東郷もこの近くに足跡を残したのですね。
plysima
2008年04月24日 00:05
こんばんは。モミジは夏の緑の頃と紅葉の頃しか着目していなかったのですが、こんな新緑のときに一緒に花も咲いてしまうことをはじめて知りました。しかし植物たちはもうすっかり夏に向かって準備OK!という感じですね。
2008年04月24日 06:32
お早う御座います
春のイロハモミジは花で楽しみ秋には真っ赤な紅葉を楽しませてくれているのですね。子孫繁栄のためにプロペラまで付けて軟着陸しようとしているようです。自然は素晴らしいです。
信徳
2008年04月24日 06:41
 春は戸外に出るだけで気持ちが良いです。新緑を見るとなお一段と気持ちが良くなります。綺麗な空気を思い切り吸って汗を掻きたいものです。
2008年04月24日 07:17
拝見すると雌花と雄花が複雑に関係しているようでイロハモミジの花は面白い花ですね、プロペラの実は良く見るのですが花は良く観たことが無くて勉強になりました。
山の英ちゃん
2008年04月24日 16:35
イロハ紅葉 良く観察されましたね。
良く 整理されてないと まとまりません。
 感心 しました。
浅間嶺は kuさんと二人にて 行きました。
花がきれいでした。
2008年04月24日 18:13
イロハモミジ、新緑の中に赤い小さな花を咲かせて可愛いですね。
新芽と一緒にモミジの花芽も見えていますが、葉が大きくなるにつれてモミジの花も葉の下になって目立たなくなってしまいます。
モミジの木の下に行くと可愛い花が見えて、春風の強い日などにモミジの小さな花びら?でしょうか、パラパラと落ちて髪や肩などに付いたりします。雄花、雌花も綺麗に撮られて良くわかりました。
イロハモミジの葉は、春には新緑が眩しいですね。秋には真っ赤に紅葉して綺麗な葉を楽しませてくれます。
2008年04月24日 22:12
寅太さん、今晩は。こちらにも夜分遅くにコメント有難う御座います。
お褒め戴いた写真は、モミジの綺麗さとデジカメのお蔭です。大山巌と彼の奥様の話を有難う御座います。初めての女子留学生であり鹿鳴館の花と言われた奥様はここ牛臥山の別宅にも来たのでしょうね。東郷元帥も大山と同じ薩摩の出身ですね。明治時代のそうそうたる人々がここ牛臥山に来たとは、現状からは信じられません。
2008年04月24日 22:16
plysimaさん、今晩は。
モミジの花はか細くて注意して見ないと見落としてしまいます。アップで見ると綺麗な花です。植物は、ソメイヨシノが終わると、一斉に綺麗な緑色になり、綺麗な花も咲かせます。そして一気に春から初夏へと移って行きますね。

2008年04月24日 22:20
chiharuさん、今晩は。
モミジは綺麗な新緑の葉と紅葉に隠れて花は注目されていません。花も実も良く見ると綺麗です。実のプロペラは上手く出来ていると感心してしまいます。
2008年04月24日 22:23
信徳さん、今晩は。
この時期は天気が良いと、山は何とも言えません。ウグイスも鳴いていますし、新緑は綺麗で、吹いている風も爽やかで、鼻歌もついつい出てきます。良い汗をかいて過ごしましょう!
2008年04月24日 22:27
OSAMIさん、今晩は。
モミジの雄花、両性花の咲くタイミングが今一、良く解りませんでした。しかし雄花が何時咲こうが、相手は雌花ではなく両性花ですから受粉には関係ないな、と気付きました。
2008年04月24日 22:31
山の英ちゃん、今晩は。
今回は色々ゴタゴタしていて、モミジの観察が少し間隔が開いてしまった為、いささか不明瞭な結果に終わってしまいました。浅間嶺は行きたかったですけど、残念でした。綺麗な花のレポートを期待しています。
2008年04月24日 22:36
杏さん、今晩は。
イロハモミジの花は繊細ですが綺麗な花ですね。少しの風でもユラユラ揺れるので撮影には苦労しました。新葉の淡い緑と赤い花がとても綺麗でした。後はプロペラの実を忘れずに撮影しようと考えています。

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