香貫山の植物  サネカズラ

 香貫山のトベラの木の下を見たら赤い物が見えた。トベラの赤い実が落ちているのかなと近づいて良く見たら違う。帰宅して調べたらマツブサ科のサネカズラ(実葛)の実だった。
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                  (落下していた赤くて綺麗なサネカズラの実)

<サネカズラの実>
 サネカズラは常緑の蔓植物でここではトベラの木に巻きついている。
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       (トベラの木に巻きついたサネカズラ  手前左の赤い実はトベラの実)

 赤い実が熟してから既に日にちが経っている為か、吊る下がっているサネカズラの実は一番上に載せた実の様な完全な形のものが無い。
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                     (完全な形の実でなくなっている)

 果実は冬に赤く熟し、ふくらんだ花托のまわりに球形の果実がついた集合果ですと資料にある。上の右画像の集合実では殆どの果実が落ちてしまった様だ。
 株の下の方には果実は残っているが集合実としては小さな可愛いものが吊る下がっていた。
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                   (果実は少ないが集合果としては小さい)

 サネカズラの名前の由来は、”実(サネ)”が美しい蔓(カズラ)植物だと言うが、確かに赤くて綺麗な実だ。しかし、実は美味しくないとある。
 美しい実をしている為か、万葉集にはサネカズラを詠んだ歌が10首もあると言う。

    ---2008年8月22日のブログより転載開始---
<サネカズラの実>
 花が咲き終わった直後のものを見ると、サネカズラの実の原型が出来ている。実の周りには、未だ枯れた花びらが一部残っている。
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                   (サネカズラの実の原型)

 少し離れた所には、もう少し成長した実が見える。しかし、その横にはまだ固い蕾がある。
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                    (サネカズラの実と蕾)
    ---2008年8月22日のブログより転載終了---

    ---2008年12月16日のブログより転載開始---
サネカズラの実

 サネカズラの赤い実に付いては今年の1月13日に綴っている。香貫山でサネカズラが巻きついているトベラの木を覘いて見ると、あの赤くて綺麗な実が吊る下がっていた。
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                      (サネカズラの実)

 赤くなる前の実も吊る下がっていた。
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                (赤くなる前のサネカズラの実)                 
    ---2008年12月16日のブログより転載終了---
 
<サネカズラの花>
 8月ごろ、直径1.5cm大の一輪の花を下向きに開き、花被片(花弁と萼片)は淡黄色で、9~15枚ある。花の中心には、雌花は緑色で球状の子房が、雄花では赤色の球形の花托が目立つとある。今年の夏に観察する事とする。

    ---2008年8月22日のブログより転載開始---
 サネカズラの赤い実に付いては今年の1月13日に綴った。その中で、サネカズラの花を今年の夏に観察する事としていたが、ここに来てサネカズラの花が咲き始めたので以下に綴る。
<サネカズラの雄花>
 雄花は薄黄色の花弁に真っ赤な雄しべが囲まれていて、とても綺麗だ。
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                     (サネカズラの雄花)

 花は下向きに咲くので雄しべの様子を見る為には少し花に上を向いて貰い撮影する必要がある。花弁がもっと開いている花を沼津御用邸で見つけたので花に上を向いて貰い撮影した。
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                (サネカズラの雄花  沼津御用邸で撮影)

 小さく白く見えるものが葯で、赤い部分は葯隔と言って葯の間の部分だと言う。普通の花ではこの葯隔は狭いがサネカズラでは葯隔が広いのだと言う。葯には白い花粉が着いているので白く見える。

<サネカズラの雌花>
 雌花の花弁も雄花と同様に薄黄色だが、雌しべは緑色をしている。
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                     (サネカズラの雌花)

 雌しべの様子を見る為に、花弁が開いている雌花に少し上を向いて貰い撮影した。
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                (サネカズラの雌花  沼津御用邸で撮影)

 球状の緑色の部分が子房で、白く見えるものが花柱と柱頭だと言う。一つ一つの柱頭に花粉が付着して一つの実になり、それが球状に集まって、あの綺麗なサネカズラの赤い実になるのだ。
 サネカズラの花の咲く順序は面白い。普通の花は根元側からか、枝先から順番に咲くが、サネカズラはバラバラの様だ。咲いている花の両側には固い蕾が付いている。
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                      (サネカズラの花と蕾)
    ---2008年8月22日のブログより転載終了---

 サネカズラは別にビナンカズラ(美男葛)とも呼ばれるが、これは男性の髪をこの樹液で洗った事によると言う。

<サネカズラ (実葛)>
  マツブサ科、サネカズラ属
  別名:ビナンカズラ(美男葛)
  名前の由来:”実(サネ)”が美しい蔓(カズラ)植物
  別名の由来:男性の髪をこの樹液で洗った

<特徴>
  常緑つる性木本
  雄雌異株又は同株
  8月ごろ直径1.5cm大の黄白色の花を垂れ下がって咲かす
  雄花の雄しべが赤く円形
  10~11月に赤い実をならし、光沢があり赤く美しい
  実の径8mm大、房全体の実の径3~4cm
  実は美味しくない

 今日のウォーキングは香貫山。途中で小雨が降り出して帰宅したので歩数は4,620歩。今週の累計歩数は53,151歩/7日。
 明日、明後日は都合によりブログを休みます。   

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この記事へのコメント

2008年01月13日 20:09
こんばんは
パソコンのリカバリー作業またしてしまいました。今日はこの冬一番の冷え込みでした。今日は綺麗なサネカズラを見せて頂きありがとうございます。初めて見せて頂きました。
2008年01月13日 20:40
サネカズラの熟した実が未だ残っていますか、私の良く行く植物園のものは暮れの間に落ちたのか鳥に食べられたのか無くなってしまいましたよ、花もなかなか可愛い花が咲きますよね。
信徳
2008年01月13日 20:49
こんなに綺麗で美味しそうな実をヒヨドリ軍団は何故放っておくのでしょうか?
2008年01月13日 22:38
chiharuさん、今晩は。
無事パソコンのリカバリー作業が終了して良かったですね。こちらも今日は寒い一日でした。もう少し早くサネカズラを見つけていれば、もっと綺麗な実を見れたのではないかと思っています。私も実物を見たのは初めてでした。
2008年01月13日 22:43
OSAMIさん、今晩は。
このサネカズラの赤い実は大分、地面に落ちていました。形の良い実も多かったです。多分、木に生っている所を見れたギリギリのタイミングだったように思います。資料を見ると花も可愛いですね。今年の夏にはシッカリと見たいと思っています。
2008年01月13日 22:47
信徳さん、今晩は。
そうですよね、こんな綺麗で目立つ実を鳥達がほって置くはずがないですよね。このトベラに巻きついたサネカズラの実は全てトベラの木の中に吊る下がっていましたので、多分、鳥たちに見えなかったのではないかと思います。
寅太
2008年01月14日 11:32
最近、何でも実を植えてみたくなりサネカズラにも挑戦しています。
これだけたくさんの実が付いていても、あまり増えないのですから発芽の条件は厳しいのでしょう。
2008年01月14日 13:40
真っ赤なサネカズラの実が綺麗ですね。
昨年、初めてサネカズラの実を見ましたが、綺麗でしたし実も形が美しかったです。赤い実でも周りに小さな丸い実を付けて、自然は凄いと思いました。サネカズラの花は、見たことがありませんが、今年見れたら良いなと思っています。昨日、トベラの実を見ましたが終わりのようでした。
2008年01月16日 22:00
寅太さん、今晩は。
サネカズラを含めて色々の実を植えたとは凄いですね。植えられた実が発芽することを祈っています。寅太さんの熱意で無事、発芽し、成長して花を咲かせて実が生ると思います。
2008年01月16日 22:13
杏さん、今晩は。
サネカズラの赤い実も美しいですね。皆さんのブログで時々見ていて羨ましく思っていましたが、香貫山で見る事が出来て感激しています。私も今年にはサネカズラの花を見ようと思っています。お互いに頑張りましょう。先ほど、そちらにお伺いしトベラの実を見ました。トベラの実が一番綺麗な状態かなと思いましたが・・・。
大分県万年山の麓
2012年10月09日 16:38
ビナンカズラで検索してこのブログに出会いました。とても美しく撮れた写真ですね!雄花雌花の区別がよくわかります。うちの庭のビナンカズラをよく観察します。

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