香貫山の植物  ツルウメモドキ (番外編 イボタノキ)      

 今日も香貫山の植物 秋の記録を休み、現在の香貫山の植物を綴る。 
 ツルウメモドキ(蔓梅疑)に付いては12月12日の矢倉岳ウォーキング(その2)で綴ったが、香貫山の植物としては未だ綴っていないので以下に綴る事とする。
<ツルウメモドキの実>
 香貫山のツルウメモドキは市街地を見下ろす斜面に生えていて近づけず実のアップ画像が撮れない。そこで矢倉岳の画像を代わりに載せる事とする。
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           (矢倉岳のツルウメモドキの実)      (香貫山のツルウメモドキの実)

 緑色の葉はツルウメモドキに巻きつかれた木の葉だ。人が近づけない為、枝を折られることも無く結構大きな株になっている。
画像画像
              (市街地を望む斜面で大きな株に成長している) 

 この実に付いて参考になる説明が資料にあるので以下に載せる。
「実は黄色の果皮が3つに割れると,中から朱色の仮種皮に包まれた種子が見える。この鮮やかな朱色で鳥の目をひいているのだろう。
 仮種皮とは,種子をうすく包んでいるもので,ふつう種皮よりもやわらかい。 仮種皮は野鳥によって広く散布される。
 仮種皮をつけた種子の多くは,このまま地面に落ちても発芽することはなく,鳥の消化器官を通過することで,発芽が可能になるらしい。」
 と有るので、単にこの実を地面に埋めても芽が出てこない事になる。一皮剥いて撒けば良いのだが、果たして上手く行くかどうか?

<ツルウメモドキの花>
 来年の花期の5月~7月までに他の場所に生えたツルウメモドキを見つけて花を撮影する事とする。

        ---2008年5月9日のブログより転載開始---
 ツルウメモドキに付いては昨年の12月23日に赤い実を中心に綴った。後は、この花を撮影する宿題が残っていた。
 ツルウメモドキは雌雄異株で雄株は登山道脇に有るのを見つけた。
画像(ツルウメモドキの雄花)

 雄花は雌花に比べて大きく花弁の長さは4mm

 雄しべは5本

 中心に退化した雌しべがあると資料にあるが、見えない。
          
画像(ツルウメモドキの雄株)

 葉脇に花序を付ける
              
 しかしながら、香貫山では接写が出来る雌株は見つからなかった。どれも、谷側に突き出した所にしかない。手が届く所に生えていたら秋の赤い実が生る頃に枝を折られてしまう為だろうと推測する。
 幸、近所のお宅に雌株があったのでそこで撮影してきた。
画像(ツルウメモドキの雌花)

 雌花の花弁は淡緑色で長さ約2.5mm

 雌しべの柱頭は3つに分割

 周辺に退化した雄しべがある
 
 秋の赤い実と黄色の殻の鮮やかな姿に比べたら随分地味な花だ。
        ---2008年5月9日のブログより転載終了---         

 ウメモドキ(モチノキ科)と名前は似ているが,ツルウメモドキは全くの別種でニシキギ科だ。共通点は赤い果実をたわわにつけること、と資料にあるが、その通りだ。

<ツルウメモドキ(蔓梅疑)>
  ニシキギ科、ツルウメモドキ属

<特徴>
  落葉蔓性低木
  5~7月ごろ薄白緑の小集合花を咲かせる、穂長20cm位
  葉は互生し楕円形で長さ5~10cm
  日当たりの良い山地に生え広葉樹などにからむ
  雌雄異株
  秋の葉が落ちたあとの黄色の実は美しい、割れて赤い実が覗く
  
《番外編》 イボタノキの実
<イボタノキの実>
 イボタノキに付いては5月27日に綴った。イボタノキの実に付いては10月3日に緑色の状態を綴って、それを5月27日に転載してある。その緑の実が黒紫色に熟した。
画像
           (黒紫色に熟したイボタノキの実  12月15日撮影)

 イボタノキの実はどれも白い斑点が付いている。何だろうか?緑色の実の時には無かったと思うが。
画像
            (実にはどれも白い斑点が有る  12月15日撮影)

 今日のウォーキングは香貫山で歩数は8,923歩。今週の累計歩数は66,456歩/7日。

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この記事へのコメント

信徳
2007年12月23日 20:59
ツルウメモドキの種は「地下に蒔いても出ないが鳥が食べた残りの種は出てくる」非常に分かり易い、なるほどと思う説明です。万両、千両なども同じでしょうね?
2007年12月23日 21:13
デコウォーカさん今日は、
鳥たちの目を引く事とか鳥のお腹の中を通らないと発芽しないとか面白いことを勉強させて頂きました。
2007年12月23日 21:37
こんばんは
ツルウメモドキ口を開けると中は真っ赤な実熟した印を小鳥たちに送っているかのようです。イボタノキの実は黒紫色に熟して食べたら葡萄のように美味しい感じします。
2007年12月23日 23:17
こんばんは。私もツルウメモドキを見かけて撮影してアップしましたが、これを見かけた場所は灌木の上の方で目の前では見れなかったです。
写真で実際撮って見て、初めてその実の様子が分かりました。
実の中から朱色のふわふわの種が出ていましたが、これは仮種皮で、このまま地面に落ちても発芽することがなく、鳥の消化器官を通過することで発芽が可能になるのですね。鳥に目立って食べられるような工夫があるのですね。
イボタノキはその花をすっかり忘れていました?実物見ないと覚えられないです~。でもこの実をみて、あら、ネズミモチ似だな~と思ったら同じモクセイ科でしたね。花もライラックに似るとかですが、同じモクセイ科同士なのですね。
寅太
2007年12月24日 11:21
赤い実が多いので、イボタノキ黒い実もなかなかよいものです。まだ見たことはありません。
実の付く木の下には子供の小さな木がありそうなのですが、なかなか見つかりません。
鳥によって離れたところに運ばれ、そこで育つのでしょうか。
仮種皮を知ったのは数年前のことで、最近は皮を綺麗にとって植えるようにしています。

2007年12月24日 16:53
信徳さん、今晩は。
ツルウメモドキの種子が仮種皮に包まれた種子であり、この仮種皮が剥けないと芽が出ないことを初めて知りました。この仮種皮を鳥が剥き、そして離れた所に落として芽が出る。良く出来た戦略ですね。マンリョウやセンリョウがツルウメモドキと同じかどうか?スミマセン、解っておりません。
2007年12月24日 16:56
OSAMIさん、今晩は。
ツルウメモドキと鳥の関係は面白く、良く出来た戦略(関係)ですね。私も初めて知りました。
2007年12月24日 17:01
chiharuさん、今晩は。
ツルウメモドキの黄色の殻が割れて朱色の種が出ると綺麗ですよね。鳥にも人間と同様に綺麗に見えるのでしょうね。イボタノキの実も美味しそうですが、食せるかどうか、解っていません。
2007年12月24日 17:18
一花さん、今晩は。
一花さんも先日にこのツルウメモドキ始め色々の植物の実をご覧になられたのでしたね。ツルウメモドキもシッカリと接写で撮られていました。私は香貫山では近づけず接写は出来ませんでした。代わりに矢倉岳の写真を代用しました。鳥との関係は面白い関係ですよね。イボタノキの実も花もネズミモチやトウネズミモチに良く似ています。区別を付けるのが難しいですね。
2007年12月24日 17:24
寅太さん、今晩は。
赤い実の方が綺麗で目を引かれますが、黒い実も良く見ると綺麗です。目立たないので損ですね。仮種皮のことをご存知でしたか、流石ですね。近くで親子が競争しながら生きていくよりも子供は別の所で育つ様に仮種皮で包んで鳥に運んで貰う戦略を考えたのでしょうか。優れものですね。

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