香貫山の植物  アキノキリンソウ (番外編 カラスウリ)   

 香貫山の登山道脇でも南向きの明るい草叢の中に黄色の花が咲いている。キク科のアキノキリンソウ( 秋の麒麟草 )だ。
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              (アキノキリンソウは穂状に沢山の花を付ける)

 名前の由来は秋に咲く麒麟草であり、花が美しいのでベンケイソウ科のキリンソウにたとえたという。又、別名は花が泡立つように咲くのでアワダチソウ(泡立草)で、これは昨日綴ったセイタカアワダチソウの名前の基になっている。セイタカアワダチソウとは同じキク科、アキノキリンソウ属なので良く似ている。以下、セイタカアワダチソウと比較しながら綴る。

<アキノキリンソウの蕾>
 アキノキリンソウの蕾は葉腋から上を向く。株全体が天に向かっている場合は茎に沿って上を向く。
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         (株が立っている場合は、蕾は葉腋から茎に沿って上を向いている)

 株全体が横向きに伸びてきた株では、蕾は葉腋から茎に対して直角に曲がって上を向いている。
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          (株が寝ている場合は、蕾は葉腋から茎に直角になって上を向く)
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              (上の寝ている株には沢山の蕾が開花を待っている)

<アキノキリンソウの花>
 頭花は外側の舌状花と内側の筒状花から構成されているのはセイタカアワダチソウと同じだ。又、以下に記述する様に花の開花過程もセイタカアワダチソウと同様だ。
 先ず、外側の舌状花の花びらが開く。セイタカアワダチソウの花びらは細くて目立たなかったが、アキノキリンソウの花びらは広くて目立ち、花らしい花になる。
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                 (先ず、蕾の外側の花びらから開き始める)

 次に筒状花が開き縦縞の付いた雄しべが伸びてくる。
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                   (縦縞が付いた雄しべが伸びる)

 次に、雌しべが伸びて、最後に柱頭が2分割する。
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                 (雌しべが伸び、最後に柱頭が2分割する)

 昨年の台風で土砂崩れした跡地に今年はアキノキリンソウ2株が元気良く咲いている。来年にはもっと増えて茶色の禿地が見えなくなる様になって欲しいものだ。
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                 (土砂崩れ跡地を飾るアキノキリンソウ)

<アキノキリンソウの実>
 花が終わるとタンポポのように冠毛のついた種子が風に吹かれて飛んで行くと、資料にある。継続して観察する事とする。

<アキノキリンソウ( 秋の麒麟草 )>
  キク科、アキノキリンソウ属
  名前の由来:秋咲きで、花をベンケイソウ科のキリンソウに譬えた
  別名:アワダチソウ
  別名の由来:花が泡立つように咲く

<特徴>
  多年草
  9~10月咲き
  高山から平地まで分布地が広い
  草丈50cmまで

《番外編》 カラスウリの実
 香貫山のアチコチにカラスウリの赤い実が綺麗に稔り始めた。
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                 (綺麗に稔ったカラスウリの実)

 登山道から約5m入った所の木に生っている。緑色の実の時には、ここに実が生っているのを知らなかった。赤く熟れて存在をアピールしている。この場所だと鳥のカラスが食べる前に、人間カラス(?)が持ち去る事となるだろう。 

 今日のウォーキングは休養で中止。

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この記事へのコメント

寅太
2007年11月04日 18:17
セイタカアワダチソウとアキノキリンソウの綺麗な画像をありがとうございます。
富士山ではアキノキリンソウほとんど終わっていますが、高尾ではまだ咲いています。
富士山にセイタカアワダチソウがほとんどなかったのは不思議でした。
カラスウリはこちらのものよりも、細長いように感じます。
信徳
2007年11月04日 18:43
一際背が高く黄色い目だった花ですね。セイタカアワダチソウと似ていますがこちらの方が何となく花らしいです。
2007年11月04日 21:11
お晩です お邪魔します
アキノキリンソウまだこんなに元氣に咲いていて見事です。此方では霜の被害もあって大部分が枯れ草状態です。みごとなアキノキリンソウを見せて頂き有り難う御座います。
2007年11月04日 22:06
こんばんは。アキノキリンソウは山野草の本に載っていて、愛でられています。求めようかと思ったのですが、やめました。アップで見ると小さな小菊の集まりみたいですね。花の咲き方は雄蕊が出て雌しべと、キク科そのもののようですね。名前の由来はベンケイソウ科のキリンソウからでしたか。ここのカラスウリの葉は奇麗ですね~。レース状の花からは想像できない赤い実ですが、中の種は玉章(タマズサ)とも呼んで、大黒様の打ち出の小槌に似るので、財布の中に入れるとお金が貯まるとか。
商売の方が実を軒先に吊るしてらしゃっるのを見ました。
お散歩、休養で風邪でも?お大事に~。
2007年11月04日 23:56
アキノキリンソウは、野山で咲いていても綺麗な花が目立ちます。
高尾山にも咲いていましたが、上から2番目の画像のようにスラリとして綺麗に咲いていました。やはり目を引きます。
カラスウリの実が綺麗な色になっていますね。
青い実の時は気が付きませんが、綺麗な赤になると、皆さんが取ったりしていますね。先日、お店に飾られてましたが綺麗でした。
2007年11月05日 11:24
山でよく見るコガネギクと同じもののようですがアキノキリンソウは少しコンパクトになっていて可愛い花ですよね、私の行く植物園では生育が悪かったのか特に小さな花でした。
2007年11月05日 17:50
寅太さん、今晩は。
アキノキリンソウは富士山では終わり、高尾山ではまだ咲いていますか。先月末に行ってきた横尾山でも終わっていました。高い山から終わるのでしょうね。あつかましく思えるセイタカアワダチソウは富士山にはありませんでしたか。富士山から逆アレロパシー物質を出されているのかな(笑)?言われて改めてカラスウリを見ると少し、細長いですね。他の所のものと見比べてみましょう。
2007年11月05日 17:55
信徳さん、今晩は。
アキノキリンソウも背はソコソコ高い方に入る草です。50センチぐらいになります。セイタカアワダチソウと同じ仲間(科、属)です。アキノキリンソウの方が花びらが広いので花らしく見えると思います。
2007年11月05日 18:02
chiharuさん、今晩は。
先月末に行ってきた横尾山でもアキノキリンソウは花が終わっていました。そちらでは霜が降り始めた様ですから山野草はもうおしまいでしょうね。こちらも、そろそろ山野草は終わりになりそうです。
2007年11月05日 18:25
一花さん、今晩は。
アキノキリンソウとベンケイ科のキリンソウでは葉も花も似ていないように思うのですが・・・。黄色で花が集まって咲く様子がキリンソウに似ているのですかね?カラスウリの実が吊る下がっている木は桜の木です。この木には、画像を見るとカラスウリの葉以外にオニドコロやヤブマメの葉も見えます。それ以外の蔓も有る様ですね。今年、一年間の植物達の成長争いの結果ですね。カラスウリの実を拾ってきて、玉章を財布の中に入れおきましょうかね。お金が貯まると良いけど・・・。昨日は、単なるウォーキング休養日でした。

2007年11月05日 18:34
杏さん、今晩は。
香貫山のキリンソウは2枚目の画像の様にスラリと真っすぐに伸びている株は少なくて、斜面から横に伸びている株が多いです。地面に貼り付いて咲いている黄色のヤクシソウと間違えてしまう事もあります。多分、ここに吊る下がっているカラスウリは、もうすぐ誰かが持ち去るでしょうね。私も採って帰りたくなる誘惑と戦っています。
2007年11月05日 18:43
OSAMIさん、今晩は。
コガネギクは知らなかったので、早速ネットで調べました。ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)とも呼ばれて、亜高山帯~高山帯の日当たりの良い草地に生える多年草と有りました。花はアキノキリンソウに良く似ていました。平地と高山では植物も変化するのですね。

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