香貫山の植物  セイタカアワダチソウ    

 香貫山の草原に黄色の穂状花を付けた草が立ち並んでいる。キク科のセイタカアワダチソウ(背高泡立草)だ。
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             (草はらに立ち並んで咲いているセイタカアワダチソウ)

 セイタカアワダチソウの花は大きな傘形の花序となり、結構美しい。名前の由来は、同じ属のアキノキリンソウの別名であるアワダチソウ(泡立草)よりも草丈が高いことによる。草刈り後に伸びてきたが他の草の上に飛び出しているので遠くからでも良く目立つ。

<セイタカアワダチソウの花>
 たくさんの枝に小さな頭花を多数付けて名前通り、泡立つ様になる。
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                (小さな花が泡立つ様に付いている)

 1つの頭花には5つ前後の筒状花があり、その周辺に舌状花がある。その舌状花の花びらは細くてカールしているので目立ちにくい。開花過程を追ってみる。
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               (蕾は舌状花の細くカールした花びらから開く)
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                (1つの頭花に5つ前後の筒状花が見える)
 筒状花が開くと、まず縦縞の付いた雄しべが花粉を頭に付けて伸びてくる。
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                (花粉を頭に乗せて雄しべが伸びてくる)
 それから雄しべの先に雌しべが伸びる。最後に雌しべの柱頭が2分割してジャンケンポンのチョキの様に見える。
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                   (雌しべの柱等が2分割する)

 この開花過程は10月17日のタムラソウ10月18日のオケラと良く似ている。キク科の筒状花に共通していると思われる。

<セイタカアワダチソウの実)>
 秋の終わりにはフワフワした綿状の実で覆われると資料にあるので継続して観察する事とする。

 セイタカアワダチソウは多年生草本であり、根や地下茎からアレロパシー物質を分泌する。アレロパシー物質は他種だけでなくセイタカアワダチソウの種子発芽も抑制してしまう。このためにセイタカアワダチソウの繁茂する場所では新たな植物の侵入は困難になり、地下茎で繁殖するセイタカアワダチソウの天下となり群落を形成して繁茂することになり易い、と資料にある。上から2枚目の画像を見れば良く解る。
 アレロパシー物質を出す植物は、10月6日に綴ったヨモギもそうであった。

<セイタカアワダチソウ(背高泡立草)>
  キク科、アキノキリンソウ属
  名前の由来はアキノキリンソウの別名であるアワダチソウよりも草丈が高い

<特徴>
  多年草
  10~11月咲き
  荒れ地や耕作を放棄された日当たりの良い畠等に生える
  この花があたり一面に咲くとみごと
  荒れ地を彩る秋色の貴重な花
  草丈2Mまで

 今日のウォーキングは香貫山で歩数は9,543歩、今週の累計歩数は52,794歩/6日。

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この記事へのコメント

2007年11月03日 16:48
綺麗なセイタカアワダチソウですね、一度除草された後に伸びてきて咲いたことによるのかとも思いますけれど、川原でススキや葦の間に細々と咲いているこの花はこんなに綺麗には咲いていないように思いますよ、マクロで見ると綺麗ですね。
2007年11月03日 18:22
セイタカアワダチソウ、綺麗ですね。
以前、ホテルの廊下などに山野草と一緒にさりげなく生けてありましたが、とても素敵でした。花の形も良いように思いますし、鮮やかな黄色の花で目立ちます。拡大して見せていただきましたが、小さな花が沢山集まって咲いています。とても綺麗でした。
花粉症で騒いだ時期もありましたが、疑いも晴れて良かったです。
2007年11月03日 21:41
お邪魔します
セイタカアワダチソウは此方でも大繁殖しているところがあります。霜が降りてもがんばり通しているようです。外来種で生態系に影響を与えかねないと聞いたことがありました。
2007年11月04日 07:51
OSAMIさん、お早う御座います。
ご推察の通りだと思います。一端、綺麗に草が刈られ、その後からセイタカアワダチソウがグングン伸びたので周りを見下ろす形で開花できたと思います。セイタカアワダチソウが伸びる前にススキ等が先行して伸びている場合には、上の様にはならないでしょうね。
2007年11月04日 07:56
杏さん、お早う御座います。
セイタカアワダチソウが花粉症で騒がれたことは私は知らなかったのですが、疑いが晴れて良かったと思います。この花は意外と綺麗ですよね。草丈も大きいので、ホテルの廊下等、広いところに置かれるにはピッタリかも知れません。
2007年11月04日 08:02
chiharuさん、お早う御座います。
香貫山でもこのセイタカアワダチソウが群生している所が有りますが、それほど広がってはいません。むしろクズの方が何処にでも広がっていて困り者です。
信徳
2007年11月04日 16:19
帰化植物で嫌われものですが、膝より低い群生を見ると本当に綺麗な野草です。
2007年11月04日 17:36
信徳さん、今晩は。
確かに、人の背よりも大きいセイタカアワダチソウの群生は可愛げが無いですが、背の低い群生は綺麗で可愛いですね。そして花をアップで見るとこれも可愛いです。
2007年11月04日 21:52
こんばんは。これは今までアレルギーの元凶だと思っていたのですが、違っていたようですね。遠目にだけ見ていましたので、ズームで見る花はキク科そのものですね。
アキノキリンソウは山野草として重宝がられて売っていますが、こちらは雑草イメージが強いですよね。
根や地下茎からアレロパシー物質を分泌するので、この天下となり群落を形成して繁茂し、ヨモギも同じなんですね。
アレロパシー物質って一体どんなものなんでしょうね~。
2007年11月05日 17:39
一花さん、今晩は。
セイタカアワダチソウが花粉症で騒がれたことは私は知らなかったのですが、疑いが晴れて良かったと思います。この花も遠目よりも近目で見た方が綺麗です。花びらがチョッと細いですがキク科の花です。背が大きくて群れをなすから嫌われるのです。もう少し、おしとやかさが有れば持て囃されると思いますが・・(笑)。アレロパシー物質は化学物質とありますが実態は何でしょうかね?

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