香貫山の植物  シロダモ   

 先月後半に香貫山で赤い実を付けた常緑樹を見つけた。帰宅して調べるとクスノキ科のシロダモの木とその実と判明した。
<シロダモの実>
 赤い実の大きさはアオキの赤い実を少し小さく、丸くした感じだ。
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                    (シロダモの赤い実)

 調べるとシロダモは花期と果実期がほぼ同じで、赤く熟した実と花が同時に見られるとある。良く見ると赤い実よりも枝先の方に蕾らしきものが並んでいる。
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               (赤い実より枝先方向の丸い物は蕾か?)

 花が咲くのを待ってからブログアップする事とした。シロダモは雌雄異株とあるので、実が付く木は当然雌株なので、花が咲くまでに雄株も見つけておく事とした。又、この雌株の実は資料で見るシロダモよりも実の付き方が少ないので、合わせて他の雌株も探す事とした。

<シロダモの花>
 ここに来て赤い実の先に黄色の花が咲き始めた。上の画像の丸い物はやはり蕾であった。
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              (赤い実より枝先に花が咲き始めた)

 実が付いていない枝先にも沢山の雌花が咲いている。雌花の中に緑色の棒の上に白く見えるのが柱頭だ。
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       (シロダモ雌花のアップ)         (シロダモ雌株の花序)

 前述したように、開花までに雄株を見つけておく予定であったが見つけられなかった。資料を見るとシロダモは雄雌異株だが雌の木だけで実が出来るとある。雌株の中には両性花が混じっているのだ。
 私が見つけたシロダモの木は周りに雄株が無く自分の中の両性花だけが結実したのだろう。これでこの香貫山のシロダモの木には、赤い実が資料で見るシロダモより少ない事や実が付いていない枝先にも花が咲いているのが理解できる。

        ---2007年12月2日のブログより転載開始---
《番外編》 シロダモ
 シロダモに付いては11月27日に綴った。その中では雄花を見つけられず記載出来なかった。しかし、今日シロダモの雄株を見つけ、雄花を撮影出来たので以下に記載する。
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        (枝先にビッシリと花を咲かせたシロダモの雄花)

 雄花は長い雄しべ6本が花冠から突き出しており、先端には葯がある。基部には黄色い蜜腺が4個あり、中央には小さい雌しべが1個あると資料に有るが、以下の接写画像でそれが判読できるか?
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    (6本の雄しべと葯、4個の蜜腺は判読出来るが雌しべは?)

 この雄株は先に綴った雌株とは香貫山のほぼ反対側にあるので受粉には貢献できないと思われる。又、この雄株の近くにも雌株を見つけられなかった。
        ---2007年12月2日のブログより転載終了---

<シロダモの葉>
 シロダモの葉はクスノキ科に特徴的な3脈が目立ち、ヤブニッケイの葉に似ている。又、裏面は灰白色で、名前の由来になっている。
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        (シロダモの葉の表面)             (シロダモの葉の裏面)

 新葉は薄い金茶色で美しく、柔らかでウサギの耳に似てだらりと垂れ下がると資料に有る。春の新葉の時期に観察する事としよう。

        ---2008年7月5日のブログより転載開始---
シロダモの新葉
 シロダモについては昨年の11月27日に綴った。その中で、「新葉は薄い金茶色で美しく、柔らかでウサギの耳に似てだらりと垂れ下がると資料に有る。春の新葉の時期に観察する事としよう。」と記した。暫く振りでシロダモの木を覘いて見ると新葉が出ていた。
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                   (新葉が美しく輝いているシロダモ)

 新葉は柔らかでウサギの耳に似てだらりと垂れ下がっている、と思いながら近づいて撮影しようとしたら、緑色の若い実が生っていた。
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     (シロダモのウサギの耳に似た新葉)         (シロダモの若い実)

 昨年の11月に咲いた花の実が半年経ってここまで稔ったのだろう。更に、この実は秋になると赤く色付き、来年の春まで観賞出来るとも昨年綴った。随分と大樹晩成の実なのだ。
        ---2008年7月5日のブログより転載終了---

<シロダモ(白だも)>
  クスノキ科、シロダモ属

<特徴>
  常緑高木で樹高15mまで 
  花は10~11月枝を取り巻くように黄色い集団花を咲かせる
  実は翌年の10月に赤くなり春まで鑑賞できる
  花と実が共存する特殊な常緑高木
  実は楕円で2cm大
  春の新芽も薄い金茶色で美しく柔らかでウサギの耳に似ている
  雄雌異株だが雌の木だけで実が出来る

 今日は所用でウォーキングは中止。所用内の歩数は6,391歩。今週の累計歩数は15,959歩/2日。

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この記事へのコメント

信徳
2007年11月27日 20:13
実と花が一緒になっているのは珍しいのでしょうね。高崎観音山にもありました。
2007年11月27日 20:24
私も先日シロダモをフアップしたとき、実はありましたが花を見る事が出来ないでいましたけれど、こちらで花が咲いている処を見させて頂き参考になりました。
2007年11月27日 21:35
OSAMIさん こんばんは
シロモダの実青木の実より少し小さめの赤い実も綺麗ですが花は変わった咲き方をするんですね。実が成っているのに花が咲く変わった木ですね。初めて見せていただきました。有り難う御座います。
2007年11月27日 21:58
こんばんは。シロダモは先日OSAMIさん宅でも雄株の蘂の長い花を見せて戴きましたが、クスノキ科で花色が黄色と白があったようです。こちらは黄色い花だけですね。葉は裏が白くて肉桂に似ていますね。
花と実が一緒に見れるものはとても珍しいですね。(キチジョウソウは去年の実が一緒に見れましたヨ。)このシロダモはまだ見たことがないです~。漢字で「白だも」なんですか?
シロモジ、クロモジ、アオモジはありますが、黒だもは??ないですよね~
雌雄異株で、雌株だけでも実が出来る訳は雌株の中に両性花があり結実なんですね。何とか実を結ぶために、植物も色々花を工夫しているのですね。


寅太
2007年11月28日 10:50
実と花が接近している画像はなかなか撮れません。お見事です。
両方が見れる樹木なので、最近この木に親しみがわくようになりました。
普通は雄がいなければ実がならないのに、木は雌だけでも子孫を残します。
やはり雌は凄くて逞しいですね。
2007年11月28日 15:41
シロダモの実が真っ赤で可愛いです。先日、高尾でシロダモの花を見たような気がします。花も咲いていて次々と実が赤くなるのですね。
3番目の画像を見せていただいて驚きました。普通は、春先に花が咲いて秋に実が付くものとばかり思っていましたが、珍しいですね。
赤い実の先にシロダモの淡く黄色い花も可愛いです。
2007年11月28日 18:04
信徳さん、今晩は。
実と花が一緒になるのは珍しいですよね。アオキも花が咲き初めても赤い実が残っている場合もありますが大半は無くなっています。シロダモは逆に大半が残っているようですね。
2007年11月28日 18:08
OSAMIさん、今晩は。
OSAMIさんの見られたシロダモは、上から2枚目の赤い実と蕾が一緒で、これから開花するのではないかと思います。
2007年11月28日 18:12
chiharuさん、今晩は。
シロダモの実は赤くて綺麗ですが、花はあまり綺麗とは言い難いですね。雄花の方が綺麗ですが、香貫山では見つからずアップ出来ませんでした。花と実が同時に見られるのが面白いですよね。
2007年11月28日 18:24
一花さん、今晩は。
他に、花と実が一緒に見られる物としてアオキがありますが、大半の実は落ちてしまうのにたまたま残っている実が有る程度です。シロダモの場合は、基本的に同居している様ですので珍しいですね。クロダモは???です。植物界にも陰の悪役(クロダモ)がいて、日常の世界に顔を出していないだけかも知れません(笑)。雌雄異株なのに、雌株だけで少ないながらも子孫を残す仕組みはシタタカなもので、感心します。
2007年11月28日 18:40
寅太さん、今晩は。
寅太さんのブログのシロダモを改めて今、見てきました。雌株の花と実を追加してアップされたんですね。花と実が接近していなくて別々の画像で残念でしたね。実は沢山付いているので近くには雄株も有ったんでしょうか。何処の世界でも雌は強しです。
2007年11月28日 18:48
杏さん、今晩は。
高尾山にもシロダモは有ると思います。次回の時には注意して見て下さい。花と実が一緒に見られる植物は他にも有りますが、偶々残っている場合の様ですが、このシロダモは基本的に同居している様です。

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