香貫山の植物  ノコンギク (番外編 ゲンノショウコ)   

 香貫山の日当たりの良い登山道脇に青色を帯びた白い野菊が咲いている。キク科シオン属のノコンギク(野紺菊)だ。
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               (明るい登山道脇に咲いたノコンギク)

 ノコンギクは「野にある紺色のキク」の意味であるが、花色はかなり変化があって、紺色の濃いものから白色に近いものまである。共通しているのは、開きかけたツボミの紺色が美しい。以下、蕾から開花を順に追ってみる。
<ノコンギクの蕾>
 枝先に沢山の蕾をつけていて、その色は濃い紺色で綺麗だ。
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                 (ノコンギクの蕾は濃い紺色)

 特に、開きかけたツボミは鮮やかな紺色で美しい。
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                 (蕾の開き始めが一番美しい紺色)

<ノコンギクの花>
 花弁は薄紫色、花の中心部の筒状花は黄色で、清楚な感じがする花だ。
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                 (ノコンギクは咲き始めの色が美しい)

 筒状花のシベが出揃ってきて開花が進むと、白っぽくなる。
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                (ノコンギクは開花が進むと白っぽくなる)

 ノコンギクはヨメナに良く似ている。その違いは冠毛の長さと言われている。花を横から見ると花びらと筒状花の間に、筒状花に添う様に細い冠毛が見える。ヨメナはこれが短くて見えないと言う。
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                (花を横から見ると細い冠毛が見える)

 念の為に、花びらが散ったものを見ても細い冠毛がビッシリ詰って見える。
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                   (ヨメナはこの冠毛が短くて見えない)

 今、香貫山の東側の登山道には昨日綴ったヤクシソウが、西側の登山道には今日綴ったノコンギクが咲き誇っている。お互いに少しは混ざって咲いているが、メインに咲いている花が異なっている。何故なのか真の理由は解らないが地形が関係していると思われる。咲いている地形がヤクシソウは斜面にノコンギクは平地に多く咲いている違いがあり、そして草本が生える場所は東側登山道は斜面が多く、西側登山道は平地が多いからだ。

        ---2007年11月5日のブログより転載開始---
《番外編》 ノコンギク
 ノコンギクに付いては11月1日に綴っている。その後ノコンギクが、ガードレールに巻き付いたクズの葉の上まで茎を伸ばせて花を咲かせているのを見つけた。その一塊の花や蕾の色が鮮やかだったのでついつい撮影してしまった。あのノコンギクが、条件さえ合えばこれほどまでに美しく変身出来るのかと、再認識させられた一瞬だった。
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                 (美しく変身したノコンギクの花)
        ---2007年11月5日のブログより転載終了---
        ---2007年12月29日のブログより転載開始---
《番外編》 ノコンギクのその後
 ノコンギクに付いては11月1日に綴っている。その後もアチコチで元気に咲いていたし、少なくはなったが現在でも咲いている。その姿を以下に載せる。
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               (ノコンギクの群生  1ヵ月後の11月29日)

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             (花の色が濃くなった様だ?  2ヵ月後の12月27日)

 2ヶ月も経つと花の数は大幅に減ってきたが、他の草花は皆無になってきた寒空の下で健気に咲いている。花の色も濃くなった様に感じる。元気な花だ。
        ---2007年12月29日のブログより転載終了---

<ノコンギク(野紺菊)>
  キク科、シオン属
  名前の由来:野にある紺色のキク

<特徴>
  多年草
  9~11月開花
  明るい道端や土手に生える
  花型は薄青の小菊状  集団を作る
  葉は嫁菜に似ていて細長く鋸歯がある
  草丈60センチ程度

《番外編》 ゲンノショウコの実
 ゲンノショウコに付いては9月23日に綴った。その後、実が爆ぜて種を飛ばした後のお御輿が出来ていたので以下に載せる。
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         (正面から見て)               (左の画像を裏側から見て)
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       (上の画像を真上から見て)
 正面から見て右側のお神輿は、五角の一つが残念ながら壊れてしまっている。

 今日のウォーキングは香貫山で歩数は7,503歩、今週の累計歩数は33,836歩/4日。

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この記事へのコメント

2007年11月01日 21:30
こんばんは。野菊の中で、ノコンギクは日当たりのよい平地のあちこちに咲いていて、その優しい花に秋の風情を感じる花ですよね。山の東と西では生育環境が違い、自ずと花も知っているのですね。
「野菊の墓」は有名ですが、その野菊はカントウヨメナとか言われているようです。野菊も色々ありますよね。
蕾状態は紫っぽいですが、開花すると白っぽいですよね。
うちでもコンギクとノコンギク(斑入り葉)が開花していますが、コンギクはノコンギクの色の濃い種を言うようです。ヨメナにも似ますが、その違いは冠毛の長さでしょうか?筒状花に添う様に細い冠毛があり、ヨメナはそれが短くて見えないのですね。
ゲンノショウコに立派な御神輿が出来ていますね。うちの白花のものは出来ていないようです^。
2007年11月01日 21:52
お邪魔します
ノコンギク綺麗な花ですね。
ノギクの種類も沢山あるようなので調べるとき大変です。
見せて頂き有り難う御座います。
2007年11月02日 06:51
広い意味で野菊といわれるものはいろいろあってよく分からないでいます、私もブログでキク科を取り上げていますが、標識があるから分かるものの何がどうなっているのかさっぱりです、ゲンノショウコのお御輿が可愛いですね。
寅太
2007年11月02日 11:18
野草が生える微妙な環境の違いは分かりませんが、長い年月でそれぞれが住みよい場所を見つけたのでしょう。
ノコンギクも咲き始めの薄紫色なら誰でも容易に判断できるんですが。
ゲンノショウコも1年の締めくくりで、見事に種を飛ばしましたね。
私は高尾でツリフネソウの種子を飛ばして遊んできました。
信徳
2007年11月02日 17:14
野菊と言う言葉を聞くたびに思い出すのは「野菊の如き君なりき」です。「野菊の墓」を映画化したものですが少年時代に見た映画としては今でも覚えています。随分古い話ですね(1955年)。野菊は昔から質素、可憐、純粋、純愛などの代名詞ですね。花言葉は「清爽」です。
2007年11月02日 18:33
一花さん、今晩は。
野菊の判定は難しくて悩みます。両方有れば並べて見る事も出来ますが一方だけではそれも出来ません。野菊の墓の野菊はカントウヨメナですか。見てみたいですね。ノコンギクの紺色が濃いものを見つけると嬉しくなります。ついつい写真が多くなってしまいます。ゲンノショウコの咲いていたところが荒らされていて、ヤットのことで完全な神輿を見つける事が出来ました。
2007年11月02日 18:42
chiharuさん、今晩は。
ノコンギクは咲き始めの濃い紺色が綺麗で美しいです。咲き進んで白っぽくなると色褪せた感じがしてきます。そうですね、野菊の判定は難しくて悩みます。理解した積もりになっても、すぐに忘れて混乱してしまう(笑)。
2007年11月02日 18:44
ノコンギクは薄紫色した可愛い花ですね。
蕾は濃い紫色ですね。野菊は種類が多いですし、花の色も濃淡があるようですね。川原などでも可愛い野菊が咲いています。
ゲンノショウコ、綺麗な御輿が出来ています。
自然は素晴らしいと思いました。
2007年11月02日 18:49
OSAMIさん、今晩は。
皆さんへのコメントにも書きましたが、野菊の判定は難しくて悩みます。もっと簡単な判定方法があれば良いのですが・・・。ゲンノショウコのお神輿が見つかって良かったです。生えていた所が有らされていて、殆どのものが5角の内1角か2角は欠けていましたので。
2007年11月02日 18:56
寅太さん、今晩は。
植物の生育環境はチョッとの差が影響するのですかね。そして、長い年月を経て自分のベストな場所を探す訳ですね。ツリフネソウも種子を飛ばすんでしたね。香貫山にはツリフネソウは無いので比較できませんが、どちらが遠くまで種を飛ばしますかね?
2007年11月02日 19:01
信徳さん、今晩は。野菊の君に思い入れが有るのですね。少年時代の感動は一生忘れませんね。歳をとると、その様な感動がなくなってきます。残念ですね。
2007年11月02日 19:07
杏さん、今晩は。
皆さんへのコメントにも書きましたが、野菊の判定は難しくて悩みます。もっと簡単な判定方法があれば良いのに、と思っています。ゲンノショウコの種子が飛んだ後は、本当にお神輿にソックリですね。自然の造形には驚かされますよね。

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