香貫山の植物  コミカンソウ (番外編 ヒサカキ)   

 2ヶ月前に草刈りを終え、背の低い草で覆われ始めた草原に、小さな赤い実を一列に並べている草がある。調べたらトウダイグサ科のコミカンソ(小蜜柑草)だった。
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                  (赤い実を一列に並べたコミカンソウ)

 コミカンソウは一年草で路傍や畑、公園などの荒地に生育すると資料にある。香貫山では上述した草原の中にある登山道脇に生えている。この一角にはコミカンソウが群生している。
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                    (登山道脇のコミカンソウ群生)

<コミカンソウの葉>
 草を上から見ると小枝には規則正しく葉を互生するので複葉に見える。葉は長さ6~25mmで楕円形。一番上の画像を見ると良く解るが葉の縁は赤味を帯びる傾向がある。
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                 (整列した葉の陰に隠れて赤い実は見えない)

<コミカンソウの花>
 コミカンソウの花は6月から10月に葉腋に咲く。トウダイグサ科の中では、小さいものの花らしい花である。コミカンソウは先日綴ったトウダイグサ科のエノキグサと同様で、雌雄同株だ。枝の茎側には雌花が咲き、枝先には雄花が咲く。エノキグサに比べれば随分、解り易い花だ。
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           (左の枝の茎側に雌花が、右の枝の先端側に雄花が見える)

 上の画像では詳細が良く見えないので、それぞれの枝を拡大して撮影した。また2回クリックで拡大出来ますので詳細を確認して下さい。
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              (白っぽい花が雄花  2回クリックで拡大出来ます)

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               (赤っぽい花が雌花  2回クリックで拡大出来ます)

  どちらの花も花被片は6枚で、中央に紅紫色の筋がある。雄花は全体的に色が薄く、クリーム色、雌花の筋は赤紫色が濃く、全体として赤味を帯びて見える。
  
<コミカンソウの実>
 上2枚の画像に戻るが、右の枝の茎側の大きな赤い丸い物はコミカンソウの一人前に成長した実で、左の枝の茎側の小さな赤い丸い物は受粉後の若い実だ。左の枝はこれから花を次々と咲かせ、そして実を稔らせながら右の枝の様に、枝を伸ばして行くのだろうと推測する。
 一人前に成長した実を横から見ると、小さなミカンのように見えるということでコミカンソウと命名されたと資料に有る。
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               (コミカンソウの実は蜜柑に似ているかな?)

 コミカンソウの花を撮影する為に小枝を切り取って大きな葉の上に寝かせておいたら、暫くして小葉が閉じてしまった。
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               (枝を切って暫くすると小葉を閉じてしまった)

 このコミカンソウもネムノキの様に、夕方になると小葉を閉じ,葉全体をたれ下げる就眠運動をするのだろうか?

<コミカンソウ(小蜜柑草)>
  トウダイグサ科、コミカンソウ属
  名前の由来:小枝に付いた実が小さなミカンの様に見える

<特徴>
  1年草で畑や荒地に生える
  7~10月に咲く
  小さな白い花  
  実は赤いみかんに似ている
  茎は赤味がかる
  草丈30cmまで


《番外編》 ヒサカキの実
 ヒサカキに付いては3月11日に綴った。(http://dekowalker.at.webry.info/200703/article_11.html)暫くヒサカキの木を覗いていなかったが、久し振りに見るとビッシリと実が生っている。

<ヒサカキの実>
 春には、枝の脈腋に花がビッシリとついていたが,その花が全て実になった様に思えるくらい沢山付いている。
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                     (鈴なりのヒサカキの実)

 所々に黒く熟し始めた実も見える。黒く熟した果実をつぶすと鮮やかな紫色の液がでる。これは草木染めの青色染料としても利用される。また,果実は野鳥が好んで食べる、と資料に有る。香貫山では後者の鳥が食べる事になるが、ヒサカキの木は沢山あるので鳥にとっては暫くは楽園になることだろう。


 今日のウォーキングは香貫山で歩数は7,632歩、今週の累計歩数は7,632歩/2日。

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この記事へのコメント

plysima
2007年10月09日 22:39
こんばんは。この植物、道端でときどき見かけていたような気がします。でもあまり注目していませんでした。こうしてアップで見ると、実の色も形も不思議ですね。たしかに小さなみかんに見えるかも・・・?
2007年10月10日 00:25
こんばんは。これは良く道端でも花壇外でも見かけて知っています。でもネムノキの一種だと思っていたのですよ~。トウダイグサ科でしたか?
カメラ画像でアップすると花が別物みたいですね。雌雄同株で花も良く見た事がなかったので、初めて見ました。今度しっかりとルーペで観察してみます。コミカンソウは赤い苺みたいですネ。
ヒサカキは例のプロパンガスのような匂いの花ですが、実は大丈夫ですよね。鳥にも餌になっていいですね~。
寅太
2007年10月10日 14:32
コミカンソウは見たことがないような。
5枚目と6枚目の2回クリックは綺麗で、肉眼では良く見えない画像の世界ですね。
何処かでコミカンソウを見つけたら、先ず枝を切って実験します。
2007年10月10日 17:39
コミカンソウは初めてです、真っ赤な実が並んで付いていて綺麗ですね、この実は成熟すると5ミリ位の大きさででしょうか?、中の種は如何でしょう?。
2007年10月10日 17:53
コミカンソウ、初めてです!小さな実が可愛いです。
同じ枝で手前は赤い実に枝先は花が咲いていますね。
雄花は白い花びらには淡い赤の線が入っていて雌花のほうが、赤が強い花のようで、どちらの花も小さな可愛い花なのですね。
横からみたコミカンソウの実はミカンに似ています。上からの画像でネムノキの似て葉も閉じたりしていますが、トウダイグサ科なのですね。
2007年10月10日 19:36
plysimaさん、今晩は。
この草は普通に道端にはえている雑草で、多分見ていると思います。赤い実が一列に並んでいる様子はなかなか綺麗です。肉眼では花は見えないと思いますが、実は見えます。但し、実を見る為には顔を地面に近づけないと見えません。是非、覗き込んでやって下さい。実は蜜柑に見えますか。色が黄色ならば更に良かったかな?
2007年10月10日 19:44
一花さん、今晩は。
雑草として見ていると思います。肉眼では花は見えませんが実は良く見えると思います。ルーペで見た方が更に可愛さが良く解ると思います。赤い実は苺にも見えますね。ヒサカキの花の匂いは独特でした。実には匂いはありません。
2007年10月10日 19:50
寅太さん、今晩は。
コミカンソウは多分、道端に生えている所を見ていると思います。実物を見れば「これだったのか?」となるでしょう。普通の目線ですと、上から3枚目の画像の様にしか見えません。雑草として目に入れていないだけだと思います。気にしていれば、すぐに見つかると思います。
2007年10月10日 19:57
OSAMIさん、今晩は。
寅太さんへのコメントにも書きましたが、この草を雑草として見過ごしているだけで、実物はご覧になっていると思います。実の寸法を測っていませんが、直径3mm位だと思います。スミマセン、実の中までは確認していません。
2007年10月10日 20:07
杏さん、今晩は。
皆さんへのコメントにも書きましたが、この草を雑草として見過ごしているだけで、実物はご覧になっていると思います。ブログで時々紹介して戴いているご実家の裏庭や裏山には沢山生えていると思います。今度行かれた折には探して見て下さい。葉はネムノキに似ていますが、この草はトウダイグサ科なんですね。今まで私のブログで綴ったトウダイグサ科の花はどれも特異な花ばかりで花びらを持ったものは有りませんでした。今回は小さいですが5枚の花びらを持った綺麗な花でした。残念な事に、デジカメでは雄しべや雌しべまでは見えませんでしたが。

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