香貫山の植物  ダンドボロギク (番外編 イヌツゲ)

 昨日綴ったベニバナボロギク(紅花襤褸菊 )の近くにはダンドボロギク(段戸襤褸菊)も咲いている。
画像
               (ベニバナボロギクよりも更に目立たない花)

 ダンドボロギクはベニバナボロギクと同様に山地の伐採地や山火事の跡などによく生え、数年で姿を消すといわれる。原産地のアメリカでは山火事の跡によく生えるのでfire weedと呼称される、と資料に有る。昨日綴ったベニバナボロギクも英名はfire weedと記したが、fire weedとは固有名詞ではなく火の草の総称名なのかな?
画像
              (別の場所に生えた1mを越えるダンドボロギク)

 最初の発見地の段戸山に因み、ダンドボロギクと命名された。

<ダンドボロギクの花>
 上部が枝分れし,筒形の頭花をたくさんつける。ベニバナボロギクが色んな方向に向いて咲くのに対し、ダンドボロギクは必ず上を向いて咲く。
画像
                  (ダンドボロギクの頭花は揃って上向き)

 ダンドボロギクの頭花は舌状花はなくすべて筒状花。花は開ききらず蕾の様なままで終わる。色は淡いクリーム色で目立たない。
画像
               (筒状花の先端がピンク色をしているので開花直後か?)
画像
               (こちらの筒状花の先端は茶色で筒の中は綿毛状態?) 

<ダンドボロギクの実>
 ダンドボロギクもベニバナボロギクと同様に花よりも、その後に出来る綿状の種の方がずっとよく目立つ。
画像
               (冠毛を付けた花後のダンドボロギク)

 ベニバナボロギクとダンドボロギクは良く似ていて共にキク科だ。しかし属は異なりベニバナボロギクがベニバナボロギク属に対してダンドボロギクはタケダグサ属だ。同じ属でも良いように思うが・・・。 
 また、ベニバナボロギクが南アフリカから渡来したのに対して、ダンドボロギクは北アメリカから渡来した。

<ダンドボロギク(段戸襤褸菊)>
  キク科、タケダグサ属)
  名前の由来:愛知県の段戸山で発見されたボロギク

<特徴>
  北アメリカ原産の一年草
  山地の道路沿い等に見られる
  高さ1m程度
  秋に開花
  花よりも純白色の冠毛がよく目立つ


《番外編》 イヌツゲの実
 イヌツゲに付いては6月11日に綴った。(http://dekowalker.at.webry.info/200706/article_11.html)その中でイヌツゲの実らしき物が何か?疑問が残っていた。以下にその疑問を転載する。

        ---2007年6月11日のブログより転載開始---
<イヌツゲの実>
 果実は秋に黒く熟すと資料にある。しかし、現在でも実らしき物が所々に生っている。
画像
           (イヌツゲの実かな???)

 この株は葉腋に1個の花が付いているので雌株だから実が付いていることは考えられるが、一番上から2枚目の画像は雄株であるのにもかかわらず実が付いている(画面の中心より若干左寄り)のでこれが実とは考え難い。資料で見る実よりも大きいし、黒くも無いので実ではない。では、一体何であろうか???
 本物の実は秋に観察する事とする。
        ---2007年6月11日のブログより転載終了---

 この実らしき物はイヌツゲに付く虫こぶ(虫えい)でイヌツゲメタマフシと言う名前が付いている。この虫こぶを作成する虫はイヌツゲタマバエだと言う。
 7月31日の番外編でエゴノキの虫こぶ(虫えい)のエゴノネコアシを綴ったが、植物と動物の虫こぶを作る組合せは結構沢山あるようだ。

 今日の番外編の本題に戻り、イヌツゲの実を以下に載せる。虫こぶではなく本物の実だ。
画像
                    (色付き始めたイヌツゲの実)

 秋が深まると更に色は黒くなる。継続して観察する事とする。

 本日のウォーキングは雨で中止。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2007年10月08日 20:45
健やかウォーキングさん こんばんは
OSAMIさんのところから初めてお邪魔しました。
ダンドボロギクと言う名前も初めて聞きました。
花も初めて見せていただきました。
イヌツゲの実はこの先だんだん黒か濃い紫になって
熟して小鳥達の良い餌と成りそうです。
見せて頂き有り難う御座います。
2007年10月09日 00:48
こんばんは。これは昨日のベニバナボロギクより地味ですね~。
花は上向きでこちらは威勢が良い感じです。
名前は最初の発見地の段戸山に因み、ダンドボロギクと命名されたのですか。こちらも花後のボロがやたらと目につきますね。
道端ではこれの方が多く見るかも知れません。
ツゲは庭木になっていて実が出来ないようですが、犬には出来るのですね。くわ科のような実のようですが、これは前の画像を見たらモチノキ科でしたね。そしてイヌツゲに付く虫こぶ(虫えい)でイヌツゲメタマフシもあるのですね。すっかりイヌツゲの花を忘れています~。



寅太
2007年10月09日 08:54
我が家のダンドボロギクは冠毛の出ないうちに処分しましたが、白い毛をつけた写真を見ると、もう少し待てばよかったかとも思います。
でもうっかりすると来年はダンドボロギクに埋めつくされているかも知れないので、適当な時期に処分したので良かったかも。
イヌツゲの実が赤くなってきました。
今年は暑かったので秋の来るのが遅いと、今日の新聞にも載っていました。
2007年10月09日 14:33
この花はベニバナボロギクと比較するとやはり地味ですね、時々空き地のような所で見かけますが、綿毛が綺麗についているとなかなか良い感じです。
2007年10月09日 17:51
昨日のベニバナボロギクとは違って優しそうな花ですね。
花も上向きに咲いていますね。筒状の花は、花後に一度に綿状の種が弾けるような感じですね。昨日のベニバナダンボロギクと同様に花後真っ白な綿毛が綺麗です。
イヌツゲの実が色づいてきましたね、もうすぐ黒い実になるのでしょうね。一日ごとに秋が深まりますね。
2007年10月09日 18:19
chiharuさん、今晩は。ようこそお出で下さいました。
ダンドボロギクはキク科で筒状花だけの地味な花です。この類の花は他にも有りますが雑草扱いで、見向きもされていません。春から夏にかけて色々の植物の花を綴りましたが、秋になりそれら植物の果実を観察しています。つまらないかも知れませんがお付き合い下さい。
2007年10月09日 18:40
一花さん、今晩は。
ヨモギ、ベニバナボロギク、ダンドボロギクと地味な花を3連発させてしまい申し訳有りません。キク科ですが菊の花には遠く及ばずですね。
香貫山ではツゲは見ていません。イヌが付いて役立たずの方は沢山有りますが・・・。イヌツゲには虫こぶが沢山付いています。春先に危うく、実と間違えてブログアップする所でした。
2007年10月09日 18:47
寅太さん、今晩は。
白髪を見てからでは種が飛んでしまうでしょうから、見る前に処分して正解だと思います。しかし、この種はご近所からも飛んでくるでしょうから来年も注意する必要は有りますね。やはり今年は秋の訪れは遅れているのですか。秋は遅れてもいいですが、綺麗な紅葉が見られるか心配です。
2007年10月09日 18:52
OSAMIさん、今晩は。
ヨモギ、ベニバナボロギク、ダンドボロギクと地味な花を3連発させてしまいましたが、一番地味なのは綿毛を付けないヨモギですかね?3日間地味な花にお付き合い戴き有難う御座いました。
2007年10月09日 18:59
杏さん、今晩は。
皆さんへのコメントにも書きましたが3日間も地味な花にお付き合い戴き有難う御座いました。実はキク科にはこれ以外にも地味な花が有るのですが、暫く止めておきます。イヌツゲの実がこの様に綺麗な茶色になってビックリしています。緑色から直接、黒色になると漠然と思っていましたので。この先も楽しみです。

この記事へのトラックバック