香貫山の植物  オトコエシ (番外編 ユズリハ)   

 今年も香貫山にオトコエシ(男郎花)が咲き始めている。昨年よりも生えている所が多くなった様に感じる。昨年は9月2日に綴っているが(http://dekowalker.at.webry.info/200609/article_1.html)その時の画像を含めて綴り直す事とする。
 名前の由来は、オミナエシ(女郎花)と対比させてつけられた名前で,オミナエシに比べて強壮な感じがするからと、資料にある。
画像
               (登山道脇の草叢の中のオトコエシ)

 オミナエシと対比してみる為に、香貫山ではオミナエシを見ていないので昨年の9月10日の箱根の三国山ウォーキング時に見つけたオミナエシの花を以下に載せる。
画像
               (オミナエシ   昨年9月30日箱根で撮影)

 オトコエシの方がオミナエシよりも強壮な感じがするとは上の2枚の画像だけでは良く解らない。しかし、草姿は良く似ていて男郎花、女郎花とペアで名前が付けられたのは納得である。
 また、別の説ではオミナエシは女飯(おみなめし)で黄色い粟ご飯、オトコエシは男飯(おとこめし)で白い米のご飯ともある。これも納得出来る。
画像
    (オミナエシは女飯(おみなめし)で黄色い粟ご飯  昨年9月30日箱根で撮影)
画像
              (オトコエシは男飯(おとこめし)で白い米のご飯)

<オトコエシの花>
 茎の上部で分枝し、枝先の散房状花序に直径約4ミリの白色の花を多数つける。花冠は5裂し、雄しべは4個、花柱(雌しべ)は1個。
画像
           (オトコエシの花序のアップ  2回クリックで拡大出来ます)

 上の画像を2回クリックで拡大して見て下さい。同じ花序の中に白い蕾、5裂した花冠、葯の付いた4個の雄しべ、葯が落ちて花糸だけの雄しべ、雄しべが脱落して丸い柱頭の雌しべだけの花、等が見られる。同一花序内でこの様に個々の花がバラバラな成長段階にあるものは、他にはあまり無いのでは?と思う。

<オトコエシの葉>
 茎の下部の葉は3枚に分かれる鋸葉、上部の葉は1枚の鋸葉で上になるほど細くなる。
画像
               (茎の上部の葉は細いが、下部の葉は幅広い)

 花の咲くころ、根元から長いツル状の枝をだし、その先端に葉を広げ次年度の株を作ると資料に有る。先ほどの株の横にある葉を引っ張ってみると親株からの枝と根が出てきた。
画像
                  (来年の新しい株になる根性葉と根)

 花を咲かせて、これから実を稔らせ様としている最中に、来年の勢力範囲を拡大しているとは、シタタカな草本だ。

<オトコエシの実>
 オトコエシの実には翼状の丸い小苞が付いていると資料に有る。今後も観察を継続する。

        ---2007年10月28日のブログより転載開始---
《番外編》 オトコエシの実
 オトコエシに付いては今月、10月4日に綴った。今、そのオトコエシに実が付き始めたので以下に載せる。
画像
              (緑色の翼をつけた実が出来た  10月16日撮影)
画像
              (翼が緑色から茶色に変化してきた  10月22日撮影)

 花が咲いている時も蕾や、開花の段階に随分差が有ったが、実が出来てきた段階でも未だ咲いている花が混じっている。随分、花期が長い。
 黄色い粟ご飯に譬えられるオミナエシに対して、白い米のご飯に譬えられるオトコエシ。何時までも長々と咲いていて実はついにオコゲになってしまった様だ。
        ---2007年10月28日のブログより転載終了---

<オトコエシ(男郎花)>
  オミナエシ科、オミナエシ属
  名前の由来:オミナエシ(女郎花)より男性的に見えることに由来する
  別名:チメクサ、トチナ

<特徴>
  多年草
  8、9月咲き
  日当たりの良い山地に咲く
  葉は対生、上部の葉は1枚の鋸葉、下の葉は3枚に分かれる鋸葉
  おみなえしをすこし白くして大きくした様な男性的な花
  草丈1Mまで

《番外編》 ユズリハの実
 ユズリハに付いては5月2日に綴った。(http://dekowalker.at.webry.info/200705/article_2.html)今日はその実に付いて綴る。
画像
画像

                  (ユズリハの実)

 ユズリハの実は垂れ下がり,多数の核果をつけると資料にあるが、残念ながら資料で見る様に沢山の核果が付いていない。他のユズリハを探して見たが、ほぼ同様であった。秋には熟して黒くなるとあるので継続して観察する。
 
 今日のウォーキングは香貫山で歩数は14,456歩、今週の累計歩数は39,416歩/4日。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2007年10月04日 23:00
こんばんは。オミナエシと同様、オトコエシの花も花期が長いのでしょうか?うちのオミナエシは長く咲いていて、同一花序内に個々の花がバラバラな成長段階にあるようでした。葉はオミナエシの方が少しスマートのような気がします。
「花を咲かせて、これから実を稔らせ様としている最中に、来年の勢力範囲を拡大している」これはオミナエシにも通じるのでしょうか?明日調べて見ますね。花に醤油が腐れたような独特の匂いがありますよね。
ユズリハにはたくさんの花が咲いていたのに、実は少ないのですね。
寅太
2007年10月05日 08:45
いつもながらよくシベの状態まで観察されています。
黄色い女飯 (オミナエシ)、白い男飯(オトコエシ)を見ておられたようですが、私は庭の赤飯(アカマンマ:イヌタデ)の写真を撮っていました。
2007年10月05日 09:49
オトコエシすは離れた所から見ると地味な花ですが、アップで見ると可愛い花が沢山あって綺麗ですね。
2007年10月05日 16:11
オトコエシの花は初めてです。アップで花を見せていただきましたがが、真っ白い小さな花が綺麗ですね。白い花の中で、咲いた花から次々と成長して様々な花の様子がわかりました。花の様子もオミナエシと良く似ていますね。黄色い花を粟ご飯、白い花を白米のご飯に見立てた名前なのですね。
2007年10月05日 19:46
一花さん、今晩は。
今日もオトコエシの花を覗いてきましたが相変わらず元気に咲いていました。花期は長そうですね。オトコエシの匂いの件は気が付いていません。覗き込んだ時に匂いを感じていません。鈍感なのかな(笑)?香貫山のユズリハの実の付き方は良くありません。今年の気象条件がユズリハにとっては良くなかったのかも知れません。
2007年10月05日 20:01
寅太さん、今晩は。
オトコエシの花の様に小さい花のシベを見るのは裸眼では出来ません。デジカメで撮影してやっと分ります。
黄色い女飯や白い男飯も良いですが、赤飯も良いですね。今日はお赤飯でお祝いですか?
2007年10月05日 20:07
OSAMIさん、今晩は。
オトコエシの花序をマクロ画像で見ると、まさに光り輝く白米の様で綺麗ですし、美味しそうです。オトコエシは男飯(おとこめし)で白い米のご飯とは、良くぞ付けた名前だと感心しています。
2007年10月05日 20:16
杏さん、今晩は。
オトコエシは初めてでしたか。アップで花序を見ると綺麗ですね。色違いで似ている花を女郎花と男郎花と名付けた人は良く考えたものだ、と感心しています。

この記事へのトラックバック