香貫山の植物  タンキリマメ (番外編 イボタノキ)    

 香貫山の登山道脇の斜面から蔓が垂れ下がって黄色の小さな花を咲かせている。タンキリマメ(痰切豆)だ。
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                       (黄色の小花のタンキリマメ)

 タンキリマメは多年草のツル植物で茎は長く伸びて密に葉をつけて他の植物を覆う。
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                   (斜面から吊り下がったタンキリマメの蔓)                    
 葉は3小葉からなり、小葉はひし形に近い倒卵形で円頭。トキリマメと言う似た花も有り、こちらも同じ様に黄色い花を咲かせ、赤い袋の中に黒い豆を作ると言う。違いは葉の形で、葉の基部側が広いのがトキリマメ、葉の先側が広いのがタンキリマメだと、資料にある。上の画像を見ると葉の先端側が広いのでタンキリマメだ。
 この蔓には、花の他に蕾から実まで既に生っている。それらを成長順に以下に載せる。

<タンキリマメの花>
  花は7月から10月にかけて次々と咲き、葉腋から花茎を上方に伸ばして花序を形する。花はマメ科特有の可愛い花だ。
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                  (花は茎側から順次咲く、先端側はまだ蕾)

<タンキリマメの実>
 花序の先端側で花が咲いている時には茎側の方ではもう実が生っている。
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                        (花後すぐに実が出来る)

 実の長さ12~13mmで表面に短毛がある。
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                        (莢にはマメの膨らみが見える)

 そして莢は赤く色付く。
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                            (赤く色付いた莢)

 隣にある蔓は花も咲かせているが、鞘が弾けて光沢の有る黒い種子が見えている。
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                  (この蔓では既に黒い種子が見える)

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                      (黒光りしているタンキリマメの種子)
 小さなタンキリマメの実は、赤色の莢と黒い種子の対比でとても綺麗だし、可愛い。

<タンキリマメ(痰切豆)>
  マメ科、タンキリマメ属
  名前の由来:豆に薬効があり痰が切れるということで命名された

<特徴>
  多年草のツル植物
  7~10月咲
  花は7ミリ位の薄黄色の小花
  実は秋に赤く色づき、初冬に割れて黒い小さな実が出る
  冬枯れに赤と黒のコントラストが美しい
  茎はつる性で5Mくらい伸び、木の枝先を覆ってしまう
  葉は3枚
  
《番外編》 イボタノキの実
 昨日はネズミモチとトウネズミモチの実を載せた。今日は同じモクセイ科イボタノキ属のイボタノキの実を載せる。イボタノキに付いては今年の5月27日に綴った。(http://dekowalker.at.webry.info/200705/article_25.html
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                        (イボタノキの実)
 この実もネズミモチと良く似ている。熟すと黒くなると言う点も似ている。更に観察を続ける。

 今日のウォーキングは香貫山で歩数は6,820歩、今週の累計歩数は24,960歩/3日。

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この記事へのコメント

2007年10月03日 20:45
こんばんは。こんな鮮やかな黄色い花が咲いて実も赤く、結構派手な豆の綺麗な花ですね。花後の実もすぐ出来て、花と一緒に見られて良かったですね。
昔はこれで痰を除くために煎じて飲んでいたのですね。北海道を除いて草薮のあちこちに分布していたようで、花材にもなるような赤い実です。
本によると口臭除去としても薬効があり、「外郎豆(ういろうまめ)」と改名して江戸中期に売られたようです。
「イボタノキ」の花もすっかり忘れて、また前の記事の画像を確認しました~。花の割には実が少ない感じです。
昨日のエノキグサは庭で確認して、その後抜きました。もうひとつ庭に良く出ているのがアオミズ(イラクサ科)?みたいな感じで、あちこちから出ています。
2007年10月04日 08:12
タンキリマメは初めての珍しい植物です、黄色の花も可愛いですがやはり印象的なのは種子で、真っ赤な鞘が開いても直ぐに落ちないで真っ黒の種子が付いている処が、絵になりますし面白いですね。
寅太
2007年10月04日 13:03
タンキリマメは初めてのような。
黄色、白、緑、赤、最後は黒とカメレオンのように変わっていきますね。
痰が切れるところからタンキリマメも面白い。
2007年10月04日 14:58
タンキリマメは(実物はまだ見ていませんが)以前どなたかのブログで拝見しましたが、花は初めてです。マメ科の黄色い可愛い花で次々に花が咲いていくようですね。花後に、すぐマメが出来ていますが、驚いたのは同じ蔓で片方で花が咲いていて、もう片方では赤い鞘から黒いマメが見えていますね。貴重な画像を見せていただきました。
2007年10月04日 18:07
一花さん、今晩は。
黄色の花と赤い実が同時に付いていてなかなか可愛い蔓植物です。痰を切る効果は?とも資料に有りますが、色々の化学物質に犯された現代人と違って、昔の人には十分効いたのでは、と推測します。そうですね、イボタノキは花の割りに実が極端に少ないですね。香貫山のエノキグサの周りには色々の植物(雑草)が生えています。花が付いていないので調べるのを止めています。アオミズを資料で見たら、香貫山でも見た様な草ですね。
2007年10月04日 18:14
OSAMIさん、今晩は。
赤い莢と黒い種子の組合せは他にも有りますが、良く目立つ色の組合せです。今、香貫山ではゴンズイの赤い果実と黒い種子がアチコチで見られます。今日の様な青空をバックにして見るとなかなか綺麗です。
2007年10月04日 18:20
寅太さん、今晩は。
タンキリマメは蔓性で木の上に伸びていきますので、里なら手の入らない所や山の中でしか見られないかも知れません。花も実も小さいですが近づいて良く見るとなかなか綺麗です。名前は薬効を含めて覚え易いですね。
2007年10月04日 18:33
杏さん、今晩は。
後ろから3枚目の花と赤い実が生っている蔓を見た時はチョッと信じられませんでした。最初、赤い実を見た瞬間は昨年の蔓が残っていてそれに赤い実が残っているのかと思いました。しかしすぐ横に緑の葉や更に黄色い花まで見た時はビックリしました。花は花序に付いていますから、花序の中で一番最初に咲いた花と最後に咲く花では時間差があります。しかし、その時間差で実が赤く、しかも黒い種子まで出来るとは信じられないですね。他の蔓でも同じかどうか観察してみましょう。

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