香貫山の植物  イヌタデ (番外編 ヤブニッケイ)   

 イヌタデ(犬蓼)は香貫山のアチコチに生えているが、花が綺麗に開いているものが見つからず今まで取り上げていなかった。登山道脇から一段下がった草叢に大きな株が有ったので何気なく覗いてみると綺麗に花が開いていた。
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                  (パッチリと開いたイヌタデの花)

 株が大きいのでイヌタデでなくオオイヌタデだろうし、それで花が開いているのかと漠然と思っていた。
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                  (オオイヌタデと誤認識した株姿)

 暫くしてから資料でオオイヌタデを調べると花序を垂れるとある。上の画像を見ると垂れ下がっていない。更に、イヌタデは茎の節の部分の托葉鞘に長い縁毛があるがオオイヌタデには無いと資料に有る。早速確認する事とした。10日ほど経っていたので大分株が紅葉してきていた。
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                  (約10日後で紅葉し始めていた)

 節の部分の托葉鞘部を見ると長い毛が生えていた。オオイヌタデでなくイヌタデだった。
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                (節の部分の托葉鞘の毛が有るのでイヌタデだ)
 
 と言う事で、上に載せた全ての画像も、これからの画像も全てイヌタデの画像だった。 

<イヌタデの花>
 既に綴ったがオオイヌタデとは違ってイヌタデは穂が垂れない、と言うよりも垂れるほど長い花穂ではない。多数の小花を穂状につけ、小さな花を少しずつ順番に咲かせていく。花弁のように見えるものは、萼であり花弁はない。タデの仲間は花弁がなく、萼がその代わりとなっている。
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                   (イヌタデは5個の萼片が開く)

 萼が紅色の為、蕾の時も花が咲き終わった状態でも紅色に見える。が、詳細に見て表面に皺がないのが蕾であり、皺があるのが花後の実なのだ。
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       (皺の無いのが蕾、皺の有るのが花後の実  2回クリックで拡大出来ます)

 果実が稔るとほとんど茶色にならずに落下するが、次々と新しい花が形成されるので、花序の形そのものは保たれていると資料に有る。何時も赤く、変化が無い様に見えるのはこの為だったのだ。
 アカマンマと呼ぶ地方も多く、この花をむしりとって器に盛り、赤飯に見立ててままごとに使っていた。これが別名のアカマンマの由来だ。
 イヌタデの名前の由来は、食べられるヤナギタデ(ホンタデとも言う)に対し、これは役に立たない意味でイヌがついた。
 
<イヌタデ(犬蓼)>
  タデ科、タデ属
  別名:アカマンマ(赤まんま)

<特徴>
  1年草
  夏から秋にかけて咲く
  主に田や湿地に生える
  花を子供のままごと遊び(ご飯のかわり)に使う
  葉は秋に紅葉する
  草丈40センチまで

《番外編》 ヤブニッケイの実
 ヤブニッケイに付いては6月13日に綴った(http://dekowalker.at.webry.info/200706/article_13.html)。 ヤブニッケイは昨日綴ったクスノキと同じクスノキ科、クスノキ属で花や葉が良く似ていた。実も良く似ている。
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                 (ヤブニッケイの実)

 しかし、実の基部の杯状の花被筒はクスノキに比べて浅い。熟すと黒紫色になるのは同じ様だ。

 今日のウォーキングは香貫山で歩数は8,608歩、今週の累計歩数は35,630歩/4日。

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この記事へのコメント

信徳
2007年10月25日 20:28
花が開いたイヌタデは拡大して見ると桃の花のように綺麗ですね。アカマンマ、シロマンマ、昔を思い出しました。
2007年10月25日 22:06
今晩は お邪魔します
イヌタデは息の長い花ですね。此方でもまだ咲き続けています。
2007年10月26日 10:35
いま道端の小さな場所などでこのイヌタデが元気ですが、あまり花が咲いている処に出合わないのですけれど開花している花を拝見するとなかなか可愛いですね、本当のタデも見たいと思うのですがなかなか出合いません。
2007年10月26日 14:42
こんにちは。
イヌタデ、拡大してみるとピンクの花が可愛いですね。
一番上の画像の花は綺麗に開花していて花の色も桜の花のようですね。
なかなか花の咲いている時に見れないです。道端のイヌタデの花を見ていますが、綺麗に花が咲いてる時はあまり出会いません。
偶然に私のタデ科の花を載せましたが、開花した花を見つけると嬉しいですね。
寅太
2007年10月26日 16:37
拡大画像はとても綺麗です。
この画像だとほとんどサクラタデ同じように見えます。
イヌタデとオオイヌタデの違いも分かりにくいですね。
2007年10月26日 17:41
信徳さん、今晩は。
イヌタデもマクロ画像で見るとなかなか可愛い花です。開いた花は勿論綺麗ですが、皺のない蕾も綺麗で可愛いですね。皺のある方は若干、落ちますね。○○と同じかな?
2007年10月26日 17:46
chiharuさん、今晩は。
イヌタデの長生きの理由は、果実が稔るとほとんど茶色にならずに落下するが、次々と新しい花が形成されるのだと知りました。こんな仕組みは人間にも欲しいなと思いました。
2007年10月26日 17:51
OSAMIさん、今晩は。
本当にイヌタデは良く見かけますが、花が開いていません。小さいので解り難く見逃しているかも知れませんね。イヌが付かないホンタデは私も見た事が有りません。見ていても違いが解らず見逃しているかも知れませんが、今回差異を理解した積もりなので、見つけてみようと思います。
2007年10月26日 17:56
杏さん、今晩は。
今回、たまたま良く開いた花を付けたイヌタデを見つけたのでアップしました。杏さんの所も最近、タデ科の花を時々アップしていますね。私も今日、明日はタデ科を取り上げます。タデ科にも沢山の種類があってビックリしています。
2007年10月26日 18:01
寅太さん、今晩は。
マクロで撮るとイヌタデも綺麗に見えます。ピンク色が良いのでしょうね。確か、今年の夏に香貫山にもオオイヌタデが生えていたと思いますが草刈で消えてしまいました。今回、違いが解りましたので来年には間違いなく写真を撮ろうと思います。

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