香貫山の植物  ホトトギス (番外編 カマツカ)   

 香貫山登山道脇の日陰斜面にホトトギスが咲き始めた。斜面に沿って垂れ下がっている。
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                 (斜面に垂れ下がって咲いたホトトギス)

 ホトトギス属の植物は19種知られており、いずれも東アジアに生育しているという。そのなかでも日本には12種分布しており、さらにそのうちの10種が日本だけに生育する日本固有種だという。日本はホトトギスの中心地といえる、と資料にある。香貫山に自生しているのはその内のホトトギスだ。
 今月の初めに蕾を付けていたのを見つけて観察を継続していた。
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                  (葉腋に蕾が見える  10月6日)

 5日後に茎の先端部の蕾が白く色付いて来た。
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                  (蕾が白く色付いた  10月11日)

 更に、5日後に茎の最先端の蕾が開き始めた。
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                  (花が開き始めた   10月16日)

 翌日には先端から3段目までの花が開いていた。花は葉腋に1~3個付き、上向きに開く。
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                 (3段目までの花が開花  10月17日)

 花の横からと、上からのクローズアップを以下に載せる。
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                    (ホトトギスのクローズアップ)

        ---2008年10月10日のブログより転載開始---
《ホトトギス》
 このホトトギスは登山道脇から少し入り込んだ所にヒッソリと咲き始めていた。先端から2,3番目の所から咲き始めていた。
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                 (ホトトギス 2回クリックで拡大可)
        ---2008年10月10日のブログより転載終了---

 花被片は水平に開く。3枚の外花被片は内花被片に比べて幅が広い。花被片には紫色の斑紋が点在し、基部には黄斑がある。雌しべは中央にあり、柱頭は大きく3つに分かれ、その先端はさらに2つに分かれており、縁には透明な球状の突起がある。おしべは6本で、3本は3つに別れためしべの柱頭の下に、3本はその間にあって、先端は下向きに湾曲している。雌しべ、雄しべにも紫色の斑紋がある。
 
 9月に訪れた山で、これとは別のヤマジノホトトギスを見た。以下に載せるが花の形は同じだが斑紋の入り方がホトトギスと異なる。
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                       (ヤマジノホトトギス)

 相違点の詳細は、ヤマジノホトトギスの雌しべと雄しべの斑紋は3分割した柱頭以外には無く又、花被片の基部には黄斑も無い。

<ホトトギス(杜鵑)>
  ユリ科、ホトトギス属
  名前の由来:花びらの斑点模様が鳥のホトトギスのお腹の模様に似ている

<特徴>
  宿根草
  9~10月に咲く 
  山野の日陰に自生している
  茎を長く伸ばして枝が垂れる事が多い
  葉脇に1~3個の花をつけ、上向きに開く

《番外編》 カマツカの実
 カマツカに付いては4月27日に綴っている。(http://dekowalker.at.webry.info/200704/article_26.html)今回はその実に付いて綴る。

<カマツカの実>
 カマツカの実も熟すと赤くなるが、10月3日にカマツカの木を覗いた時はまだ実は緑色だった。頂部には萼片が残っている。
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                     (カマツカの実  10月3日)

 今日、改めて訪れたら赤色に熟していた。
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                     (カマツカの実  10月22日)

 赤く熟した実は食べられるが,あまり味がなく美味しくはない と資料に有る。そのままにしておいたが、果たして鳥が食べるだろうか? 

 今日のウォーキングは香貫山で歩数は8,605歩。

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この記事へのコメント

2007年10月22日 19:52
こんばんは。そちらの山では純日本産のホトトギスも咲いているのですね。ガーデニング用として出回っているのは台湾産で、うちも台湾産を植えてありますが、日本産をしっかりと見てみたいと思っていました。花の咲き方が台湾産は、茎の頂部で枝分かれして咲き、花つきが多いようです。葉にもこちらはまだ油点が残っていますね。花の斑模様もこちらは賑やかで紫のようです。ヤマジノホトトギスも居て賑わってますね。花びらが水平に平開して斑模様が少なく、基部の黄色い模様がないですね。ヤマホトトギスは花びらが下へ反転しますが、こちらには居なかったのですね。
カマツカは以前の記事では「(鎌柄)で材が弾力がありで折れにくいことから,鎌などの柄に用いられた。別名の「ウシコロシ」は枝が柔軟なので牛の鼻輪に用いられた。」でしたが、記憶がさっぱり~です。バラ科の実ですね。
2007年10月22日 21:06
こんばんは お邪魔します。
ホトトギスってこうしてみると素晴らしいです。庭に植えてあったら毎年楽しめると思います。この花は比較的標高の高いところで即のですね。見せて頂き有り難う御座います。
plysima
2007年10月22日 23:36
綺麗な花ですね。私がよく行く箱根湿生花園では、ヤマホトトギスがよく咲いているのですが、またちょっと違うんですよね。香貫山では本当にいろいろな花を楽しめますね。それと遅くなりましたが10/19の紅葉の写真があまりにも綺麗だったので、そちらにもコメントを入れさせていただきました♪
2007年10月22日 23:53
香貫山のホトトギス、見事な花を咲かせていますね。
淡い紫色の花はとても素敵で大好きな花です。花の数が多いようで重なって咲いていますね。9月にご覧になったヤマジノホトトギスは綺麗な花ですね。まだ出会っていませんが、来年こそは出会ってみたいです。高尾山にはヤマホトトギスが多いように思います。
信徳
2007年10月23日 06:45
七羽のホトトギスが枝にぶら下がって鳴いています。綺麗な色ですね。
寅太
2007年10月23日 14:18
ホトトギスが自生しているところは珍しいのではないでしょうか。
まだ見たことがありません。
たくさん枝別れする園芸種と違って、葉腋から規則正しく数個の花をつけています。
そして垂れ下がるところがまた良いですね。
2007年10月23日 18:00
一花さん、今晩は。
タイワンホトトギスは葉脇から沢山の花を付けて豪華に咲きますね。園芸用には適しています。それに比べるとホトトギスやヤマジノホトトギスは豪華さに欠けます。自然の中で咲くところが似合っているかも知れません。これ以外にヤマホトトギスが有る様ですが香貫山でもそれ以外でも私はまだ見ていません。カマツカは牛の鼻輪になったり、鎌の柄になったりで昔は忙しかった木です。今は私が赤い実を見て喜んでいるだけで暇そうでした(笑)。
2007年10月23日 18:05
chiharuさん、今晩は。
香貫山の標高は約190mで、このホトトギスは中腹に咲いていますので標高100mで、ほぼ平地と同じです。回りの環境条件が合えば平地でも育つと思います。
2007年10月23日 18:11
plysimaさん、今晩は。
ヤマホトトギスは、一花さんが指摘していますようにヤマジノホトトギスの花びらを下へ反転させたものですね。香貫山にはありませんので箱根湿生花園に行けば見られる訳ですね。紅葉へのコメントも有難う御座いました。
2007年10月23日 18:17
杏さん、今晩は。
香貫山にはホトトギスの一品種しかありません。高尾山にもヤマホトトギスが有りますか。plysimaさん情報では箱根にも有るそうなので、ヤマホトトギスを見るためには私は箱根の方が近くて良いですね。
2007年10月23日 18:23
信徳さん、今晩は。
数えていませんでしたが、数えたら間違いなく7匹でした。残念ながら声は聞こえなかったかな?日陰の藪に近いので、ブ~ンと薮蚊の音はしていましたが。
2007年10月23日 18:30
寅太さん、今晩は。
香貫山でも数ヶ所に生えています。しかし、登山道脇で目に付く所は、やはり盗掘に会っています。絶滅が心配です。どの株も、平らな所ではなく斜面に生えていますので、皆垂れ下がって咲いています。
2007年10月23日 19:22
ホトトキスが綺麗に咲いていますね、私も自然教育園のものを取り上げていますが、やはり都心部のスモッグなどの影響を受けている感じに見えますが、こちらはその辺の影響が無く綺麗で良いなと思います。
2007年10月24日 18:01
OSAMIさん、今晩は。
自然教育園のホトトギスは白花も有りましたね。画像の上からではスモッグなどの影響は感じませんでしたが、都心の中の公園ですから多少の影響は考えられるかも知れませんね。

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