香貫山の植物  ヌルデ

 初秋を向かえ、殆どの樹木では果実の成長も進んでそろそろ収穫の時期を迎えようとしているのに反して、今頃花を咲かせている樹木がある。ヌルデ(白膠木)だ。
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              (枝の先端に総状花序を付けるヌルデ)

<ヌルデの葉>
 ヌルデはウルシ科であるが、複葉の中軸に翼がついているのでウルシと容易に区別出来る。
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              (ヌルデの葉の中軸には翼がある)

 葉は秋早くから紅葉し大きくて美しいと資料にある。これから観察する事とする。

<ヌルデの花>
 ヌルデは雌雄異株だ。雄花の花弁はうら面に反り返り,雄しべは5本で花から高く突き出ている。
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                     (ヌルデの雄花花序)
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                      (ヌルデの雄花)

 雌花にも白い花びらが5枚つくが雄花とちがい,反り返らない。
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                (5枚の花びらは反り返らず開いている)

 雌花は受粉が進むと子房がふくらんでくる。
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                (子房は受粉後すぐに膨らみ始める)
 
<ヌルデの実>
 ヌルデの雌花序は花が終わるとすぐに赤くなる。子房がこんなに早く!と思うほど、早く膨らんでくる。やがて果実は直径3mmほどの扁平な球形となる。
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                 (赤く色付いたヌルデの若い実)

 秋になると果実の下から乳白色の物質が分泌され、頭の部分だけが顔を出した形になるが、その後乳白色の物質は目立たなくなって、果実は褐色に熟すと資料にある。この実の変化も観察を継続する事とする。

        ---2007年10月7日のブログより転載開始---
《番外編》 ヌルデの実
 ヌルデに付いては9月18日に綴った。その中でヌルデの実は「秋になると果実の下から乳白色の物質が分泌され、頭の部分だけが顔を出した形になる」と綴った。最近のヌルデの実の画像を以下に載せる。
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                 (乳白色の物質で覆われたヌルデの実)

 熟した果実(かじつ)が分泌する乳白色の物質は,リンゴ酸カルシウムの結晶である。味は塩辛いような酸っぱいような味。人間が舐めてもとくに害はないが,時にかぶれる人もあるので注意が必要。小鳥は好んでこれを食べるらしいと資料に有る。舐めてみなかったが触った指がヌルヌルして少し冷たく感じた。
        ---2007年10月7日のブログより転載終了---

<ヌルデ(白膠木)>
  ウルシ科、ウルシ属
  名前の由来:傷つけたときに出る白い汁を塗り物に使用することから

<特徴>
  高さ10メートルまでの落葉中木 
  8~9月頃開花
  葉は秋早くから紅葉し大きくて美しい
  葉ははぜ、うるしに似ているが比較して、ぬるでの方が大きい
  実につく白い粉は酸味と塩味がする

 今日のウォーキングは香貫山で歩数は8,986歩、今週の累計歩数は16,674歩/2日。   

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この記事へのコメント

信徳
2007年09月18日 20:04
ウルシ科の木はどれをとっても紅葉が綺麗ですね。このヌルデも香貫山の先陣を切って紅葉するのでしょうか?秋も楽しみですね。
2007年09月18日 21:03
この木は都市部の公園では出会うことのあまり無い木だと思いますが翼はニシキギにも似ていますね、花も可愛いし特に実がほんのりとしたビンク色が良いですね。
2007年09月18日 21:52
こんばんは。普通春に花が咲き秋に実が出来る樹木が多いですが、今の時期に咲くのですね。晩生タイプで、慌てて花後すぐ実が出来る仕組みなのでしょうか?
ヌルデの名前は去年聞いたようですが、実物を見ないのですっかり忘れているようです。ウルシ科で果皮から蝋が採れるのですね。葉にヌルデノフシムシが寄生して出来た虫えいは五倍子と呼ばれて染料にも使われるようですね。傷つけたときに出る白い汁を塗り物に使用することからヌルデなんですね
寅太
2007年09月19日 10:29
白膠木の書いてヌルデですか。
ウルシを見たらヌルデかも知れないので、翼を注意して見ます。
家の近くのナナカマドもかなり色付いてきました。
2007年09月19日 14:07
こんにちは。
お久しぶりです。ヌルデ、ウルシ、良く似ていますが、ヌルデの葉の中軸には翼があるのですね。子供の頃は裏山に行ってもヌルデ、ウルシには近ずかないように言われていましたが、区別がつかなかったです。秋になると綺麗に紅葉したのを覚えています。
2007年09月19日 17:48
信徳さん、今晩は。
そろそろ紅葉の季節を迎えますね。一番早く紅葉するのはハゼノキかなと思います。ヌルデの葉は先日の台風9号でかなりの葉が落ちてしまったり、茶色に変色してしまって紅葉を見れないかなと、心配しています。
2007年09月19日 17:54
OSAMIさん、今晩は。
ウルシ科の樹木はあまり都市部の公園等には無いと思います。ヌルデの若い実はピンク色で可愛いですよ。
2007年09月19日 18:01
一花さん、今晩は。
ヌルデは晩生タイプで、花は遅いが実は早く出来る様です。葉にヌルデノフシムシが寄生して出来た虫えいがあると、資料でみたので探したのですが見つかりませんでした。もっとも木が谷の斜面に生えているので木の全部を見れませんでしたが・・・。
2007年09月19日 18:07
寅太さん、今晩は。
普通では、白膠木をヌルデとは読めないですよね。ヌルデは葉の中軸に翼が付いているので解り易いですね。ナナカマドは秋には、実も葉も赤く綺麗になりますね。そろそろ色々の実や葉が色付き始めていますね。
2007年09月19日 18:15
杏さん、今晩は。
ヌルデは葉の中軸に翼があるので解り易いと思います。写真を撮る時にヌルデの葉をつかんだりしていますが、かぶれません。しかし、君子危うきに近づかずですね。

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