香貫山の植物  タカトウダイ      

 香貫山の登山道脇のススキの中に、花とは思えない形の花を咲かせている草が有る。2枚の葉の真中に黄色の花と緑色の玉が鎮座している。タカトウダイ (高灯台)の花だ。
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       (タカトウダイの花は昔のローソクを用いた照明の燈台に似ている)

 タカトウダイはトウダイグサの仲間でも背が高いので高の名前が付いた。回りのススキに負けないように茎が伸びている。

<タカトウダイの花序>
 長楕円状披針形の葉は互生する。茎の先に5枚の葉を輪生し、中心から数個の柄を出し、小さな杯状花序をつける。
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          (5枚の輪生葉から5本の花柄を出して杯状花序を付けている)

 一つの花の横から更に花柄を伸ばして花を付ける。
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              (花の横から新しい花茎を伸ばして次の花を咲かせる)

<タカトウダイの花>
 雄花の花弁に見えるものは腺体であり、4つの雄花が集まっているので花弁の形に見えている。この4つの雄花の間から雌花が出てくるが、子房の表面は鈍頭の突起により覆われている。
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                 (タカトウダイの子房には突起がある)

 トウダイグサの子房には突起が無く平滑である点がタカトウダイと異なると資料にある。
 所で、上の画像で子房と腺体の横に折り畳まれた様な葉が見えるが、これが成長すると次の段の葉と花になる。
 又、タカトウダイは茎や葉を折ると白い乳液が出て被れることもあり有毒だとあるので要注意。

<タカトウダイ (高灯台)>
  トウダイグサ科、トウダイグサ属
  名前の由来:背丈の高いトウダイグサ

<特徴>
  多年生
  時折刈り取られる草原や山道の側などに生育
  茎は立ち上がって高さ70cmほどになる
  茎の上部で枝分かれし、初夏に花序を形成する
  枝先の花は1つの花のように見えるが、1つの雌花といくつかの雄花からなっている
  茎頂には3~7枚の葉が輪生するが、変異が多い
  有毒植物である

 今日のウォーキングは香貫山で歩数は9、281歩。

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この記事へのコメント

信徳
2007年08月13日 20:36
灯台草は路傍で見かけますが、高灯台草は始めてみました。同じように有毒なんですね。
2007年08月14日 06:08
タカトウダイクサははじめてです、とても面白い構造をしていますし、これでもう少し色があると人気の花になりそうですね。
寅太
2007年08月14日 10:42
タカトウダイの花をじっくり見させていただきました。
葉が5枚輪生しているところからは5本の茎が、3枚のところからは3本の茎が出ていますが、なぜか2枚のところは1本なのが不思議です。
さっそく9千歩超のウォーキングはさすがです。
2007年08月14日 19:31
信徳さん、今晩は。
私は未だ、トウダイグサを見ていませんが資料によると似ている様ですね。今年の3月4日に同じ科、属のナツトウダイ(http://dekowalker.at.webry.info/200703/article_4.html)を綴りましたが花の構造は良く似ています。それにしてもトウダイグサの仲間は面白い花ですね。
2007年08月14日 19:34
OSAMIさん、今晩は。
信徳さんへのコメントにも書きましたがトウダイグサ科の植物は面白い花の構造をしています。仰る通り、もう少しカラフルならば人気が出るかも知れませんね。
2007年08月14日 19:45
寅太さん、今晩は。
タカトウダイの花の構造を良く観察されましたね。本当に面白い花です。株によっても変異がある様で分り難い花の様です。生物学を専攻している学生さんにとっては面白い研究テーマになるのでは?と勝手に思っていますが・・・。

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